一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

272   人類は絶滅危惧種ジギタリス

2011年06月10日 | 

私は20才の頃、3年間西日本を旅したことがある。無目的で観光地は一切見物しない。一日五百円の食費以外お金を使わない。寝袋で駅・寺・神社などで眠る、歩いたりヒッチハイクしたり、お金がなくなると働く。

この三年間の旅から学んだことは、「世の中どうにでも生きていける」という自信と、将来への不安の解消だった。

 

あれから40年近く経ち、一昨年カナダのバンクーバーへ10日間の旅である。飛行機、車、船、ロープウェイなど、ほとんどが乗り物の旅だった。隔世の感あり、である。もう一度、昔のような旅をしてみたいのだが・・・

 

バンクーバーで、60句余り作句したが、ほとんどが写生句。掲句だけが異なり、人類に対する危惧、絶滅に対する危惧が俳句になった。ある思いが、俳句になるまでには、結構時間がかかるもので、思いだけで終わってしまうことも多い。

ちなみに、バンクーバーの野辺に咲くジギタリスは生命力が強く、薬にもなるが全草毒である。

 

ノハナショウブ(野花菖蒲)

 


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