朝日新聞・若宮啓文主筆の文章から米国の「菅首相自滅、民主党没落、自民党政権奪還」戦略が読める

2011年05月01日 18時26分36秒 | 政治
◆朝日新聞の若宮啓文主筆(一般記事と社説など論説の双方を統括する職)が5月1日付け紙面「1面」左肩に「復興へ政治の力結集を」と題して、意味不明の文章を掲載している。「8面」では、「力ある訴え届けたい リスク覚悟し、冷静に」という見出しをつけて、「主筆就任にあたって」の挨拶文を載せている。
 「1面」の「復興へ政治の力結集を」という文章の最後に「復興へ国民の力を集めようとというとき、いかに政治の力結集させるかが後世に問われている」と締めているところが、意味不明なのである。それは、いまやだれの目から見ても「指導力不足」が明らかな菅直人首相の下に、与野党の政治家を無理矢理結集させて、「大政翼賛会」のような政治の実現を待望する論陣を張っていることだ。
 共同通信社が4月29、30日両日に実施した全国電話世論調査によると「首相指導力不満76%」-「震災対応、評価下げる」という結果が出ている。
 現実の日本政治が、菅直人首相の下に結集しないのは、菅直人首相が挙党一致態勢を組まず、小沢一郎元代表を「脱小沢」と称して排除し続け、仙谷由人官房副長官に権限を与えず、弟子である枝野幸男官房長官の風下に立たせ、さらには、政治主導名目で事務方の官房副長官を退け、かつ、各府省の官僚を信用せず、遠ざけているからである。野党に対しては、「オレは総理大臣だぞ」と言わんばかりに、失礼非礼の限りを尽くしている。
 国難と言ってよい事態に直面して、与野党ともに菅直人政権に協力する姿勢でいるにもかかわらず、それを阻んでいるのが、菅直人首相自身であることを、なぜか、若宮啓文主筆は、問題にしていない。
 そもそも、強力な指導力を発揮できないトップリーダーの下に駆けつけた場合、そのトップリーダーの命令に従うことができるだろうか。従う方が、抜群の力量を持っているとしたら、バカなトップリーダーの言うがままに動くとは思えないのである。それは、朝日新聞という大新聞でも同じことだろう。これが、組織原理というものである。若宮啓文主筆が、知らないはずはない。
 ここで、1つの憶測、邪推が浮かび上がってくる。それは、米国の方から伝わってきている情報が基になっている。
 「オバマ政権は、自民党の政権奪還を望んでいる。指導力なき菅直人首相の支持率が下落に歯止めかからず、次期総選挙では必ず民主党が大敗するのは目見えているから、自滅するのを待とうという戦略を立てている。それまでの間、米国の言うことは何でも聞く菅直人首相から取れるものは、できるだけ多く取ろうと考えている」
 若宮啓文主筆は1948年1月、東京生まれ。父は、朝日新聞政治部記者から鳩山一郎首相秘書官に転じた若宮小太郎。1970年4月、朝日新聞の記者となり横浜支局、長野支局、1975年5月に本社政治部へ移り、2001年5月に米国ワシントンのブルッキングス研究所(共和党系シンクタンク)で客員研究員となり、滞在中にアメリカ同時多発テロ事件が勃発。2002年9月に論説主幹となり、5年7ヶ月にわたって朝日新聞の社説、論調を主導する。かつて「反対」していたPKO[国連平和維持活動)への自衛隊参加について積極論へ転換したほか、「有事法制」にも賛成へと大きくカジを切るなど、伝統的な朝日の反戦イメージを修正する現実路線に踏み出し批判を招いた。
 日本のマスメディアの記者は、ワシントン特派員、あるいは有名シンクタンクの研究員として米国に滞在しているうちに、大抵は、米国寄りに改造されたり、米国CIAの要員にされたりした帰国してくる。2007年6月26日から2010年12月15日まで、朝日新聞社主筆を務めた船橋洋一記者(1944年12月15日~ )も、その典型的な親米保守派の経済記者である。
 従って、米国の対日戦略や対日ミッションを知ろうとするならば、朝日新聞の社説や記事を読むのが近道である。若宮啓文主筆の文章の行間を深読みしていけば、オバマ政権やこれを支えている米国最大財閥デイビッド・ロックフェラーの意向が透けてみえてくる。ということは、若宮啓文主筆は「菅直人首相の自滅、民主党政権の没落、自民党の政権奪還」というオバマ政権の菅直人政権に対する戦略実現に向けた論陣を張っているとも読める。
◆おそらく、オバマ政権の菅直人政権に対する戦略は、民主党にも直ぐに伝わってきたのであろう。小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相が、敏感に反応し、警戒態勢に入った。朝日新聞asahi.comが5月1日午前3時、「鳩山前首相、菅降ろし自粛要請 小沢氏『連休中に熟慮』」という見出しをつけて、次のように配信している。
. 「鳩山由紀夫前首相は29日夜、民主党の小沢一郎元代表と東京都内のホテルで会食し、『党が分裂するようなことについては冷静に考えてほしい』と要請した。小沢氏は『連休中に熟慮してみる』と応じたという。小沢氏は内閣不信任案への賛成を視野に倒閣への動きを強めてきたが、輿石東参院議員会長に続いて鳩山氏がブレーキをかけたことで、不信任案可決の見通しは一層立たなくなった。早期の倒閣を目指してきた小沢氏は苦しくなった。鳩山氏は首相の原発事故への対応について『こういう状況を続けることは国民に申しわけない。国民は菅さんじゃダメだという思いで一致している」と批判する一方で、倒閣に向けた動きについては『民主党は何をやってるんだ、という声も大きい。冷静に考えるべきだ』と小沢氏に慎重な対応を求めたという。鳩山氏は26日、山岡賢次副代表らとともに首相を批判する勉強会に参加したが、党分裂に発展することを懸念し、沈静化に動いたとみられる」
 米国が民主党政権潰し、自民党の政権奪還を図ろうとする戦略がはっきり分かってきた以上、「菅降ろし」により、国民の民主党離れを加速させるようなできない。小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相は、菅直人首相の政権延命阻止よりも、民主党の組織防衛に懸命にならざるを得なくなったのである。


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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米連邦政府の財政がピンチに陥り、デフォルト(債務不履行)が2012年に早まる危険が高まっており、助けられるのは、「金塊の鍵」を知る小沢一郎元代表だけだという

◆〔特別情報①〕
 フリーメーソン・イルミナティ情報(ニューヨーク発)によると、「米連邦政府の財政がピンチに陥っており、デフォルト(債務不履行)が2012年に早まる危険が高まっている」と言う。米国連邦政府は、巨額の財政累積赤字を抱えて四苦八苦している。そのうえ、毎年累積赤字が増えている。それがついに、破綻する寸前に陥っているというのだ。

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『平成動乱 小沢一郎の野望』1993年9月25日刊



終章 新聞・テレビ報道を裏読みする12のポイント

 ポイント12 野次馬・観客席

 日本人は、お祭りや事件・事故、火事場さわぎが三度の飯よりも大好きだ。連合政権VS自民の「権力闘争」をおもしろがって見ている。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.107

第七章 シオン長老會議

前回からの続き

 ユダヤ側の論に対する批判は暫く措き、議定書が地獄対話を大分多く使つた事は唯一の真実として認めなければならぬ。(それは無理が無いかも知れぬ。

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5 コメント

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re:超・ねじれ思考  児童の被ばくは多い方が良い?? (愛信)
2011-05-02 00:48:22

子供をできるだけ多く被爆させたいという異常な心理で、子供を
被爆させるな!
【関連情報】
2011年5月1日 予算委員会 森ゆうこ(民主党・新緑風会)質疑内容
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4652&mode=LIBRARY&pars=0.0010632021605577746
20分頃から重要証言、放射線作業従事者の白血病労災認定さ
れた被爆量は5.2ミリ・シーベルト

返信する
福島原発「ベント」周知せず着手 (愛信)
2011-05-02 11:20:20
福島原発「ベント」周知せず着手
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJP2011050101000621

刻々と進行する原発爆破劇で作業員の避難指示も出せないほど
に緊迫していたのか、それとも事故の重大さを強調する為の演出
なのか。 原発1号炉の水蒸気爆発に纏わる疑惑が余りにも多す
ぎる。
詳細は
【東日本関東大震災の真相は!の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi

ps:
今回の地震では建物は倒れなかった。

屈強な送電線鉄塔が倒壊する訳がないのに、鉄塔が倒壊して外部電源が断たれた。
これが原発1号炉爆発の要因になっている。
むしろこれさえ有れば1号炉の爆発が回避できた。

返信する
第1次補正予算、全会一致で可決・成立 (愛信)
2011-05-02 17:21:33
第1次補正予算、全会一致で可決・成立
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110502-OYT1T00785.htm

各党の討論内容:
礒崎陽輔(自由民主党)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4680&mode=LIBRARY&pars=0.8233336298445755
石川博崇(公明党)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4681&mode=LIBRARY&pars=0.9361875273007864
小野次郎(みんなの党)
ttp://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4682&mode=LIBRARY&pars=0.9628709446276946
大門実紀史(日本共産党)
ttp://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4683&mode=LIBRARY&pars=0.7822260905313809
中山恭子(たちあがれ日本・新党改革)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4684&mode=LIBRARY&pars=0.5874711966631327
福島みずほ(社会民主党・護憲連合)
ttp://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?ssp=4685&mode=LIBRARY&pars=0.13537800233536218
被災者救援のために世界の皆から送金された義捐金は政府が止
めているので被災者に渡っていない、この補正予算は主に年金資
金を流用したもの。 
こんな信用出来ない民主党へ自民党もたじたじの公明党の討論は
売国法案【朝鮮儀軌引き渡し協定国会承認】
http://www.aixin.sakura.ne.jp/axbbs/kzsj/cscsgk.cgi
に賛成した政党による日本国民有権者向けの騙しの演説か、激しく
攻撃する何れの党も自民党と「たちあがれ日本」以外は売国法案に
すぐに賛成するので反日売国テレビ局・マスコミと同じなので騙され
ないように十分に注意しましょう。

【被災者応援情報の掲示板】最新版
http://www.aixin.sakura.ne.jp/axths/jht/jht1.cgi
返信する
巨悪のからくり。 (建設産業を知る一徹老人)
2011-05-12 11:03:49
(その1)
「菅降ろし政局」の主役として、報道機関にそぞろ登場し、小沢さんの政治家としての力量を云々している。「水谷献金」は、これからも小沢さんの再登場を拒んでいる。

この公判の検察側の主尋問は、検察が申請する証人や事件本人に対する法廷での尋問であり、反対尋問は、陸山会側の証人や事件本人に対する尋問である。いうまでもなくこれらは、裁判の勝敗を決する重要な活動であり裁判の「山場」解釈として、筆者は報道を眺めている。
 検察側の主尋問は、国策捜査により、虚構により作り上げた、いわば麻生太郎らの「芸術作品」である。法廷で決められた時間内に、これまで把握した事件の全体像、裁判での要件事実、提出した書証との関連、予想される反対尋問に対する対策などのすべてを盛り込み、裁判官への印象操作、相手方へのプレッシャーまで考え、検察側の言葉で、リアルに、かつメリハリをつけて証言して見せるのである。そして法廷では、裁判官の様子もうかがいながら、書記官が調書を取りやすいように、ゆっくりと、時に冷淡に時にアクセントをつけながら質問していく。

(その2) これに対して反対尋問は、初めての対戦相手との「囲碁の対戦」のようなものである。どんな戦法でくるのか、事前にはわからない。検察側が平然とウソをつくのか、弱気なのか、誘導や挑発には乗ってくるか。どんなタイプの証人かを想定しながら、手持ちの材料や現在の形勢、責め方の順序など、あらゆる角度から尋問事項を考え丁々発止を繰り返すのである。 当日は、お互いの主尋問を聞きながら、証人のタイプや弱点をいち早く把握し、反対尋問の作戦を選択し決定する。この模様、テレビドラマの法廷シーンと、ほぼ同じと解釈している。「落とし穴」を作っておき、誘導しながらその穴に追い込んだり、後で効いてくるボデーブローを、最初にさらりと打っておいたりもする。こうした、駆け引きにより、出てきた矛盾や弱点は徹底的に突いてみせたり、あるいは都合のわるいことは深追いはせず、場合によってはサッと引く。 主尋問も反対尋問も、チャンスは1回限り、一発勝負であり、これが裁判官の心証に影響を与え判決に至るのである。そもそも、この裁判、政治資金規正法の期ずれ事件で、金銭のやり取りの有無は問われないと、検察のルール違反を多くの識者が指摘している。しかし、こうした法廷証言は、検察審査会で強制起訴された小沢さんの公判にも微妙な影響を与えていることから、小沢待望論者の筆者等は悔しい思いをする。
(その3)  ましてや、前前回公判で水谷建設前社長は、ダム建設工事受注の見返りに衆院議員、石川知裕被告(37)と大久保元秘書に「5千万円ずつを手渡した」と証言に対して石川議員と大久保元秘書は一貫して決全的に受領を否認しているのである。今回の公判、石川議員が自身のブログ悔しい思いで反論しているが、今回も多くの報道機関が検察側主尋問のみの内容のみ報道しており、何か作為的である。この報道において読売新聞011年5月10日(火)14時11分配信では紙包み「受注の謝金かと」(川村元社長と同席の山本潤会社社長証言)の見出付で報道しているのである。この報道に前後する多くの報道機関や赤旗は、5000万提供の場まで、まことしやかに報道しているのであるが、然し、注目して起きたいのは、翌朝読売新聞2011年5月11日(水)9時56分配信 では「検事のヒントで記憶よみがえる」…陸山会事件と、若干トーンダウンしているのである。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から同会側への5000万円の裏金提供について証言した土木会社「日本発破技研」(大阪市)の山本潤社長(56)が弁護側や裁判官の質問に対し、「検事からヒントをもらって記憶がよみがえった」などと述べた。と若干の含みを持たせた報道となっている。
その4)しかし、起訴事由にない水谷建設元社長や山本潤(重機土木の下請け会社)の社長の証言とは何だろうか。その謎解きについて少し述べて見る。
1:川村尚は2003年11月に社長に就任し、2009年11月再任2010年11月解任と報道にある。
その間に、あれだけのスキャンダルを抱えながら、業界3社、山崎、丸磯、水谷がNO3であったが、昨年度においては、売り上げNO1の地位を築いている。不思議なことだ。当時、木村元社長40代、同族会社にあって財布を切り回せるわけがない。また、建設業界でもどのような人物か分からない、陰の人物がもっぱらの評価。
事件の主役は水谷功会長の悪行の1例であるが、水谷元会長は日起建設株を約35%保有する筆頭株主で、同社会長を務めていたこともあった。同社は昨年12月、独立行政法人「雇用・能力開発機構」から助成金約1億5000万円を詐取したとして、特捜部の捜索を受けたが結局不起訴。
水谷建設社長宅など捜索 日起の助成金不正受給で20055月水谷元会長は日起建設の役員だった03年2月、独立行政法人「雇用・能力開発機構」(本部・横浜市)に虚偽の職業訓練の実施計画を提出し、同機構から約1億5000万円の助成金をだまし取った疑いが持たれていた。同地検は、処分の理由について「機構との間で示談が成立したことを考慮した」としている。
(その5)この「日起建設」は地方の名門企業であったが、バブル崩壊後、自民党系代議士の仲介により、水谷が買い取ったことも、業界では有名な話。
その他、水谷建設、7億円現金で引き出し裏金に(TBS)
 関係先としてあがった、北朝鮮の人道支援のNGOとして知られる「レインボーブヂ人道支援の費用5億円ちかくを水谷建設が提供したといいます。
 「トータル的には4、5億円ぐらいになるんじゃないですか。3年から4年の間に。裏金が振込みで入るってことはありませんから。きちんと水谷建設という法人から私共のNGOに振り込まれていますから」(NGO「レインボーブリッヂ」小坂浩彰事務局長)
川村証言が本当なら、検察はまず上記にあげた輩を取り調べていることから、金の流れは判明しているはず?なぜ商法にある会社役員の特別背任罪で告発しなかったかの不思議。この輩一蓮托生である。
3:次に証人尋問にたった、山本 潤;財団法人 地球市民財団 理事長について述べておく。
経歴:甲南大学理学部卒業後、(株)日本発破技研入社。
1990年(社)丹青年会議所理事長。1995年(社)日本青年会議所第44代会頭。
1998年(株)日本発破技研代表取締役、(財)地球市民財団 理事長に就任し現在に至る。
この財団は1993年2月25日財団法人地球市民財団設立許可(外務省)公益社団法人であり、 日本青年会議所の別働隊である。
(その6)
http://gcf.or.jp/gcf_info/gcf_info_pdf/gcf_2010_yakuin_meibo.pdfによると、
2010年度理事、評議員、顧問で構成され、理事は全員非常勤・無報酬
2010年度理事(山本潤等20名の理事。)
メンバーの中に構想日本の代表加藤秀樹がいることにも注目しておきたい。
監事;小林・福井法律事務所他藤間公認会計士税理士事務所
2010年度 評議員(麻生太郎他24名)このことから、麻生が主導した国策捜査に、山本潤が深く関与したものと考える。
3:結論であるが、小泉信一郎が、自民党を壊すと称して、清和政策集団に利害があい反する亀井、野中、中曽根、旧宏池会、経世界を自派清和会の皮を切らせながら、骨までそぎ落としてきた。それに乗じて、お調子もの麻生太郎がこの事件の仕上げをした。
この投稿文を書いている内に、水谷功のアダーグランド本(1500程度)が発刊したという。
一読したいものだ。
それにしても、現在、検察に突き付けられている国策捜査の是非や、シナリオに沿った供述を引き出す捜査手法の問題について論議されているさなか、陸山会公判尋問や、水谷功の暴露本が出て、タイミングが良すぎる。巨悪の根源は清和会と麻生太郎にあり、他の政治家は灰色程度で決着を見たいものだ。
返信する
巨悪のからくり。 (建設産業を知る一徹老人)
2011-05-12 11:05:32
(その1)
「菅降ろし政局」の主役として、報道機関にそぞろ登場し、小沢さんの政治家としての力量を云々している。「水谷献金」は、これからも小沢さんの再登場を拒んでいる。

この公判の検察側の主尋問は、検察が申請する証人や事件本人に対する法廷での尋問であり、反対尋問は、陸山会側の証人や事件本人に対する尋問である。いうまでもなくこれらは、裁判の勝敗を決する重要な活動であり裁判の「山場」解釈として、筆者は報道を眺めている。
 検察側の主尋問は、国策捜査により、虚構により作り上げた、いわば麻生太郎らの「芸術作品」である。法廷で決められた時間内に、これまで把握した事件の全体像、裁判での要件事実、提出した書証との関連、予想される反対尋問に対する対策などのすべてを盛り込み、裁判官への印象操作、相手方へのプレッシャーまで考え、検察側の言葉で、リアルに、かつメリハリをつけて証言して見せるのである。そして法廷では、裁判官の様子もうかがいながら、書記官が調書を取りやすいように、ゆっくりと、時に冷淡に時にアクセントをつけながら質問していく。

(その2) これに対して反対尋問は、初めての対戦相手との「囲碁の対戦」のようなものである。どんな戦法でくるのか、事前にはわからない。検察側が平然とウソをつくのか、弱気なのか、誘導や挑発には乗ってくるか。どんなタイプの証人かを想定しながら、手持ちの材料や現在の形勢、責め方の順序など、あらゆる角度から尋問事項を考え丁々発止を繰り返すのである。 当日は、お互いの主尋問を聞きながら、証人のタイプや弱点をいち早く把握し、反対尋問の作戦を選択し決定する。この模様、テレビドラマの法廷シーンと、ほぼ同じと解釈している。「落とし穴」を作っておき、誘導しながらその穴に追い込んだり、後で効いてくるボデーブローを、最初にさらりと打っておいたりもする。こうした、駆け引きにより、出てきた矛盾や弱点は徹底的に突いてみせたり、あるいは都合のわるいことは深追いはせず、場合によってはサッと引く。 主尋問も反対尋問も、チャンスは1回限り、一発勝負であり、これが裁判官の心証に影響を与え判決に至るのである。そもそも、この裁判、政治資金規正法の期ずれ事件で、金銭のやり取りの有無は問われないと、検察のルール違反を多くの識者が指摘している。しかし、こうした法廷証言は、検察審査会で強制起訴された小沢さんの公判にも微妙な影響を与えていることから、小沢待望論者の筆者等は悔しい思いをする。
(その3)  ましてや、前前回公判で水谷建設前社長は、ダム建設工事受注の見返りに衆院議員、石川知裕被告(37)と大久保元秘書に「5千万円ずつを手渡した」と証言に対して石川議員と大久保元秘書は一貫して決全的に受領を否認しているのである。今回の公判、石川議員が自身のブログ悔しい思いで反論しているが、今回も多くの報道機関が検察側主尋問のみの内容のみ報道しており、何か作為的である。この報道において読売新聞011年5月10日(火)14時11分配信では紙包み「受注の謝金かと」(川村元社長と同席の山本潤会社社長証言)の見出付で報道しているのである。この報道に前後する多くの報道機関や赤旗は、5000万提供の場まで、まことしやかに報道しているのであるが、然し、注目して起きたいのは、翌朝読売新聞2011年5月11日(水)9時56分配信 では「検事のヒントで記憶よみがえる」…陸山会事件と、若干トーンダウンしているのである。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から同会側への5000万円の裏金提供について証言した土木会社「日本発破技研」(大阪市)の山本潤社長(56)が弁護側や裁判官の質問に対し、「検事からヒントをもらって記憶がよみがえった」などと述べた。と若干の含みを持たせた報道となっている。
その4)しかし、起訴事由にない水谷建設元社長や山本潤(重機土木の下請け会社)の社長の証言とは何だろうか。その謎解きについて少し述べて見る。
1:川村尚は2003年11月に社長に就任し、2009年11月再任2010年11月解任と報道にある。
その間に、あれだけのスキャンダルを抱えながら、業界3社、山崎、丸磯、水谷がNO3であったが、昨年度においては、売り上げNO1の地位を築いている。不思議なことだ。当時、木村元社長40代、同族会社にあって財布を切り回せるわけがない。また、建設業界でもどのような人物か分からない、陰の人物がもっぱらの評価。
事件の主役は水谷功会長の悪行の1例であるが、水谷元会長は日起建設株を約35%保有する筆頭株主で、同社会長を務めていたこともあった。同社は昨年12月、独立行政法人「雇用・能力開発機構」から助成金約1億5000万円を詐取したとして、特捜部の捜索を受けたが結局不起訴。
水谷建設社長宅など捜索 日起の助成金不正受給で20055月水谷元会長は日起建設の役員だった03年2月、独立行政法人「雇用・能力開発機構」(本部・横浜市)に虚偽の職業訓練の実施計画を提出し、同機構から約1億5000万円の助成金をだまし取った疑いが持たれていた。同地検は、処分の理由について「機構との間で示談が成立したことを考慮した」としている。
(その5)この「日起建設」は地方の名門企業であったが、バブル崩壊後、自民党系代議士の仲介により、水谷が買い取ったことも、業界では有名な話。
その他、水谷建設、7億円現金で引き出し裏金に(TBS)
 関係先としてあがった、北朝鮮の人道支援のNGOとして知られる「レインボーブヂ人道支援の費用5億円ちかくを水谷建設が提供したといいます。
 「トータル的には4、5億円ぐらいになるんじゃないですか。3年から4年の間に。裏金が振込みで入るってことはありませんから。きちんと水谷建設という法人から私共のNGOに振り込まれていますから」(NGO「レインボーブリッヂ」小坂浩彰事務局長)
川村証言が本当なら、検察はまず上記にあげた輩を取り調べていることから、金の流れは判明しているはず?なぜ商法にある会社役員の特別背任罪で告発しなかったかの不思議。この輩一蓮托生である。
3:次に証人尋問にたった、山本 潤;財団法人 地球市民財団 理事長について述べておく。
経歴:甲南大学理学部卒業後、(株)日本発破技研入社。
1990年(社)丹青年会議所理事長。1995年(社)日本青年会議所第44代会頭。
1998年(株)日本発破技研代表取締役、(財)地球市民財団 理事長に就任し現在に至る。
この財団は1993年2月25日財団法人地球市民財団設立許可(外務省)公益社団法人であり、 日本青年会議所の別働隊である。
(その6)
http://gcf.or.jp/gcf_info/gcf_info_pdf/gcf_2010_yakuin_meibo.pdfによると、
2010年度理事、評議員、顧問で構成され、理事は全員非常勤・無報酬
2010年度理事(山本潤等20名の理事。)
メンバーの中に構想日本の代表加藤秀樹がいることにも注目しておきたい。
監事;小林・福井法律事務所他藤間公認会計士税理士事務所
2010年度 評議員(麻生太郎他24名)このことから、麻生が主導した国策捜査に、山本潤が深く関与したものと考える。
3:結論であるが、小泉信一郎が、自民党を壊すと称して、清和政策集団に利害があい反する亀井、野中、中曽根、旧宏池会、経世界を自派清和会の皮を切らせながら、骨までそぎ落としてきた。それに乗じて、お調子もの麻生太郎がこの事件の仕上げをした。
この投稿文を書いている内に、水谷功のアダーグランド本(1500程度)が発刊したという。
一読したいものだ。
それにしても、現在、検察に突き付けられている国策捜査の是非や、シナリオに沿った供述を引き出す捜査手法の問題について論議されているさなか、陸山会公判尋問や、水谷功の暴露本が出て、タイミングが良すぎる。巨悪の根源は清和会と麻生太郎にあり、他の政治家は灰色程度で決着を見たいものだ。
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