光と影と山茶花の白である
風誘う白き蹴出しや秋の果て
陰毛の白きもの取れ冬となる
かわたれの毛虫のごとく生きてみるか
越前の蟹身じろぎて冬となる
夏座敷柱鏡の山揺るる
肌に添ふ指白々と露寒し
日に透けし紅葉かくあり目交に
桃にみる球体の無限の羅列
八つ口に春の名残の風を入れ
光と影と山茶花の白である
風誘う白き蹴出しや秋の果て
陰毛の白きもの取れ冬となる
かわたれの毛虫のごとく生きてみるか
越前の蟹身じろぎて冬となる
夏座敷柱鏡の山揺るる
肌に添ふ指白々と露寒し
日に透けし紅葉かくあり目交に
桃にみる球体の無限の羅列
八つ口に春の名残の風を入れ