一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1331   秋葉遊石俳句集 2

2014年09月29日 | 秋葉遊石俳句集

月朧貴女の居ない窓の群

 

花吹雪ここから二人で逃げようか

 

その猫の上に小さくリラが散った

 

夏も終わりねと頬杖を解く女

 

栗一列に並べる面白くない

 

ひらひらと花びらホームレスの上

 

牛蒡引く女の眉の太さかな

 

終戦日記憶の中に音は無し

 

鳩の目に墨入れし芸妓と三日かな

 

曇天下向日葵時々にして雨

 


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