オバマ大統領はFRB後任議長に「失業率改善に力を注ぐ人物」を指名、悪名高きサマーズ元財務長官は失格か

2013年08月11日 03時26分11秒 | 政治
◆米国FRB(連邦準備制度理事会)のバーナンキ議長が2014年1月に任期切れとなるのを控えて、オバマ大統領が、後任議長にだれを指名するかをめぐって、複数の名前が下馬評に上っている。オバマ大統領は、「我々の課題はインフレではない。あまり多くの人々が職を持てず、長く失業している」と語っており、「失業率改善に力を注ぐ人物が議長に望ましい」という意向を示していることからすれば、バーナンキ議長の下で「金融緩和政策」を進めてきたジャネット・イエレン副議長は、外れる可能性が大である。
◆現在、マスメディアの間で最有力視されているローレンス・サマーズ元財務長官(クリントン政権1期目ルービン財務長官の下で財務副長官、2期目に財務長官、元ハーバード大学総長)は、どうか?
2人のノーベル経済学賞受賞者(経済学の古典「ECONOMICS」で有名なサミュエルソン教授、数理経済学のケネス・アロー教授)を叔父に持ち、自らも史上最年少の28歳でハーバード大学教授に就任した秀才だ。世界銀行のエコノミストを経て、クリントン政権の財務副長官に大抜擢された。
クリントン政権は、「悪魔大王」と言われた米最大財閥ディビッド・ロックフェラーが支配していた「政治権力+ウォール街+ヘッジファンド」というまさに「ウォール街コンプレックス(複合体)」とも言える権力構造の下で、ルービン財務長官、サマーズ財務副長官、やはりユダヤ人である経営コンサルタント出身のグリーン・スパン米連邦準備制度理事会議長の3人は、世界のマネーを支配する「マネー教」のさながら「司祭」とも言える権力を握り、辣腕を振るって行使した。はっきり言えば、ディビッド・ロックフェラーの手下であった。クリントン大統領が、ディビッド・ロックフェラー(5男)の兄・ウインスロップ・ロックフェラー(4男)の隠し子で、一族であるから当然でもあった。とくに、対日金融政策に腕を振るい、日本版「金融のビッグバン」に踏み切らせた。
 しかし、悪名高き「世界的博徒」ジョージ・ソロス(ヘッジファンド「クウォンタム」総帥)が仕掛けたアジア通貨危機により、ASEAN諸国が「金融破綻」した際、松永光蔵相の下で榊原英資財務官が「アジア通貨基金(AMF)構想」(基金総額1000億ドル=12兆円の半分を日本が負担)を発案、内定していたのに対して、ルービン財務長官とサマーズ財務副長官が露骨に反対し、榊原英資財務官をワシントンに呼びつけて、この構想を潰した経緯がある。サマーズ財務副長官は、財務長官に昇格し、退任後、ハーバード大学総長に就任したが、「女性差別発言」をして、失脚していた。こうした意味で、日本にとっては、決して「好ましい人物」ではない。
 サマーズ元財務長官がFRB議長に就任した場合、日銀の黒田東彦総裁が進めている「異次元の大胆な金融緩和政策」と平仄を合わせることができるか否かが問題となる。どちらも、「マネタリアン」なので、相性はいいかもしれないが、サマーズ元財務長官の「剛腕さ」に黒田東彦総裁が振り回される危険がある。
◆オバマ大統領は、決して「マネーゲーム」を望んではいない。それよりも健全な経済成長と雇用拡大を図ろうとしている。具体的に言えば、いまは衰えている「モノづくり」の復活、知的財産の拡大、活用などによる「産業競争力の強化」を基礎とした雇用の創造と拡大である。このため、クリーン・エネルギーやシェールガスの開発などにも力を入れてきた。「ips細胞」の実用化にも熱心に取り組んでいる。
 また、オバマ大統領は、ディビッド・ロックフェラー失脚後、ライバルだった欧州最大財閥ロスチャイルド総帥ジェイコブ・ロスチャイルドに乗り換えて、その指示に従っている。こうした点から見ると、オバマ大統領が「同じように資格のある候補者が別に2人いる」と述べているのは、実に意味深である。どうも腹案がありそうである。
【参考引用】朝日新聞が8月10日付け夕刊「2面」で「次期FRB議長 今秋に指名方針 オバマ氏、失業率改善を重視」という見出しをつけて、以下のように報じた。
 「オバマ大統領は9日のホワイトハウスでの記者会見で、米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任について、今秋に指名する考えを示した。さらにオバマ氏は有力候補とみられているジャネット・イエレン副議長(66)とローレンス・サマーズ元財務長官(58)について「大いに資格のある候補者だ」と述べた。現職のバーナンキ議長の任期は来年1月に切れる。重任も可能だが、オバマ氏は交代させる意向を表明したことになる。オバマ氏は『同じように資格のある候補者が別に2人いる』とも述べた。また、『我々の課題はインフレではない。あまり多くの人々が職を持てず、長く失業している』と語り、失業率改善に力を注ぐ人物が議長に望ましいとの考えを示した。(ワシントン=山川一基)」

※Yahoo!ニュース個人


※blogos


にほんブログ村 政治ブログへ

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
世界支配層が創価学会・公明党と縁を切り、「悪魔大王」ディビッド・ロックフェラーの時代は終わった

◆〔特別情報①〕
 世界支配層(主要ファミリー)が、創価学会・公明党との縁を切ったという。この結果、2011年秋に失脚していた「悪魔大王」米国最大財閥ディビッド・ロックフェラーによる世界支配の時代は、完全に終わりを告げたという。具体的に何が、「縁切り」の決め手になったのか?

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

※Yahoo!ニュース個人でも「情報局」有料記事の配信をしております。
YahooIDをお持ちの方は簡単に登録できます。ぜひご利用下さい。
お申し込みはこちらから↓


「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


blogosでも配信しております。お申し込みはこちら↓



第20回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成25年9月8日(日)
消費税増税は、日本の経済の成長にどう影響するか?

~成長に影響なしか、足を引っ張るか?


**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
7月開催の勉強会がDVDになりました。
 参議院議員選挙と今後の政局~TPP参加で日本はどう変わるか?

その他過去の勉強会9種類(各定価3000円)をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会

【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】




『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)

目次
 
◆作家の死

まりちゃん、手を離すなよ


 吉行淳之介さん・七〇歳
 ――肝臓ガンで死亡

 作家の吉行淳之介さんは、平成六年七月二五日午後、入院先である東京の聖路加病院で亡くなった。七〇歳だった。吉行さんは、中年男性と少女との交渉を描いた作品『夕暮まで』(昭和五三年刊、野間文学賞)などで話題を呼んだ。

つづきはこちら→→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。

『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊
『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊


板垣英憲マスコミ事務所


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安倍晋三首相は、「3年以内... | トップ | 安倍晋三首相は習近平国家主... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治」カテゴリの最新記事