食の神様とつくり手に感謝です。

　今日は、私が顧問を務めています函館割烹調理師会と日本料理研究会函館支部による、第１０４回四條公祭の式典が行われました。この祭典の謂われは、２００９年２月１６日のブログや２０１１年２月２８日のブログをご覧いただきたいと思いますが、四條山陰中納言藤原政朝郷が四條流日本料理法を整えたことから始まります。
　写真は祭典の祭壇ですが、中央に供えられているのは箸と包丁で、魚や鳥（肉）、野菜に直接手を触れずに箸と包丁だけで捌く「包丁式」の形式を定めています。包丁式のことは皆さんもお聞きになったことがあると思います。
　全道各地の調理師会や日本料理研究会の役員の皆さんも駆けつけ、道南で活躍する調理師の皆さんや、日本料理店に関係する皆さんとともに、今年一年の「食」に関わる皆さんの安寧を祈願しました。
　函館は、全国に名だたる食材の名産地です。料理をつくる腕前も、全国屈指の技術を持っています。しかし、それを発揮するにも、お客様がいらしてくれなければできません。観光客の皆さんは徐々に回復してきましたが、市内や近郊の地元の皆さんにも堪能していただかなければ、市内の経済を含めて元気になりません。
　ご連絡いただければ、割烹調理師会の皆さんのお店もご紹介いたします。よろしくお願いいたします。