小沢民主党は小泉前首相の「非情さ」に習い、安倍首相の「傷口」にどんどん「塩」を擦り込め!

2006年12月27日 16時54分30秒 | 政治
◆またもや、不祥事! 佐田玄一郎行政改革担当相(衆議院群馬1区)は、自ら責任を取り即時辞任するか、さもなければ安倍首相が、「罷免」するか、いずれにしても、年内に決着すべきである。佐田氏は、「安倍晋三さんを支える会」の会長を務めて自民党総裁選挙勝利の恩賞人事により、大臣ポストを射止めたのであるから、今度は、安倍政権の足を引っ張るようなことをしてはならない。
依然は、不祥事が起こると、「秘書に任せていたから」と責任転嫁して言い逃れする国会議員が多かったが、いまは、「よく調査してから」というのが、常套句になっているようである。
◆佐田氏は、政治資金管理であれ「その他の政治団体」であれ、「政治資金収支報告書」の記載内容に目を通しておくべきである。そもそも、父親が経営していた建設会社の事務所内に政治団体の事務所を設けていたとしても、家賃がそれほどかかるワケがない。事務所経費約7840万円とは高すぎる。これを知らなかったとは、とても言えまい。
仮に知らなかったとすれば、あまりにも「アバウト」である。行政改革の眼目は、「コスト・カット」にあるはずである。すなわち「ムダの排除」と「経費節減」である。この重大任務をこなすには、「数字」に強くなくてはならない。これは、絶対に必要な条件である。この点で、佐田氏が「行政改革相」に不適格であることが、証明された。そうであれば、安倍首相は、直に罷免すべきである。政府税制調査会の本間正明前会長問題で対処に時間がかかったように、またもモタついていると、安倍政権の傷は、さらに深めることになる。
◆さて、安倍政権は、①造反組の安易な復党問題②道路特定財源問題で青木幹雄参議院自民党会長に事実上敗北③教育基本法改正案をめぐるタウンミーティングで「やらせ質問」をさせた問題④本間会長問題での不手際⑤佐田氏の不祥事と、次から次に、ボロが出続けている。新年になってからも、どんな不祥事が出てくるかわからないが、その可能性は、高い。総裁選挙前から、安倍首相の側近たちが、「スキャンダル」の「火種」を消して回っていたと言われてきただけに、安倍首相自身の不祥事が発覚すれば、それこそ、安倍内内閣は、一瞬のうちに瓦解してしまう。
◆民主党にとっては、これからが勢力挽回の絶好のチャンスとなる。この意味で、佐田氏の不祥事を徹底的に糾弾する手を緩めてはならない。2007年7月の参議院議員選挙を目指して、「安倍政権の不祥事摘出」に全力を上げるべきである。そのためには、安倍首相の「傷口」にどんどん「塩」を擦り込み続けていく非情さが絶対に必要である。小泉前首相が、言い放った「我は非情か」という言葉を思い出そう。小沢民主党が「政権を奪取」できるか否かは、この「非情さ」をどこまで持ち続けることができるかどうかにある。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-12-28 01:18:23
事務所経費約7840億円とは高すぎる。

????7840万円じゃあ~ないんですか?
板垣英憲 (ご指摘ありがとうございます)
2006-12-28 09:52:10
Unknown様
大変な間違いで投稿しておりました。
ご指摘ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。



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