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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

体の冷えは治まりつつありますが、まだ咳が出ます。
昨日も会社を早退して、家で臥せって、眠ったりテレビを観たりしていました。

テレビでのビッグ・ニュースは、小沢一郎民主党幹事長の公設・私設秘書の逮捕です。
1人は、現職の衆議院議員です。

囲碁や懇親会を行うゆとりがありながら「多忙」を理由に検察の事情聴取に応じない小沢幹事長は、豪腕ならぬ意外に臆病で、18日から開催される国会開催中には議員が逮捕されない「不逮捕特権」を狙っているのではないかと、ふと思ってしまいます。

自民党幹事長時代から彼が抜群の「ポリティシャン(政治屋)」の資質を持つ人として関心を抱いていた私は、昨年8月12日のブログ「『文藝春秋』で『終の住処(ついのすみか)』を読む」で次のように書いたことがあります。

私は、この特集(注:『文藝春秋』9月特別号)「誰も知らない民主党研究」特集)を読んで、今度の衆議院議員選挙で、ステーツマンでなくポリティシャン、政策よりも政局のセンスに富んだ小沢一郎副代表に実質的に率いられている民主党が「小泉チルドレン」ならぬ「小沢チルドレン」を生み出してしまうことをはなはだ危険だと感じました。


ここでふと、彼が自民党の幹事長時代に東京都知事選で敗北した責任をとって辞任したときに、小沢氏の長い間の援軍だった作家の故・江藤淳氏が「産経新聞」の1面に投稿した記事を思い出します。

確か「中央での政治家をやめて、故郷の岩手県に帰って、地道な活動をしなさい」という論調で、.「帰りなんいざ・・・・」の「陶淵明の帰去来の辞」を引用していたのは鮮明に記憶しています。

「帰去来の辞」を、小沢氏は、その時どう受け止めていたのでしょうか? それとも今こそ必要なのでしょうか?



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