会報いしかり
第129号(令和 4年 6月11日)
いしかり手打ちそば同好会 初版発行:平成20年9月13日
〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256
URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo
新年度にあたり 会長 藤田 宜且
新型コロナウイルスの影響で、2月に予定していた総会が5月に延期されましたが、令和3年度事業・決算報告と、
令和4年度事業計画・予算及び役員の改選について事務局の提案通り可決承認いただき心から感謝いたします。
私事で申し訳ございませんが、昨年末に体調を崩して今年の例会を何回か欠席しまして心苦しく感じておりますが、
体調もほぼ回復しております。この間ご心配、ご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。
2022年は“いしかり手打ちそば同好会”が設立から20年を迎えます。会員も23名から87名(12月現在)の大所帯に、
三段位以上の高段位が55名と半数以上になりました。
イベントも初段位から四段位の認定会を開くことができ、石狩市内の町内会やサッポロさとらんどのそば教室、
幌加内町の新そばまつりなど多くのイベントの開催や支援ができるまでとなりました。
改めて会員皆様のご協力や日頃の研鑽に感謝と敬意を表します。
当会の聖地も“石狩公民館”から“石狩市学び交流センター”移転しました。
石狩公民館にはいろいろ思い出があり寂しい感じがしますが、当会の20年の区切りの良い年に、
新しい聖地でスタートできることは新たな気持ちで一層の活躍に弾みがつくと感じています。
最近新聞、テレビなどで見聞きするようになった“SDGs”。SDGsとは「持続可能な開発目標」で、
17の目標と169のターゲットから構成されています。
私たちの素人のそば打ちの目標は全麺協の“そば道”かと思います。
一.私たちは、そば打ちの技術を会得しその奥義を極めます。
一.私たちは、そばの歴史と文化を学び、次世代へと継承します。
一.私たちは、そば打ちを通じて五感を磨き、創造力を高めます。
一.私たちは、もてなしの心を育み出会いと喜びに感謝します。
一.私たちは、そば打ちを広め仲間とともに地域づくりに努めます。
一.私たちのそば道は、礼に始まり礼に終わります。
どれか一つ目標をもってそば打ちに精進していただきたいと思います。
今年は20周年、いしかり手打ちそば同好会および会員の皆様にとって、
一層飛躍する年となることを祈念し新年度のご挨拶といたします。
〇 合格おめでとうございます
4月30日初・二段位の認定会が石狩市北コミュニティーセンターで開催しました。
当会からは初段位に永倉さん、二段位に三上さんが受験され見事合格されました。喜びの声です。
◆二段位 三上 芳信
今年はコロナ禍において、二段位合格のための特訓が、2月からの予定が4月にずれ込み約一カ月間の特訓に変わりました。
大変短い期間での特訓になりやるしかないと言う気持ちでやっていたのですが、内心大丈夫かなと言う思いでした。
認定会前日、午前中は最後の特訓をやり本番に備え合格タイムの確認をしました。
午後からはスタッフ全員で設営にあたり、会場が少しずつできあがっていくのを感じながら、明日大会なんだなと実感していました。
大会当日、午前 第1組目9:40開始でした。昨年初段の時は初めてだったのでかなり緊張しましたが、
今回は流れもわかっていたのでそれほど緊張はしなっかたのですが、水回しの時打ち台に粉が飛びチェック、
水入れが少し不足で固めでしたが、なんとか最後まで完成することができました。
昼食は厨房で美味しい蕎麦とおにぎりを頂き感無量でした。
今回2段位に合格することができ、指導して頂きました先輩の皆様方には本当に感謝しております。
有難うございました。
◆初段位 永倉 吉裕
見事な石狩桜を咲かせよう!教務部長・吉岡さんの激励と特訓に関わる資料が合格の手引きになると心得て、
そば粉の小分けと道具の確認を済ませ、初段位に向けての踏み出しは3月下旬でした。
専属指導の江藤さんや志摩さんからは普段通りにと言われ、手順も思いの外順調で、
例会よりかなり早かった筈が55分……。
動作に無駄が多いので、認定会までには手際よく40分を目指すとの後評と記録表を手渡され、
何とか行けるかと一安心の初日。疲れたのか、知らぬ間に寝入ったのは以後も特訓日の習慣となりました。
初段を目指す!如何に浅はかだったか、何と無謀なことを目指したのか、反省と悔いが交互に訪れたのは間もなくでした。
パン粉状まで遅い水廻し、色は変わっても纏まらないソバ玉、伸ばす肘が悲鳴上げる練り、大きくても凸凹な手延し。
丸出しや四つ出しの厚さ重視などなどの指摘は疎かにしてきた証し!切りの終わりに出来る三角形もです。
そして、一つ前の作業が後々響く!実感です。
いくら息を切らし急いでも時間は縮まらない!待望の記録突破は4月16日特訓12回目の39分50秒が1度だけ。
借りてきた木鉢で水廻し、切板に厚紙を敷いて均等切りの練習を繰り返した成果も出せず最終日も43分の体たらくは情けない!
後1週間の練習を考えていた時、本番前日の追加特訓が居上さんの一声で決まりました。勿論、友人との約束は後回しです。
作業工程や片づけの段取りなど、寝ながら何度も思い描いた成果なのか、2回とも39分台!
そして翌日の午前中は2段位に臨む様子を観察したことと三上さんからのアドバイスもあって、
無難に終えた安堵感は格別!いつも叱咤激励を惜しまない辻さんも笑顔です。
兎に角、スタート前から念じていたのは時間勝負!緊張を感じる暇などなく、周りもタイマー以外は目に映らない有様でした。
ありがとうございました!嬉しい誤算、ビギナーズ・ラック、まさに駆け込み乗車に間に合ったような至福を味わうことが出来ました。
喜寿を過ごし特に罹患してからは、段位は無縁としていましたが、幾つになっても目標は大事!
令和4年春の1か月間は手打ちそばへの向き合い方とそば道を求める方々の片鱗を垣間見ることも出来、尚且つ、
お祝いの言葉までも戴けるとは思ってもいない光栄です。
成田さんが編集するホームページ特集は離れて住む子供たち家族にも好評!
特訓中のソバを貰ってくれた隣人や知人からの祝福にも感謝を重ねるばかり……。
これからは、段位挑戦のストレスとは無縁の美味しいお裾分けをと思っています。
〇 20周年記念誌への寄稿を!
LINEでお知らせしましたとおり、現在20周年記念誌の準備を進めています。
皆さん当会へ入会してからいろいろな思い出があることと思います。
毎月の例会をはじめ、公民館まつり、町内会やサッポロさとらんどなどでのそば教室、
幌加内新そば祭り、格段位認定会、特訓、蕎道塾、国際交流、ニセコ合宿、
せたな合同研修等々たくさんイベントを実施してきました。
そこで皆さんから「私の思い出」について寄稿をお願いします。
文字数などは次のとおりですので、ふるってご応募ください。
文字数:500字程度
締め切り:6月末日
提出方法:小椋のパソコンメール、手渡し等
oguras@aqua.ocn.ne.jp
募集数:20名
※ 人数を把握したいので、応募する方は小椋まであらかじめご連絡ください。
〇お知らせ
・ 新年度役員
平成4年~6年度の役員です。
会 長 藤田宜且
副会長 佐々木六郎、後藤篤雄
事務局長 塚越智
会計監査 海田セイ子、佐々木則子
総務部長 小林国雄、
経理部長 富田樹
資材部長 成田直喜
教務部長 居上栄
事業部長 志摩辰也
道塾長 後藤篤雄
広報部長 小椋修次
〇資材部より
・ そば道具の借用について
そば包丁など当会が所有するそば道具については“資材部メンバー”に必ず申し出てください。
借用期間は最大1か月。認定会受験者は認定会終了までとします。
資材部 メンバーをご紹介いたします。
成田直喜
藤野英雄
川村洋一
原口明美
永倉吉裕
以上