いしかり手打ちそば同好会

北海道石狩市にて、そばを通じて食文化の普及、そばの効用等の啓蒙、手打ちそば技術、そば料理の研鑽等をしているグループ

会報いしかり 第99号 

2018-05-08 09:53:15 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

          第99号(平成30年5月3日)

                        いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

        コラム           〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256 URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

                     私と蕎麦の出会い

                                     吉岡 宏直

私が、始めて蕎麦と出会ったのは、40年前になります。

北海道職員として、むかわ町(旧鵡川町)にある普及所(現在普及センター)に勤務した時です。

当時、厚真町の浜厚真に火力発電所の建設計画があり、その環境調査のため、普及所管内にそばをは種して、

そばに影響がでるか出ないかの調査が普及所に道庁からきたため、

5月から9月頃まで毎月2回の生育調査を兼ねて作況調査を行ったのが出会でした。

この調査では種から収穫・乾燥・脱穀まで行い、収量調査まで行いました。

大変な作業でした。鵡川にいた7年間この作業に従事しました。その後転勤になり、蕎麦とは縁がなくなりました。

 

次にそばに出会ったのは、平成17年にせたな町(旧北檜山町)の普及センターに異動になり、

町営の農業センターで、そこの職員が暮れになり、蕎麦打ちするから私も打ちに来てはと誘われたのがきっかけで、

北檜山の普及センターに3年間いましたが、数回蕎麦を打ちました。

その後、平成20年の異動で新十津川の普及センターに異動になったとき、鵡川町の普及所時代の先輩から、

新十津川に来たからには蕎麦打ちでも始めたらと誘われ、夢創庵道場の新十津川手打ちそば同好会に入会しました。

 

それから、その先輩の指導のもと、初段、2段と順調に合格しまた。

3段位の受験前日、平成23年3月11日、夢創庵で練習中、かなりな揺れでした。

「結構大きい地震だなー」と思いながら練習していると妻ら電話があり、

「大変だ!!東北地方太平洋沖地震で大災害になっているとテレビで放送している」と連絡がありました。

早速、夢創庵でテレビを付けて見て、本当にびっくりでした。

 

翌日。石狩で3段位の試験が行われましたが、「府県から試験を受けに来る人が来れなくなりました

 

と開会式の時に説明を受けました。試験の結果は残念ながら力不足で合格できませんでした。

この年4月に平取町の普及センターに異動になりました。

結局3段位は平成24年3月18日新得で行われた審査で何とか合格することが出来ました。

3段位合格以降は週一回は蕎麦を打つようにしました。

会の渡辺会長からも4段に合格するには「1000kg打たないと合格出来ない」とハッパをかけられました。

 

平取に赴任してからは、平取町教育委員会の職員から蕎麦打ち教室を行って欲しいと依頼があり、

暮れの年越し蕎麦を自分で打った蕎麦を食べたいという人を集めて蕎麦打ち体験を行い、

その後その受講者達を集めて会を作り、平成25年の3月退職するまで、週1回の例会を開催、

当初4~5人だった会員も退職する頃には1213人までになり、現在も毎週例会を開いているそうです。

 

平取在任中、北海道そば研究会会長齊藤様から、空知で第9回全麺協日本そば大学講座「空知學舎」が行われるので、

「北海道のそばの現状と品種について」講話して欲しいと依頼があり講話する機会がありました。

 

このそば大学の講話を行い受講したことで、蕎麦に関して一段と興味を持つことができ、蕎麦道についても大変勉強になりました。

 

また、この研修会で、隣に座っていた方が、吉岡鉄史郎さんでした。このご縁もあって、

平成25年3月に道職員退職後実家に戻り農業を始めましたが、4段を受験するために、

石狩手打ちそば同好会に入会するきっかけになり、吉岡さんには色々とお世話になりました。

4段位受験は平成25年の11月に埼玉で行われた認定会に挑戦しましたが、練習不足のため、不合格となりました。

引き続き平成2611月の石狩認定会で無事合格しました。

石狩手打ちそば同好会の皆様方にもお世話になりなんとか合格できました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

現在は実家の農業をやりながら野菜の直売所を平成27年から始めています。

直売所を始めるに当たり、祖父と祖母が建てた納屋(大正築)の中を改造して直売所コーナーを作りました。

併せて、そば大学を受講した以降心に決めていた、蕎麦道を多くの方に伝えたいという思いを実践するために、

そば道場を作りたいと考えていました。野菜の直売所を作る時に、

物置同然になっていた納屋を整理している内に直売所の残りの部分を蕎麦道場として改装しようと決意していました。

 

28年、年越し蕎麦から使えればと思い、9月中旬から改装を始めました。結局、工事が難航して、

蕎麦道場部分だけが暮れぎりぎりの25日に工事が終了。何とか年越し用の蕎麦打ちができました。

  年明け、残りの厨房の工事が29年の4月頃までかかり出来上がりました。

そば道場では、昨年の春から手打ち蕎麦を打ちたいという人が数人通ってきています。

農作業が暇になる秋以降11月からはそば教室も開催しています。

これからも、もっと多くの人に手打ち蕎麦を通して、蕎麦道と蕎麦の食育を兼ねて蕎麦打ちを行って行きたいと思っています。

道場には、常時蕎麦打ち台6台とこね鉢・麺棒が設置してあり、何時でも蕎麦を打つことができます。

蕎麦を打ちたい方は何時でもいらして下さい。お待ちしています。

 

 

 佐藤顧問が奮闘!

・道新ぶんぶんクラブ講演 318日(日)

北海道のそばを学び、楽しむ「そば講演会」が札幌市西区山の手の山の手会館で開かれました。

そばの魅力やおいしい食べ方や、年越しそばをなぜ食べるのかなど日本古来の食文化について講演されました。

また本当の手打ちをいろんな店で味わってくださいと語り掛けました。

・キセキの食堂(UHB)出演 38日(木)

海道で長く地元で愛され続ける「名店」の秘密について探求する番組に出演されました。

 

 5月、6月の当番

 ※ 4月から受付担当班がデモ打ちを担当することになりました。

5月:作業班は4班、受付・デモ打ちは1班

6月:作業班は1班、受付・デモ打ちは2班

 市民そば打ち教室

 6月2日から市民そば打ち教室が始まります。これは月1回、全6回(9月除く)の連続教室です。

これを受講された方は、今年の年越し蕎麦は自分で打つことを目標にしています。

現在9名の申し込みがあります。指導のご協力お願いします。

 四段位技術認定講習会

6月16日(土)花川北コミュニティセンターで開催しますので、お手伝いをお願いします。

なお、前日15日は会場作りをしますので、こちらもお手伝いをお願します。

 

 

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