一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

483 2012年 岩戸句会  1月

2012年01月30日 | 岩戸句会

 住み慣れし小さき庭も枯野かな    稱子

空ッ風絵馬一斉に騒ぎ出す

 

水虫の薬ころがる炬燵かな      炎火

初売りや産地不明の加工食

 

コリコリと数の子を食み子を持たず  章子

脳細胞キーンと鳴れる寒さかな

 

好色な夢に目覚めし二日かな     遊石

「美容院」こたつの上の走り書き

 

梅まだき坂を見上げて腰伸ばす    静江

この辛さ異国で夢みた冬大根

 

藍瓶の冬日に醸す匂いかな      正太

埋み火の灰足してゆく初あかり

 

高層ビルの玄関に松飾り       豊春

ふっくらと幸せそうな初雀

 

大寒という字の中にある静寂     雲水

初手水娘は少しおとなびて

 

ホルスタインの隆々たる乳淑気満つ  薪

はや三日牛舎に痒きとこ掻くブラシ

 

食後薬飲み忘れては三が日      洋子

生前のままの表札冬旱 

 

この葉っぱは、たぶん40センチはありました(ハワイにて)

    


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