「もし、米中戦わば」に備えて、日本は、海上自衛隊を増強すべし

2013年01月04日 00時43分13秒 | 政治
◆中国が太平洋への進出の野望を強めている。これは、太平洋の覇権を堅持しようとしている米国に対する歴然とした挑戦に他ならない。米国は、海軍兵学校校長を務めたアルフレッド・マハンの「シーパワー」(海上権力論)に従い、太平洋に進出、中國を目指してきた最終戦争となる。これまでの過程で、日本を軍門に下した。
 米国に逆らえば、中国は、「プラズマ兵器」の実験場となる。その標的は、北京市と上海市だ。
 有史以来、「大陸国家」が、「海洋国家」に勝った試しはない。「大陸国家」であるロシアは、海洋への進出をめざして、不凍港の確保を試み、極東にウラジオストックを開港した。ウラジオストックとは、「東方を侵略せよ」という意味である。ピーター大帝の勅命であった。その後、ロシアは、南下政策を進め、満州から朝鮮半島に侵略の魔の手を伸ばそうとした。だが、大日本帝国との日露戦争に敗れた。日本海海戦では、大日本帝国海軍の連合艦隊に撃滅される。
 大東亜戦争後、ソ連は、太平洋に進出、オケアン演習を繰り返してきたものの、ソ連東欧崩壊により、太平洋艦隊は、事実上、衰退した。つまり「大陸国家」は「海洋国家」になれなかったのである。これは、どうも歴史の法則らしい。
◆中国は、明朝の時代に宦官で武将の鄭和(1371年~1434年)が、大艦隊を率いて東南アジアからアラビア半島,アフリカのケニア沿岸までたどり着いた。だが、太平洋を制覇するには至らなかった。
 明朝は、満州の「金族」に滅ぼされて、中国は、清朝になる。清は、北洋艦隊を編成して、東南アジアへの進出を図るが、大日本帝国海軍との「日清戦争」に敗れる。
 中国は、いま、この屈辱を晴らそうとしているかに見える。それが太平洋進出への挑戦に現れている。すなわち「大陸国家」から「海洋国家」への挑戦である。
 だが、この試みは、極めて危険な道である。それは、米海軍と海上自衛隊を敵とすることを意味しているからである。
 中国は、海洋資源の確保を図ろうと野心を燃やしているけれど、米海軍と海上自衛隊は、必ずその行く手を阻止する。
 世界の海軍史において、伝統ある米海軍と海上自衛隊は、海上、海中での戦略・戦術、技術、技量、そして何より人材などの分厚い蓄積があり、中国がノコノコ出てきても、太刀打ちはできない。太平洋の深海に関する情報、データは、計り知れないからである。これに敢えて、挑戦しようとしているのであるから、無謀である。
 それでも、「もし、米中戦わば」ということになれば、日米同盟関係にある日本は、高見の見物とはいかない。この意味で、海上自衛隊の増強は、避けて通れない。

※Yahoo!ニュース個人


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安倍晋三首相は、「中国市民革命」を背後から支援すべく、「特殊任務要員(スパイ)を養成、放つ時がきたと覚悟を

◆〔特別情報①〕
 中国はいま、「大乱」を目前にしている。外に向かって「米中戦争」の大賭けに出るか、共産党1党独裁の北京政府を解体して、米国流の「自由と民主主義の国家」に変えるかである。習近平次期国家主席、李克強次期首相はじめ「チャイセブン」の覚悟が迫られている。中国は、共産党1党独裁がもはや堅持できない断崖絶壁に立たされている。このことは、実は、チャイナセブンのすべてが知り尽くしていることだ。かかる状況を見て、日本は、いかに対応すべきか。

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