アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

月曜日から2日半の研修日程(2社)を茨城県でこなし、先ほど家に帰ってきました。

1社目は、18日(月)午後だけ行った、中堅スーパーの幹部研修のことです。

今まで継続課題になっていたアクション・プランの進行状況が思わしくないだけでなく、発表者、参加者の態度があまりにも「基本」から外れていたため、私としては珍しく社長・役員以下22名の幹部に対してこんなことを所見で言いました。

「今までの2時間をテレビモニターでお客様代表数人が観ていたとしましょう。お客様は、間違いなく離れていくでしょう。食品の鮮度の前に幹部としての人間の鮮度が低いからです。異論があるなら誰か言ってください」

沈黙が流れました。
私としては、誰かが「その言い方はないでしょう」と抗議して来ることを狙っていました。

しかし、誰も反対意見はありませんでした。
むしろ「岩井先生のおっしゃるとおりです」という発言が出て、かえってガッカリしました。

私は「勇気づけ」をモットーとする講師です。しかし、この時だけは、思い切って言うことにしました。

社長・常務からは、感謝されました。

社長は、「自分がこういう風土を作ってしまったようで、反省させられました」と、発言していました。

たまにはこういうことを言うのも、講師としての(この会社にとってはコンサルタントの)仕事でしょうね。


<お目休めコーナー> 上野駅で



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