いしかり手打ちそば同好会

北海道石狩市にて、そばを通じて食文化の普及、そばの効用等の啓蒙、手打ちそば技術、そば料理の研鑽等をしているグループ

会報いしかり 第98号 

2018-03-28 10:27:00 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

          第98号(平成30年3月25日)

                        いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

        コラム           〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256 URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

 Монгол Улс Ⅲ 

 

(モンゴル語キリル文字「モンゴル国」。「モンゴル」は民族名で、「オルス/ウルス(Улс)」は「国」を意味する)

                モンゴルそば祭り

 

そば祭りに至ったいきさつは、朝青龍がモンゴルでそば栽培をしたく、幌加内町のそば祭りなどを訪問し、

蕎麦農家の田丸氏と面識を持ったことによります。

 

 

田丸氏は、朝青龍の計画する蕎麦作付けは日本国内の蕎麦農家にとって驚異を感じたという。

そこでモンゴル国内に蕎麦消費してもらうため、そばのおいしい食べ方を普及させるために今回の

そば祭りの実施という事になった。また、朝青龍もモンゴルの平均寿命68歳を伸ばすためにも、

そばが有効であることから思惑が一致した。

 

 

当初北海道のそば打ち仲間が実施する予定でありましたが、全麺協本部が国際親善事業

「モンゴルとの国交正常化45周年記念行事」銘打って本部主催行事となりました。

主催者は朝青龍の会社と全麺協で共催し、モンゴル政府や日本政府の機関の協力をいただき行われました。

 

そば祭りは二日間にわたり朝青龍のレストランで開催されました。初日は政府・財界関係者など招待客200名、

二日目は一般客1,200名の参加客で賑わいました。お客様には日本式のそばつゆの「かけそば

 

にかき揚げをのせてのものと、モンゴル式の肉汁のつゆがありましたが、

お客様の反応としては日本のそば(つゆ)はおいしいとの評判でした。

なお、モンゴル人は冷たいものを口にしないため、「もりそばではなく「かけそばにしました。

 

 

割り箸を用意しましたがモンゴルの肉料理もメニューにあったので、

箸とフォークが合体したプラスチック製のものも用意されていました。

なお、モンゴル人は箸の使い方が上手です。

 

 

招待客は日本にゆかりを持っている方が多く、かつて日本に留学していた方、

ウランバートルの日本語の語学を専攻した大学卒業者、日本に関係した企業、教育関係者の方がいました。

一部の方はフェイスブックでの友達誘いで参加された方もいました。

 吉田氏とデモ打ち

 私は招待者との交流を積極的に行いました。その中では「モンゴルの食習慣を変えていきたい

 

との意見が多く、「子供の食育としての蕎麦に注目している

 

、「粉を手に入れたい」という方の声も多くありました。

など日本食についての関心を強く持っていることが分かりました。

 

 

現地の若者と交流ができました。意見交換では、モンゴルを知るうえで勉強になりました。

また、日本の素晴らしさも再認識したところです。

 

 

地下の厨房で一日、ゆで・天ぷら揚げ・盛り付けなどの担務された方は、

イベントでの交流の様子も分からないまま黙々と作業です。私は二日目に天ぷら揚げを志願して、

かき揚げを札幌手打ちそば同好会の赤松氏と組んで600個作りました。厨房の中は39℃の暑い中での作業でした。

 

 

オープンセレモニー後、そば打ちのデモンストレーションをさせていただきました。

のし棒など立派な道具を使用でき、提供してくれた全麺協会員の皆さんに感謝です。

なお、この道具類はモンゴルに提供で置いてきました。そば打ち普及に使ってくれることを望む次第です。

 厨房でかき揚げづくり

              ■ エピソード

 

ウランバートル空港での出来事です。日本から手荷物として持ち込んだイベント用のそば粉80㎏、

小麦粉について税関で受け取ることが出来きませんでした。しかし、明朝に受け取れました。

これには政府間交渉で解決したと聞いて、すごいと感じました。

 

そば祭りの初日は5段取得者10人によるデモンストレーションを5人ずつ2回行う予定でいました。

しかし、急遽、鵜飼先生が自分と両側に女性4名でのデモ打ちにすると申し出て変更になりました。

自分は2回目の5人中の一人としてデモ打ちをしましたが、他の5人の予定者の出番がありませんでした。

 二日目はかき揚げを自分と赤松氏で担当させていただき、

鵜飼氏や唐橋氏に合格点をつけていただきました。          (了)

                

 

                                        事 業 報 告

           ■225日(日)平成30年度総会&例会                                                   

         

                                      ■ 33日(土)~4日(日)石狩公民館まつり

     

  4月、5月の当番

4月:作業班は3班、受付&まかない打ちは4班

5月:作業班は4班、受付&まかない打ちは1班

 ○ 初段位・二段位認定会

 

   428日(土)に開催しますので、全員にお手伝いをお願いします。

  なお、前日27日は会場作りをしますので、こちらもお手伝いをお願します。

 

 

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例会 3月度  H30/3/25

2018-03-27 09:20:20 | いしかり手打ちそば同好会 プロフィール

今日のポイント

 ・石狩市社会福祉協議会より見学者がありました。

 ・4月生粉打ち名人戦への練習が加速?

 ・4月初段、2段位審査会への準備

 

雪解けが一気に進んでいます。春ですね・・・

  

今日の議題                                        ここは大事~とても良いことですね          この時期はとても忙しい~

   

伝統の業の新ポスターを販売いたします          舟も販売いたします         社会福祉会よりそば打ちとは・・・勉強に!     成る程・・・役に立つといいね

   

今日の賄いは「とうじ」蕎麦~             気合を入れてちゃっちゃと~           日々変化をするそば打ち・・・       もう~楽しくて~見てても感じますね~

   

な~んかカッコいいじゃないんですか           そばを打っている姿が良いですね・・・     汁は美味い~本当に美味い      オ~ッ とうじそばの具ですね

  

          皆~真剣です                                      「水」たりないべ~と強く抗議か?     側でそばを打つ~気になる関係?

   

先ずは見学ですね~解説員が良いですね~     どう認定会の準備進んでいる?          粗挽き打ちの勉強だぁ~         どれどれ~粗びきでの麺棒の使い方は・・・

   

次に体験会ですね~指導員が良いですね        そば打ちの難しさを感じてくれていますか       楽しさも感じてほしい~       3段位に向けて~

   

2段位に向けて~得意の手水か・・・    最近は廊下でのそば打ちが定位置か?         手品の腕前4段 講習も人気         しかし・・・見事なもんだ・・・

   

いつも渋いスタイル~今日の出来は?     ん~どんなこと考えて打っているのかな?    今日は一人集中して何の課題解決か?     へへへ~帽子ようやく買った~

   

仲間に入れてよ・・・                ん~汁も美味いとマジ美味いわ~       本場の「とうじ」そばを食べてみたいね     体験は大切ですね、最後は賄いを食べて~

  

いつの間にかデモ打ち状態~良いんじゃない   教わる若い人も~教える指導員もとても自然体~この空間がとてもそば打ちを楽しくしますね  雪解けが加速する聖地(公民館庭)

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サッポロ さとらんど そば打ち体験 2018/3/18

2018-03-19 13:59:02 | イベント情報

昨年10月から始まりました「2017年 サッポロ さとらんど そば打ち体験」は今日を最後に終了です

次回は2018年秋からですね。

 

           テーマ:冬の終わりの里ランド                                 2017年度分は本日が最終の体験会

  

里ランドのお姉さんとはしばしのお別れ    Mr.サトランド兼蕎道塾長から挨拶~         数回来ている方は今日が卒業試験のつもりで・・・でも留任してまたこの秋から来ても欲しい・・・ 

   

今日のまかない打ちは積極的に手を挙げて打ち始めた二人~美味しいのは間違いなし~    A班のデモ打ちはMr.サトランド自ら実施  大勢の方がメモを取り集中していました 

     

B班のデモ打ちは副会長~           ユーチューブに載っちゃうかも・・・              B班も大勢の方が見入っていました 

   

そば打ちを楽しんでくださいね              一度は体験したかった・・・          もはやレギュラー メンバ~          そば~大好きなんですって 

   

ただただそばを打ってみたかった・・・          以前から興味があった・・・           広報サッポロをみて~              何事も経験を・・・

   

 とても良い時間を過ごしました・・・         準マニアにて上手でしたね           そば打ち大好き女子~常連中の常連様~ゆず入り更科蕎麦って感じ

   

納得の出来栄え~うまい・・・                「楽しかったです」・・・と         うん~美味い~またハマりそう    最終日記念にて1個プレゼント「辛味大根」

  

半年間有り難うございます。いつも一生懸命なお姉様~        そばを見ても細さが揃っていますものね~上手になりました「とても綺麗?」     最後はいつもの立ち食いソバ

  

2017年度そば打ち体験終了ですね~      男の背中が・・・少し寂しそうかな・・・右手がバイバイ            2018年 10月にまたお逢いしましょう・・・「健康第一」だね

 

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第38回蕎麦塾 「実技」トントン打ち、「学科」歴史編(そば切は江戸から)

2018-03-19 09:48:13 | 蕎道塾

蕎麦塾 

 

後藤塾長からスケジュールと班分の説明があり~ワクワクで~す    トントン打ち・・・初めての方が多く皆さんやや緊張気味~総勢17名の参加

「実技」トントン打ちの時間 (9:00~12:00)

 

なんと~なんと豪華なトントン打ちのデモ打ちが始まりました。5段位シリ~ズときたもんだ!それぞれがオリジナルワザの展開でした~

   

どんどん円が大きくなっていきました       腕より太い麺棒で~ドンドンっと         途中面体のふちを切り真ん中に再生~      あの・・・?手首いためませんかねぇ~

   

あの・・・聞いていいですか・・・?        あの・・・?手首の使い方ですが~       トントンと声を出してやるんでしょう・・・    そうなのかい・・・?了解で~す

   

・・・そんなワケないべぇ・・・          トントン打ちは硬めに練らないとね~       水は少なめに・・・その場合の練りは~      いいかい・・?麺棒の扱いがポイントなんだよ

   

いいねぇ~時々面体全体を見ながらも~           俺も教えてほしいな・・・?       俺もだよ・・・来てくれないかなぁ?     トントンした後~軽くころがしましょう~

   

失敗しても…自分で考えてやる~ぞ         オッツ~中々良いじゃない「トントン」       へへへっ~会長が来てくれた~        会長~トントンばっちりです・・・

  

お~っ・・・追及がはじまりましたね~      会津方式ですか・・・真ん中に埋める?         

  

       昼だよ~昼にするよ~                      やはり三人は仲良しなのだ~                   塾長が打ったまかないそば~美味かったです

「学科」歴史編:そば切りは江戸から(12:30~13:00)

蕎麦きりはいつから

・蕎麦切の文字の初見は「慈性日記」の本に慶長19年(1614)に載っている

・それより40年遡る天正2年(1574)長野県木曽郡で「常勝寺文書」に記載があった。・・・・・・こんな感じで30分びっしり授業がありました。

・・・・江戸のそばきりについて・・・・江戸末期のお品書き・・・・なぜ江戸に流行ったのか・・・・屋台そばって・・・・現在のそばの食べ方が確立・・・・でした。

 この学科は普段聞くこともなく中々面白く次回が楽しみとなりました。

 

 

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例会 3月度  H30/3/10

2018-03-12 09:30:00 | 例会

  

聖地は爽やかな天気~雪解けが進む                      今日は賄いで生粉を打ちます楽しみに~          なんだかんだ・・・行事が沢山ありますね・・・

   

朝礼の様子~今日は40名位かな・・・                         全麺協加入の件等々・・・       蕎道塾より17日はトントン打ち~            

生管理について~とても大切なことです        メモを取る~素晴らしいですね      そば手帳提出について説明         今日のまかない打ちとレシピ「山菜ソバ」

   

肩を痛めながらも生粉打ちをしてました         そばに触れるのが楽しくて・・・      久々登場~若手~エース           職人魂ムンムン・・・ですね

   

どちらも超熱心ですね~              え~っ、初めて・・・自己流でやってた?       悩み多き奥様???            一緒に4段位目指しましょうね      

   

どちらも超・・・真剣ですね~            全体のバランスが良いね~        もぅ~初めての人に何を教えているのですか      局長~見られていますよ・・・ 

   

最近・・・目立たないようにしてますか?            いやぁ~暑いわ~       これからはそば道を極めるかな・・・       なんか・・・司会進行のイメージが強くて

   

4月の審査会・・・負けられない            ひそかにあら挽きの練習か・・・?         瀬棚大会が楽しみです        いよいよ明日は受験者前でデモ打ちですね~ 

   

あらかじめ熱湯に紅をいれ更科粉に投入        割りばしでまぜまぜ~           つなぎを入れ練りをサッサっと・・・     綺麗な桜色の面体と香り~楽しいですね

   

ランチタイムですね~ 皆さん打つのが上手すぎて麺幅が細すぎるんだよね   今日のまかないは山菜ソバですね   盛り付けも最近は1.5人分         山菜ソバ

   

美味しかった~おかわりどうしようかな?         おかわりできないよね・・・    皆で立ち食い・・・この時間も楽しいですね     1回目のおかわりしちゃったぁ・・・

      

      今日もそば打ちの男が一人、明日へ繋がる廊下を振り向きもせず去っていきました。           打って満足・・・食って満足かな・・・

 

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第30回 公民館まつり

2018-03-10 18:47:22 | イベント情報

 

 

 

 

 

石狩市民に春の気配をお届けする公民館まつりが開催されました~この日は気温がプラスで雪解けが進む   北海道素人そば打ち第十代名人「藤田宜且」のフラッグだ!

   

 玄関を入ると廊下では写真の展示がありその突き当りになかよし食堂がある~なかよしのお相手は「石狩手づくり食品の会」の皆様~    ゴボウカレーリンゴ入りが美味い

  

いしかり手打ちそば同好会は部屋の奥側に陣取っている               初日~やや緊張気味での朝礼が始まり          会長からは今日はいつも以上に笑顔で対応とのこと

   

大切な人・・・影の力ですね~          大切な人・・・いつも掃除をしてる~         大切な人・・・コツコツと・・・         大切な鍋・・・お湯沸いているよ~

   

手も動くが口はもっと動く・・・?        さぁ~開店だ!どこまで並んでいる?         開店?~いよいよだっ 覚悟はできている       私もだ~さぁいらっしゃい?

   

1年間待ってたお客様が早速ご来店だ~   「ようこそ・・・いらっしゃい」と笑顔?        里ランドのお姉さんも来てくれた          ここぞという時の釜前は~

   

掛け何人前~?はっきりしてよ~         大丈夫かな・・?頼むよ~             掛け2でいいんだよね~             大丈夫だよ~・・・たぶん・・・  

へ~いおまち・・笑顔を見せれなくて・・・      へ~いお待ち・・・笑顔なんです~            開店まもなく~満席だ~ 凄いね「お蕎麦屋さん」  

   

体験会も人気~お蕎麦が大好きな家族なんでスネ   なんと三姉妹?皆さん素敵ですね        ここは僕がそば打ちに興味大      福さん・・・本日活躍中・・・?    

   

一方受け付けは大盛印どこに行った?   影の力の方が作ってくれました~凄いわ     馬追のgentleman?手しか動かない    あれ・・・!そば来ないね~確かに~?

   

今、打ってるわよ~お尻は写さないでよ         30分で打ってよ~             店から電話来てそば無いそうだ        急がしたらいいものできよ~「そだね~」

   

今日は節句、更科でさくら蕎麦を打つ       桜の香りとピンクの色がプンプン~       撮り方に問題 さくら蕎麦の完成        手づくり食品の会も準備万端か・・?

    

はぁ~い 皆さん並んで~一生懸命働いている人だけだからね~いいね!           おいコ~ヒ~入れようぜ休憩だぁ・・・    手づくり食品の会の目玉「豆ごはん」

   

豆ごはんを一生懸命容器に入れている         あれっ~何しに行ったんだ~          豆ごはんの作り方教えてくれる?      きっと~つまむぞ・・・?

   

ホレッ・・・やった~                   もう少し味見欲しいが・・・まぁいいや       あんたがた豆ごはんも宣伝しなさいよ    可愛いでしょ・・・「どっち?」

   

そうだ・・・食品の会と仲良くしておこう?       少しづつだけど蕎麦食べて~      ああっ~ソバを配って何やっているんだ    そう私はいい人「人生は良い人キャンペーン」だ

   

ネッ~会長に言いつけようよ             知ってるよ蕎麦は仲良しに化けるんだよ     Mr.サトランドは最後まで打つている     我らの師匠も打っていた

            

            私のバカチョンカメラ・・・ちょっとした工夫で雪も撮れたよ~そばを打つのと同じだよね~「そだね~」

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会報いしかり 第97号 

2018-03-06 10:41:58 | 会報 いしかり

 会報いしかり 

             第97号(平成30年2月24日)

                                いしかり手打ちそば同好会  初版発行:平成20年9月13日

        コラム                   〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256 URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo

 

 

 

Монгол Улс Ⅱ 

 

(モンゴル語キリル文字「モンゴル国」。「モンゴル」は民族名で、「オルス/ウルス(Улс)」は「国」を意味する)

 

 モンゴルという国

 

(2)食事・飲み物

 

ウランバートルに住む人や若者については米やパン食で野菜もあり、日本にいるのとそう変わりはない。

しかし、肉を食べる習慣は日本よりはるかに多く、魚は淡水魚があるものの極めて少ない。

 

モンゴルの遊牧民は肉しか食べない時代があり、地方では今でもその風習が残っているそうで、

老人に野菜を出すと「草は家畜が食べるもので、それを俺に食べれというのか」と怒られるとか。

 

お酒はビールが多く、元横綱“朝青龍”の会社でも地ビールを作っている。

ほかにロシアの影響からかウオッカが飲まれている。

また、お年寄りがいる家庭ではあとで出てくる「馬乳酒」が各家庭で作られている。

カルピスや日本では懐かしい「ファンタ」の大きな看板も見られた。

 

水道水はやや緑がかっており、飲用はできない。ミネラルウォーター500mlが日本円で1本25円程度。

ホテルなどのレストランには給水器がある。ウランバートルの街近くに川が流れており、それが水道水の水源になっている。

帰路の飛行機内から見ると、川は流れる先が無く、途中の湿原で川が消えていた。

 

(3)交通事情

 

 交通事情はあまり良くない。急激に発展してきている街なのでインフラが追い付いていない。

公共交通機関が発達していないので町の中は車であふれており、渋滞はいたるところで発生していた。

 

車がないと生活できないから車は多い。その中でも7割は日本車である。

さらに日本車の内7割はトヨタ車でそのほとんどはプリウスである。右ハンドルは中古輸入車である。

新車は左ハンドルだが少ない。軽自動車は見なかった。

 

モンゴルは鉱物資源で近年発展しているが、自動車の燃料となるガソリン類は輸入に頼っているので価格は高い。

よって燃費が良い日本車が乗られているわけである。

ガソリンは日本円で1リットル115円くらいで国民所得水準からいうと高価である。 

タクシーは許可制でなく誰でもできる。車種はプリウスがほとんどである(プリウスを見たらタクシーと思え)。

行灯のついたタクシーは少数で大多数は白タクみたいなものである。

通訳からは、白タクには怪しげなものもいるから利用しない方が良いとの忠告があった。

(4) 気 候

国の緯度的には日本と同じだが、大陸的気候で砂漠的である。6~8月は温暖で過ごしやすい。

日中は30℃くらいまで上がるが夜間は冷える。モンゴルの遊牧観光時期である。

10月になると冬の始まりで、我々が行った時も朝は氷点下2℃で雪の日もあった。そして乾燥が著しい。

冬は最大30㎝程度の積雪になる。気温はマイナス30℃以下になる。

冬は日本に影響が大きい冷涼乾燥の大陸性高気圧の中心はこの地である。

(5) モンゴル人民の生き方

 遊牧民族という事で生活レベルの低さしか考えられなかったが、

話を聞くと「遊牧」こそ生きる上での原点であり最高の幸せとの意外な考えであった。

物の豊かさより心の豊かさを考えさせられた。ウランバートルのような都会に住んでいる人でも、

夏休みにはゲルを車に積んで大草原の生活をするそうである。

学校も6~8月の3ヵ月は休みで草原生活に戻るという事である。

 ウランバートルの市内でも郊外に行くとゲル生活が見られる。住宅の庭にゲル生活をしている方がいる。

(6) 遊 牧

放牧地は柵などもなく、放牧されている馬・牛・羊などは自由に移動している。

国道など車が多いところも車の合間をぬって横断している。その状況でも車は徐行すらしない。

放牧地に所有権などはなく、どこでも自由に移動できる。しかし、大体長年の経験で決まっているようである。

ゲルの中にはほとんどの電化製品がある。テレビ・冷蔵庫・洗濯機など。またパソコンがあるにはびっくり。

ゲルにはトイレや風呂はない。冷涼乾燥地だからトイレは外での垂れ流し、風呂の習慣はない。

ウランバートルは下水道も完備で、トイレットペーパーも流せる。なお、紙は硬くごわごわであった。

(7) 観 光

モンゴル航空の成田~ウランバートル間は一日おきの運航で、料金は往復で季節によっても違うが

10月時点で6万円位(夏季は高い)。機内食はおいしく、特に成田発の便はおいしい。

モンゴル観光は夏場の遊牧体験で、ゲル生活と乗馬になり宿泊先を移動する体験型観光である。

モンゴル観光で民族舞踊のコンサート会場を訪れた。

モンゴル民族舞踊での民謡はホーミー(喉歌、喉から発せられる笛のような声の歌唱法)には圧倒された。

踊りの女性は大変美人ぞろいである。また、おどけた面をつけた老人風の芸だが、伝統芸能のようだ。

馬や剣を使った男性の踊りも見応えがあった。

チンギスハーン像を見にウランバートルから50㎞位の有名観光地を訪問した。

途中の街には有名な力士の出身地というが名前を聞き損ねた。この道中で、

我々のマイクロバスが停車するとすかさず住民が寄って来て籠に入った木の実や果樹の実を買ってくださいと

車の窓に接近してきた。

この道中の道路には各所で関所のような料金所があった。これは各町が通行税を徴収しているとのこと。

地元車両以外は通行税が掛かるようでナンバープレートの地区名で判断している。

これは高速道路でもない一般道の出来事である。

 今 回 の ツ ア ー

 今回のツアーには添乗員がつかず、主催者である全麺協の女性役員がその役を務めてくれた。

身内なのでコミュニケーションがスムースで良かった。

 モンゴルの食事の時間的な感覚がずれていて調子が狂う。昼食は13時から夕食は20時からなので町の中では

夜遅くまで飲食店がにぎやかである。

ホテルに帰るともう遅くなっているのでゆっくりする時間はなかった。

スケジュールが込んでいて自由時間があまりとれなかった。

よって、ウランバートルの一般市民の普段の様子をもっと観察したかった。たとえば、

グループ単位で市内を散歩や、市場やスーパーなで庶民生活を見たかった。

ホテルは立派で部屋も個室ですごく広く寂しい位だから快適であった。

日本でいえばツインルームで一泊6,000円位とのこと。安い。

ウランバートルでは6~7人のグループに現地の通訳の方がついてくれた。通訳の方は朝青龍の会社の社員である。

私たちのグループにはエンへさんという方で、日本で琉球大学の医学部を出て、医師と薬剤師の両方の免許を持っている方である。

彼は朝青龍に引き抜かれ朝青龍の会社の医薬品販売の会社の専務をしている。

彼の奥さんも通訳に来てくれていて彼女も朝青龍のプラセンタの製造販売会社での責任者で、日本留学経験があった。

通訳のエンへさんから毎日、モンゴルの「馬乳酒」を持参していただき朝晩飲んでいた。

おばあちゃんが作っているとのことで、各家庭で味が違うそうだ。ちなみにお腹をこわす恐れがあると皆さん遠慮していたが、

自分は毎日おいしく飲みました。後日知ったことだが日本のカルピスの原型だという事である。

馬の乳を牛の皮で作った容器に入れ混ぜ、1~2日でできるが10月に入ると気温が下がり醗酵できないことから

これが今年最後ということでした。なお、馬乳酒を造っている企業はなく販売もされていない。

モンゴル滞在中全くお金はかからず、お土産代の1万円(約21万ツグルグ)のみで済んだ。

博物館や美術館にもまたコンサートホールにも行ったが、日本では制限される写真撮影がお金を払うことで可能であった。

コンサートホールは1,000円、美術館・博物館は500円程度でした。

モンゴルではビールが良く出されて飲んだ。国産の5種類のビールを飲んだが、○○ライトがおいしかった。瓶の大きさは350 mlだ。

ワインやウオッカも飲むがウオッカはロシア、ワインはフランス製でした。

我々が宿泊したフラワーホテルは日本のスシローと現地法人が設立したホテルである。

日本語がOKで部屋はスタンダードであったが、ツインで日本では考えられない広さでした。これで一泊6,000円位とは安い。

 元横綱“朝青龍

朝青龍は、日本で得た莫大な財産を母国のために貢献するべくいろいろな事業に参画している。

朝青龍の銀行もあり、我々も両替をした。日本で見た朝青龍とは全くイメージが違い、

温厚で気さくな人物で我々の話にも応じるなど近く感じた。

日本から来たお客様という事で終始、大変ご機嫌であった。帰国前夜、朝青龍主催の夕食会が盛大に行われた。

すごいご馳走と、モンゴル舞踊、そして特別な飲み物(朝青龍がロシアに作らせた横綱yokozuna)や

子羊の丸焼き(お腹に岩塩と焼き石を詰めた最高のもてなし)が出され朝青龍もご機嫌でトークしていた。

お土産に大統領府のお酒、カシミヤのマフラー、モンゴルと日本の国交正常化45周年で発刊したモンゴルの歴史の本、

岩塩などが紙バッグに入っていた。

朝青龍は現在全くお酒を口にしていない。横綱時代のフィリピン巡業で同僚のモンゴル出身力士と一晩に15升のお酒を飲み、

次の日の行事で大失態を起こしたのを反省し、それからはお酒を断つこととしたらしい。50歳までは口にしないと誓っている。

(次号はいよいよ「モンゴルそばまつり」)

 

 120日(土)蕎道塾(シフォンケーキ他)

 

 1月21日(日)サッポロさとらんど

 

 2月3日(土)初・二段位特訓が始まる

 

 3月、4月の当番

3月:作業班は2班、受付は3班

4月:作業班は3班、受付は4班

 

 初段位・二段位認定会

428日(土)に開催しますので、全員にお手伝いをお願いします。なお、

前日27日は会場作りをしますので、こちらもお手伝いをお願します。

 

 平成30年5月までの事業予定

 

当会の事業にはお手伝いをお願いします。○は当会の事業

 

 

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