ブッシュ大統領は「イラクから米軍撤退」と「北朝鮮への奇襲攻撃」直ちに行え

2006年11月11日 15時01分46秒 | 政治
◆アメリカの中間選挙は、「民主党圧勝」で終わった。共和党のブッシュ政権は、「大敗北」を認め、イラク戦争の指揮を取っていたラムズフェルド国防長官の更迭を決めた。
 私は、2001年の「9・11」事件の直後、「ブッシュの陰謀」(KKベストセラーズ」という本を出版し、「戦争経済」によってアメリカの経済再建を図ろうとしたブッシュ政権の姿勢に疑問符を投げかけた。
◆アメリカ国内では、「9・11」事件が、ブッシュ政権、なかでもチェイニー副大統領によって仕組まれた「ヤラセ」であったのではないかという声が、アメリカ市民の間で取りざたされているという。
 アフガニスタンへの空爆に続いてイラク戦争ら突入したアメリカ軍は、イラク戦争だけでもすでに3000人近い戦死者を出しながら、いまだに、イラクに和平をもたらしていない。それどころか、テロが続いており、治安は確立されていない。
◆戦争というのは、開戦と同時に和平を画策し、早期に終結するのが肝要とされている。「即戦即決」であるとともに、兵は、速やかに撤収させるのが戦争指導の極意とされている。
◆とくに敵の領地に深く入り込むことは、厳に慎まなければならない。従って地上軍を送り込み、進撃するにしても、占領し、軍政を敷いたとしても、民生安定に努め、一刻も早く兵は引き揚げる必要がある。
 ラムズ・フェルド国務長官の最大の失敗は、広大な砂漠の地に大金を投入し、「軍政」に失敗したところにある。
◆軍人のなかには戦争上手もいれば、「軍政」上手もいなくてはならない。ところが、いまのアメリカ軍には、血の気の多い戦争屋はたくさんいても、「軍政」に長けた軍人がいなかったようである。結局、ベトナム戦争の二の舞になり、ドロ沼から足を引くことができなくなった。イラクに駐留すればするほど、戦死者は増え続ける。このジレンマから脱出するには、一日も早く撤退するしかない。
かつて、セオドア・ルーズベルトの時代「民族自決」ということが盛んに提唱された。イラクのことはイラク人に任せた方がよい。
◆これを機会に、アメリカは伝統的な「孤立主義」に戻るべきである。朝鮮戦争も然りである。朝鮮民族自らが決議できないのなら、いっそのこと「最後っ屁」でもよいから、アメリカ軍を定量投入して「3日」で決着させ、その役は、すべてを朝鮮民族に任せるのがよい。併せて北朝鮮拉致している日本人もすべて解放して欲しい。
◆共和党の敗北でレイムダックになってしまった。ブッシュ政権が名誉を回復する方法は、「イラクからの完全撤退」と「北朝鮮への奇襲攻撃」しかないだろう。ブッシュ大統領なら、この荒わざをやってのけるだけの勇気と決断力はある。
今回の敗北に気落ちすることなく起死回生を図ってほしい。


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