いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

市民の生命と財産を守ることを念頭に、防災計画が見直されます。

2011-06-19 23:43:07 | Weblog
 先週金曜日、17日に、平成23年度第1回函館市防災会議が開催され、傍聴してきました。標題は、開会の挨拶で工藤市長が述べた言葉ですが、平成19年4月に策定された現函館市地域防災計画が、4年ぶりに改訂されることになります。
 もちろん、その際の視点は、市民の生命と財産を守ることが大前提ですから、市長の意気込みには当たり前のことではありますが感動を覚えます。ぜひ、その意気込みで改訂してほしいと思います。
 そうした期待とは裏腹に、少し気になることがあります。今回の防災会議の委員は、関係官庁や関係企業、各種団体の代表者と市の関係者の44名で構成されていますが、生命を守られる立場の市民が入っていません。できれば、公募の委員など数名を参加させてはいかがでしょうか。ただし、今回、女性団体代表者が委員に選任されたのはいいことでしたね。
 それと、議題である「函館市地域防災計画の見直し」の目的に、東日本大震災は…M9という想定外の大災害で…と、いろいろな場所で、地震や津波、原発事故に関して「想定外」という言葉を聞きますが、本来、市民の、国民の生命と財産を守るためには、いかなる事態をも、いや最悪の事態を想定して万全の対策を準備しておくことが為政者の責任であるはずですから、私は、想定外という言葉を聞くたびに、責任は自分たちにはないのだということを正当化するために発せられている言葉にしか聞こえません。できれば、函館市の計画見直しからはその言葉は排除してほしいと思います。
 私も、議会の一員として、また副議長として、しっかりと見守っていきたいと思いますし、議論に参画していきたいと思っています。市民の皆さんの生命を守るために。
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