8月9日に開催された長崎市の平和記念式典に、アメリカを始めG7やEUの大使が欠席しました。理由はイスラエルを招待しなかったことのようで、「イスラエルをロシアやベラルーシと同列に扱ったため」で「政治的だ」と批判しました。
出席欠席の判断はそれぞれの国が行うもので、原爆投下した国の責任として出席すべきものだと思っていますから、理由はどうあれ出席しなかった自体は間違っていると思います。
その上で、欠席の理由が「イスラエルとロシアは違う」という理屈は、アメリカの理屈で、国際社会(の民衆)の見方は、毎日のように一般市民・子どもたちを犠牲にしているイスラエルはロシアと何が違うのか、全く同じに見えていると思います。
「政治的にしたから欠席した」というより、「欠席したから政治的になった」と言えるのではないでしょうか。
今日、岸田首相は、9月の自民党総裁選に出馬しないと表明しました。その理由は自民党が変わったことを示せる第一歩だと発言しました。そしてそれは、自民党が政権党で居続けるためが理由です。国民のためではなく、自民党のために身を引くと言っています。
でも、それで良いのでしょうか。自民党を支持されている方々は、このままでは選挙に勝てないから良かったと考えていらっしゃるでしょうが、政治資金の問題も明らかにならないまま「やったふり」で、次の人間にバトンタッチすれば、国民は必ず忘れて支持率が上がると、安く見られたことがくやしいと、国民は思っていますよ。
誰のために出席するのか欠席するのか、誰のために首相の座、総裁の座を退くのか、同じ感覚なのでしょうか。
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