会報いしかり
第98号(平成30年3月25日)
いしかり手打ちそば同好会 初版発行:平成20年9月13日
コラム 〒061-3202 石狩市花川南2条6丁目256 URL:http:blog.goo.ne.jp/it sobo
Монгол Улс Ⅲ
(モンゴル語キリル文字「モンゴル国」。「モンゴル」は民族名で、「オルス/ウルス(Улс)」は「国」を意味する)
■ モンゴルそば祭り
そば祭りに至ったいきさつは、朝青龍がモンゴルでそば栽培をしたく、幌加内町のそば祭りなどを訪問し、
蕎麦農家の田丸氏と面識を持ったことによります。
田丸氏は、朝青龍の計画する蕎麦作付けは日本国内の蕎麦農家にとって驚異を感じたという。
そこでモンゴル国内に蕎麦消費してもらうため、そばのおいしい食べ方を普及させるために今回の
そば祭りの実施という事になった。また、朝青龍もモンゴルの平均寿命68歳を伸ばすためにも、
そばが有効であることから思惑が一致した。
当初北海道のそば打ち仲間が実施する予定でありましたが、全麺協本部が国際親善事業
「モンゴルとの国交正常化45周年記念行事」銘打って本部主催行事となりました。
主催者は朝青龍の会社と全麺協で共催し、モンゴル政府や日本政府の機関の協力をいただき行われました。
そば祭りは二日間にわたり朝青龍のレストランで開催されました。初日は政府・財界関係者など招待客200名、
二日目は一般客1,200名の参加客で賑わいました。お客様には日本式のそばつゆの「かけそば
にかき揚げをのせてのものと、モンゴル式の肉汁のつゆがありましたが、
お客様の反応としては日本のそば(つゆ)はおいしいとの評判でした。
なお、モンゴル人は冷たいものを口にしないため、「もりそばではなく「かけそばにしました。
割り箸を用意しましたがモンゴルの肉料理もメニューにあったので、
箸とフォークが合体したプラスチック製のものも用意されていました。
なお、モンゴル人は箸の使い方が上手です。
招待客は日本にゆかりを持っている方が多く、かつて日本に留学していた方、
ウランバートルの日本語の語学を専攻した大学卒業者、日本に関係した企業、教育関係者の方がいました。
一部の方はフェイスブックでの友達誘いで参加された方もいました。
吉田氏とデモ打ち
私は招待者との交流を積極的に行いました。その中では「モンゴルの食習慣を変えていきたい
との意見が多く、「子供の食育としての蕎麦に注目している
、「粉を手に入れたい」という方の声も多くありました。
など日本食についての関心を強く持っていることが分かりました。
現地の若者と交流ができました。意見交換では、モンゴルを知るうえで勉強になりました。
また、日本の素晴らしさも再認識したところです。
地下の厨房で一日、ゆで・天ぷら揚げ・盛り付けなどの担務された方は、
イベントでの交流の様子も分からないまま黙々と作業です。私は二日目に天ぷら揚げを志願して、
かき揚げを札幌手打ちそば同好会の赤松氏と組んで600個作りました。厨房の中は39℃の暑い中での作業でした。
オープンセレモニー後、そば打ちのデモンストレーションをさせていただきました。
のし棒など立派な道具を使用でき、提供してくれた全麺協会員の皆さんに感謝です。
なお、この道具類はモンゴルに提供で置いてきました。そば打ち普及に使ってくれることを望む次第です。
厨房でかき揚げづくり
■ エピソード
ウランバートル空港での出来事です。日本から手荷物として持ち込んだイベント用のそば粉80㎏、
小麦粉について税関で受け取ることが出来きませんでした。しかし、明朝に受け取れました。
これには政府間交渉で解決したと聞いて、すごいと感じました。
そば祭りの初日は5段取得者10人によるデモンストレーションを5人ずつ2回行う予定でいました。
しかし、急遽、鵜飼先生が自分と両側に女性4名でのデモ打ちにすると申し出て変更になりました。
自分は2回目の5人中の一人としてデモ打ちをしましたが、他の5人の予定者の出番がありませんでした。
二日目はかき揚げを自分と赤松氏で担当させていただき、
鵜飼氏や唐橋氏に合格点をつけていただきました。 (了)
事 業 報 告
■2月25日(日)平成30年度総会&例会
■ 3月3日(土)~4日(日)石狩公民館まつり
○ 4月、5月の当番
4月:作業班は3班、受付&まかない打ちは4班
5月:作業班は4班、受付&まかない打ちは1班
○ 初段位・二段位認定会
4月28日(土)に開催しますので、全員にお手伝いをお願いします。
なお、前日27日は会場作りをしますので、こちらもお手伝いをお願します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます