会報いしかり
第112号(令和元年7月13:日)
いしかり手打ちそば同好会 初版発行:平成20年9月13日
〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256 URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo
四段位への道
5月25日 富山県富山市で開催されました四段位認定講習会に当会から4名が参加し無事修了証書を頂き帰ってまいりました。
「5月25日:そば大学in富山」、「5月26日:段位認定講習会・発表会の日程で行われました。
全麺協の歴史、聖地利賀村での蕎麦博覧会で示された地域間交流~相互扶助の精神を継続発展させる組織として
全麺協が設立され今日に至っていること、さらに新年号に改元された令和元年に聖地富山県で受講できた我らは非常に意義深いものを感じました。
高橋 晴好さん
平成24年東京スカイツリー見学以来、7年ぶりのフライトでした。
幸い往復とも改正に恵まれ充実の研修でした。遠い昔出張が多い仕事の為東京、大阪、名古屋、東北6県のロビーを懐かしく思い出しました。
千歳空港では釧路名産のおし寿司を噛み締めながらプログラムの確認をしました。
楽しみは研修後に、札幌星置そば道場2名をプラスして6名での「あれこれ」談義でした。
ほろ酔い気分では建前から本音へと「心はただ一つ目標達成へ」、後悔なきようと約束ををしました。
川 村 洋 一さん
5月下旬に富山市内で行われた講習会を受講してきました。
初めて訪れる地で期待と不安が交錯したが、全国から約360名の志を同じくする人が一堂に会しました。
当会からも4名が参加し、現地で「団結式」を実施する予定でしたが、初日私の手違いから集うことができず迷惑をかけてしまいました。
講習は、勿論そば打ちに直結する内容で、交流会、地域の民謡も披露され、小さな村の踊りが昔から受け継がれ北海道にはない歴史を感じました。
県内の観光もでき、楽しい思い出と共に、これからのそば打ち修行に新たな決意が湧いてきた道中でした。
藤野 英雄さん
今年は会場が富山との事にて、飛行機は娘に、ホテルは成田さんに予約してもらい全ての人に手をわずらわせてしまいました。
せっかくの富山旅行、旅行雑誌を買いホテル、国際会議場の位置などを確認し、
どこか名所でも出かけようと思ったが自由時間が毎日2~3時間しか取れませんでした。
そこに札幌星置道場の松本さんからバスに乗ろうと誘われ、イギリス?2階建てオープンバスに乗り込み大いに盛り上がりました。
この二日間の講習は我が人生において最も勉強した?と言っても過言ではない貴重な時間でありました。
そばの会に入った事で様々な経験や体験をさせて頂き、これから先の楽しみが増えました。
成田 直喜さん
恥ずかしいですねェ何で富山県で研修会をやるんだろうと思いました。
何と初日に中谷理事長から全麺協結成の歴史、背景を聞かされ正直何も知っていない自分が恥ずかしくなりました。
今回の講習を受けてふと自分を振り返ると段位を取る事に一生懸命で地域づくり、仲間づくりについて真剣に考え取り組んでいるのだろうかと不安になります。
どちらにせよ上位段位の方々や先輩等々ともっとコミュニケーションを取りアドバイスをいただきながらも自分なりに目標を立て取り組んでいきたいと思いました。
その目標は「そば打ちの人口を増やす」ことであります。今年は無理にしても来年には聖地「利賀村」を訪ねてみたいとおもいます。
(一社) 全面協定時社員総会
全麺協第6回定時社員総会が6月23日(日)如水会館(東京都千代田区)で開かれました。
266会員(議決権270)のうち139会員(議決権210)が出席され、当会からは藤田会長、塚越事務局長、小椋広報部長の3名が出席しました。
冒頭、当会が「段位認定会開催功労団体として表彰されました(全国18団体表彰)。
議事について、平成30年度事業報告及び決算報告と令和元年度事業計画と予算については、
活発な質疑応答、意見が交わされましたが提案どおり承認されました。
が、全麺協支部の改変については意見があり、施行については理事長が定める日として、
該当する支部に対して理解を求めていくこととなりました。
“ そ ば 識 ” Part14
蕎道塾勉強会のおさらい・・・“そばつゆ”です。
“麺”と“つゆ”は、車の両輪です。麺を打つことができても、つゆについては・・・とならないように、今回から数回に分けてつゆについて勉強します。
1 つゆの変遷
そばつゆについて書かれている文献で見てみましょう。
(1) 1643年(寛永20年)この年に発行された「料理物語」によるとそばつゆはうどんと同じとなっており、そのうどんつゆは、垂れ味噌または煮貫(にぬき)でつくるつゆである。“垂れ味噌に大根の汁を加え、削り節、大根おろし、あさつきを入れ、さらに、からし、わさびを加えてもよい”と書かれている。
・垂れ味噌:味噌と水を煮詰めてから布袋に入れ、ぽたぽたと垂らした液体。
・煮貫:味噌を水で溶き、袋で漉したものに鰹節を入れ煮詰め漉したもの。味噌を水で溶き漉したものを生垂れという。
この料理物語はそばつゆについて書かれた最も古い文献である。
(2) 1697年(元禄10年)刊行の「本朝食鑑」にあるそばつゆの製法は、垂れ味噌に酒と鰹節を加え煮、塩とたまり醤油で味を整えるとあり、まだ味噌味のつゆであった。
(3) 1751年(寛永4年)脱稿の「蕎麦全書」には醤油に酒と水を加えゆっくり煮詰めたものだが、出汁の味を好む場合は、よく枯れた鰹節で取った出汁を加えるとしている。
ただしこの製法は著者(日新舎遊蕎子)の自家製つゆの場合であり、一般のそば屋は「本朝食鑑」の製法と大差ないが、鰹だしを多く入れる傾向にあると書かれている。
なお、醤油を用いるそばつゆの製法の初出は蕎麦全書である。
(4) 1803年(享和3年)成立とされている「小堀屋秘伝書」には、御前汁の作り方として、土佐節のだし、味醂、醤油の分量が載っている。
そばつゆに味醂を使用する事が明記されている最も古い文献である。
(5) 1830年~54年(天保・嘉永期)江戸の風俗記録「守貞漫稿」は、江戸の料理の味付けとして、鰹節の出汁に味醂、砂糖を加え醤油なしの味付けは好まないとしていること
から、1804年~30年頃の江戸では、現在の東京風のそばつゆに近いつゆが完成し、一般化していたと推測される。
次号は、“そばつゆⅡ”です。 参考図書:「そば打ち教本」
イベント
○ 第5回石狩手話フェスタ2019
6月30日花川北コミュニティセンターで、手話について理解を深めることを目的に「石狩手話フェスタ2019」が開かれました。
当会も出店やお土産そばでお手伝いし好評でした。
○ 海外そば打ち体験教室
7月1日ニューあかしや会館でハワイからの総勢40名の旅行者にそば打ち体験教室を開きました。
和食の一端について触れていただき、国際交流に貢献しました。
お知らせ
※ 作業ローテーション
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厨房
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受付
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デモ
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計量
清掃
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7月
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3班
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4班
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1班
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2班
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8月
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2班
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3班
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4班
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1班
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9月
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1班
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2班
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3班
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4班
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10月
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4班
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1班
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2班
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3班
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11月
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3班
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4班
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1班
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2班
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2019年9月までの事業予定