一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2998  第490回 4月 岩戸句会

2023年05月17日 | 岩戸句会

ミサイルが着弾します四月馬鹿    ルパン

ピンポーン竹の子二本届きけり

  

雨に打たれ広がってゆく桜草     流水

雨やどり目玉で会釈雨蛙       〃

 

風光るサッカー少年の大リュック   マープル 

かくれんぼの鬼残される落花の中 

  

風光るダンプの前のミニバイク    豊狂  

風光る稚児舞簪揺らめきし 

    

春眠や深度三百のシーラカンス    吠沖

新緑や山も心ももふもふに      〃

 

気を付けて「ね」に心こめ花の宵   蠍 

大丈夫元気になるよしょうぶ咲く

 

春眠や待合室の老男女        心

句碑に名を刻みし母や桃の花     〃

 

蒼天へ自由奔放花ミモザ       さくら

ヨチヨチがパパ振り払って青き踏む  〃

 

空をゆくひとかたまりの花吹雪    黒薔薇  

ジャンプして陽炎に紛れこむ

          

イベントの疲れ回復菖蒲の湯     淡白

さえずりに見上げた先のツバメかな

 

桃の花童女になりし叔母卒寿     吟

嫁ぐ娘と最後の散歩桃咲く日     〃

 

清明や野道の光りひねもすを     信天翁

鳴く鳥の姿隠して若葉舞う      〃

 

年一のタラの芽サクッと揚がりけり  コトリ

釣りたての鯵を捌くや桃の花     〃

 

春暁や太陽女神訪れて        翠風

トンネルの向こうで待ってる桃の花  〃

 

昭和の日世界和せない令和かな    伊豆山人

味噌汁にふかみどりなるワカメかな  〃

 

今という時間はゼロや風光る     釣舟

空海忌モーター廻す蓄電池                   〃   

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