時間短縮も利便性向上も距離を縮めます。

　今日は木古内地区の皆さんとの意見交換会を行いました。皆さん、コロナ禍から解放され、通常の活動が戻ってきていますが、コロナ時期の活動の萎縮からの脱却に悩んでいることが感じられます。
　木古内町までは高規格道路が開通し、下道＝国道を通っていた頃とは比べものにならないくらい早く行き来できるようになりました。距離は同じでも時間が短縮されると、近いと感じるようになります。
　同じように、今までは茂辺地まで高規格道路で、後は海沿いの国道を走らなければならない時は、ある意味乗り換えと同じで面倒だとか、そこから時間がかかるなといった気持ちになり、距離を感じてしまいます。
　新幹線の函館駅乗入れも同じだと私は思います。距離は同じでも、乗り換えの手間も、それに要する時間も省ければ、短く、近く感じることができるのではないでしょうか。
　函館バスの不当労働行為問題で、先日、森社長の自宅差し押さえ命令が報道されましたが、今度は預金口座の差し押さえ命令が裁判所から出されました。いずれも、裁判所の判決に従わず、命令を無視し、賠償金の支払いを拒んでいるためです。
　函館市の公共交通を担い、国や北海道、函館市を始め渡島・檜山管内の全自治体から補助金の交付を受けている企業の代表取締役が、裁判所の命令にも従わないことを繰り返していることは、会社として法令遵守・コンプライアンスを守ろうとする意思がないことを明確にしている訳ですから、補助金の交付が適切なのか疑問を感じます。
　また、会社全体でそのことが認識され、追認されているのであれば、会社管理職の皆さんも同様の責を負うことになるのではないでしょうか。函館バスの社員として議員活動を行っていた期間も含めて約２５年間議会活動を行い、常に公共交通、とりわけバス事業の維持、活性化に取り組んできたと自負している者として、悲しいことです。