おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
久しぶりの本の紹介です。
『一流の人は空気を読まない』(角川oneテーマ21)
著者は、ボストンコンサルティンググループの社長を務め、2000年にベンチャー起業、ドリームインキュベーターを立ち上げ、今はそこの会長である堀紘一氏。
みんな同じでありたいピア・プレッシャー(同調圧力)の強い日本人には、これからの時代を生き抜くのに大事な示唆を与えてくれる本です。
著者がもっとも言いたいことは、次のとおりです。
人と同じであるのを良しとする発想をやめること、そして、失敗を恐れず決断することの大切さである。
目の前の空気を読もうとしているだけでは、その時代から次の時代へ突き抜けていくようなものは生み出せない。時代や地域を超えて通用するものを創っていくことが一流の証明になるのだから、空気を読むことにこだわっている限りはいつまでも二流、三流の域を抜け出せないのは当然である。
「一流を目指すのならば、空気を読むな!」の項では、次のように表現を換えて説いています。
空気を読んで、周りに合わせているだけでは一流になれない。それでなれるのは“一流の空気読み”すなわち“迎合のスペシャリスト”でしかないのである。
人生で「5回の大勝負」をしてきた人だけに説得力がありました。
かなり強いお勧めです。
<お目休めコーナー> 勾当台公園(仙台)で