goo blog サービス終了のお知らせ 

プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

山の世界と海の世界を繋ぐ川

2014-01-22 16:07:56 | インポート
P1010006

P1010004

 ここんところ近辺のフィールドを今一度リサーチしたり、
 新たなよさを再発見するためにあちこち回っています。

 海に山に、それから川もちょこちょこ行ってますよ。
 日高川と、それから有田川の河口付近も漕ぎましたね。
 上二枚の写真は日高川で、下二枚の写真は有田川河口になりますね。

 日高川は、2011年9月の台風・洪水の爪痕も少々残っていますが、
 川下りはもう十分楽しめます。
 山を縫って下ってゆくこの川は、特に新緑の時期、
 周囲の山々が吹きこぼれんばかりの緑の生命力に覆われて、圧巻です。

 また、テナガエビ取りなど水遊びも楽しい真夏や、
 ややかげりを帯びた西日が透明な空気のゆらぎを醸し出す
 夏の終わりなどにも絶対下っておきたい川ですね。
 ちなみにちょっと先の話になりますが、ちょうど新緑の4月22日(火)に、
 この日高川ツアーを行いますので、
 よろしければぜひともこの川のよさを味わってください。
 http://homepage3.nifty.com/creole/hidakagawa.htm

 また下の写真の有田川河口ですが、
 ここはお客さんに楽しんでいただくツアー場所としての
 おすすめだとは正直言えないんですが、
 自分自身色んなことを感じながら、
 一人佇むのがとてもよかったですね。

 高野山を源として紀伊水道に注ぐ有田川。
 水の流れが山の香りを、潮風が海の香りを運んでくる、河口域。
 大河の一滴になったような気分で佇んでいると、
 山のリズムと海のリズムが自分の中で交錯するような、
 そんな不思議なトリップ感がありましたね。
 高野山と紀伊水道の海、
 それぞれが地球の身体パーツの一部だとするならば、
 そいつを繋ぐ血管が有田川。
 有田川のメロディ&リズムとひとつになるような瞬間。

Img_0835

Img_0827


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近郊の秘境へ

2014-01-22 15:26:28 | インポート
Img_0795

 年末から年始にかけて、
 結構デイトリップであちこち漕ぎに行っています。
 冬は海景にも海水にも独特の透明感があって、
 他の季節にはない味わいがあるんですよね。

 湯浅湾ならば北風の風裏になる「やびつ海岸」が
 晩秋から春にかけていっそう美しく映えるフィールドです。
 この一ヶ月で5回くらい行ってますかね。
 
 京阪神から日帰りで行ける秘境めいた第一級の場所なのですが、
 いつ行っても、誰も見たことがないという不思議。
 まあ、それがいいんだけれど、もったいないなとも思います。
 みんな、どこで何して遊んでるんだろうか?

Img_0803

Img_0800

P1010164

P1010027

P1010076

P1010058


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自立と協力

2013-12-19 10:44:02 | インポート
P1010048

P1010038

Img_0689

Img_0599

Img_0673

Img_0679

Img_0648

P1010059

P1010086

 またまた、前回の記事から相当期間があいてしまいました。
 ごめんなさい。
 来年以降のアイランドストリームの展開について作戦を練ったりしている日々です。
 色々と面白くなっていきそうな画策をしています。

 さて、前記事では瀬戸内カヤック横断隊の準備について書きましたが、もちろんおかげさまで無事帰ってくることができました。山口県祝島からスタートして七日間の行程。今回は毎日のように西高東低の気圧配置になり、総じて西よりの風が強いシビアなコンディションが続きました。最終的には小豆島ではなく岡山の渋川海岸でゴールしたのですが、総勢20数名での海旅。いや~、今回も色んなドラマがあり、たくさんのことを学べました。

 まあ、詳しい内容は横断隊のブログに参加者がそれぞれレポートを寄稿しているのでそれをご拝読いただければ分かるかと思いますが、ひとつ言っておかなければいけないのは、横断隊では最終目的地(今回は小豆島)に到着したから「成功した」とか、あるいは到着できなかったから「失敗だった」とかそういうものではなく、あえて目的地を設定しそこを目指して七日間フルにシーカヤック海旅する中で、どんな発見や学びがあるかってところがテーマなんですね。
 カヤックを漕ぐことはもちろん、ナヴィゲーションから露営まで自分のことは全て自分でやる上で、チームの一員としてメンバー同士が知恵を出し合い、力を合わせ、時として助け合いながら進んでゆくこと。そこに面白さがあるわけです。
 その上で「瀬戸内」という世界屈指の多島海について、肌身を通して知ってゆくこと。

 自立と協力、
 この二つのバランス感覚が、
 横断隊の何よりの特徴と言えるかもしれませんね。
 もちろん自立していないとシーカヤッキングは成立しない。
 だって、漕ぐのは自分だから。
 各々が自立しているからこそお互いが信頼し、協力し合う事ができる。
 自分の意見を持ったみんなの文殊の知恵によって、
 シビアな状況判断も、より最善のものに磨き上げられてゆく。
 そうして漕ぎ終える頃には、チームとしてのまとまりと、
 メンバー同士の不思議な絆が生まれ始める。

 そういう意味で、
 別に横断隊はチャレンジとか冒険って類いのものではないとも言えるでしょう。

 だけどまあ、まとまった日数のシーカヤック海旅の経験をしたことがある人というのも今の日本でそうそういるわけではないし、実際のところ常に危険と隣り合わせの「マジ漕ぎ」の舞台でもあるわけで、確かにシーカヤックでメシを食っているガイドのような人間ではなく一般の方にとっては、実際の気持ちの面で、チャレンジとか冒険の意識がかなり強くなってくるかと思います。
 一日50キロほど漕ぐ力を養う必要もあるし、焚き火から調理まで一通りの野外生活術を身につける必要もある。会社勤めの身でほとんどゼロのところからあえてそれを習得しようとすると確かにちょっとした「チャレンジ意識」を奮い立たせる必要性も出てきますね。
 行動を起こすモチベーションとして、それもまた大事。

 瀬戸内カヤック横断隊にいつか参加したいという人も結構いらっしゃるようなので参考までに繰り返しますが、横断隊は旅の実践の中での学びや気づきが目的であり別にチャレンジや冒険ではないのだけれど、参加する前段階としてはまずチャレンジ精神や冒険意識を持っておいたほうがいいと思います。そうするとそこに向けて日々トレーニングしたり風や潮流を読むナヴィゲーションをきちんと勉強しようとする意識が芽生えてくるからです。
 
 その下準備さえちゃんとするならば、横断隊は誰でも参加できます。
 そのための日々の練習や上達、あえて言うとそのコツは、
 毎回海に漕ぎいでる際、
 あえてちょっとだけ「無理め」のラインを設定し、
 一歩一歩それを乗り越えてゆく意識を持つことです。
 「無理なこと」をするのではなく
 「ちょっと無理め」くらいのことを繰り返してゆく。
 (本当に「無理」なことはやらないでおく。勘違いのないように。20キロ漕げる人が25キロ漕いでみるとか、平均時速5キロで漕げる人が時速6キロで休みなく漕げるところまで漕いでみるとか、そういうレベルの積み重ね)。
 その意識が必要ですね。
 いつもいつも自分の限界ラインの内側に完全にとどまりつつヌクヌクとした漕ぎを繰り返していてもシーカヤッキングは大して上達していかない。
 結果としていきなり本番で未知のトライをすることになり、
 それは「無理め」ではなく、本当に「無理なことをする」になってしまうわけです。
 
 甘く見るのは間違っているけれど、
 自分には無理、と決めつけるのもおかしい。
 そういう意味でのちょっとしたチャレンジ意識。

 話は変わりますけれど、
 「ノミ理論」って知っているでしょうか? 
 犬とかにくっついてるちっちゃい虫で、ノミっていますよね。
 あのノミ。
 あのノミってちっちゃいけど跳躍力抜群で、1mくらいピョーンと飛べるそうです。
 だけどそいつを15cmのビンに入れると、15cmしか飛べなくなる。
 それは物理的に、当たり前ですね。
 しかし問題はそいつをビンから出して自由にしてあげても、
 15cmしか飛べなくなってしまうという現象です。
 環境や習慣によって、
 1m飛べる力があるのに15cmしか飛べなくなってしまうということ。
 本当はできることができなくなる、
 物理的な問題ではなく精神的な問題。
 つまり自分自身で勝手にリミッターをかけてしまうということですね。
 で、これは人間にも当てはまることではないでしょうか?

 閉塞感の強い今の日本社会の現状、
 「自分なんて無理だ」とか「今の環境でできるわけがない」など、
 勝手に自分自身でリミッターをかけてしまっている物事が
 いかに多いか。
 1m飛べる力があるのに、15cmしか飛んでいない人がいかに多く、
 もったいないか(自分も含めてだけどね)。
 ちなみにその、15cmしか飛べなくなったノミを再生させる方法は簡単らしい。
 1m飛んでいるノミ連中の中に放り込んでやればすぐに思い出して、
 再び1m飛べるようになるそうだ。

 ・・・と、この喩えを出したのは、
 別に横断隊やシーカヤックに限らず、
 なんでもちょっとしたチャレンジ意識を持ってトライしてみると、
 意外とできちゃうものだという事ですね。
 元々は1m飛べるわけだから。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーカヤック海旅塾12月分開催

2013-11-14 00:48:50 | インポート
P1010134

 ぼくは今、11月16日から22日まで行われる、
 「瀬戸内カヤック横断隊」に参加する準備をしている最中ですが、
 それとともに12月開催の「シーカヤック海旅塾」の日程をつい先ほど
 内田正洋氏と話し合い、決定したところです。
 12月21日(土)~23日(月・祝)の2泊3日湯浅湾キャンプで開催します。

 瀬戸内横断隊は山口県祝島から小豆島までの約300キロを
 7日間に渡って漕ぐ海旅ですが、
 横断隊とこの海旅塾は密接に繋がっています。
 シーカヤック海旅の実践編が横断隊とするならば、
 シーカヤック海旅の文化的・社会的価値をじっくり学ぶのが海旅塾なんですね。

 カヤックパッキングの方法から、焚き火のやり方、
 露営の方法なども学びながら、海の上から日本を知る渚の講座。
 長年の海旅の経験から培った、シーカヤッキングの文化的、アート的、
 エコロジー的側面について学んでいきます。そして震災後の日本の復興を
 海からの視点で考えていきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。
 http://homepage3.nifty.com/creole/umitabijuku.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもの飽きない夕陽。

2013-11-13 19:55:13 | インポート
Img_0545

Img_0542

 かるも島の向こうに沈む今の時期の湯浅湾の夕陽は捨てがたいね。
 先日はるばる舞鶴から来ていただいたSさんとともにツーリングしたときの写真。

 「これまで何回か漕いだけれど、本当に楽しめるようになれるのか、全然自信が持てなかった」
 というSさんと色々話していて気付きましたが、やはりカヤックに向いてない人なんていないわけですね。
 回数を重ねると誰だってそれなりに漕げるようになる。
 たいがいの人はそれまでにやめてしまうから、向いてないとか思うようになるわけ。
 基本、歩くのと一緒なんですよカヤックの操船なんて。
 ずっと歩いているとそのうち自由に歩けるようになってくる。

 あとはどう楽しむかっていう
 その人のイマジネーションの領域に入ってきますね。

 冒険的な海峡横断をする人もいれば、
 のんびり周遊する人もいる。
 スポーティに楽しむ人もいれば、
 何ヶ月も海岸線を旅する人もいるし、
 あらゆる入江という入江に入って行くのがたまらない喜びだと言う人もいるし、
 海岸線の生物マニアの人もいると思えば
 釣りばっかりやっている人もいる。
 フォールディングカヤックを背負って世界中を旅する奴もいる。

 まあ、ぼくはそれら全部が好きだからずっとやってるわけだけれどね。
 色んな自然の「究極の」楽しみ方に派生してゆくマトリクスみたいなところが
 カヤッキングにはある。
 だから飽きっぽい人間にも飽きないわけです。
 しかしいつ見ても、湯浅湾の夕陽は飽きないですね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難所越え

2013-11-07 20:27:15 | インポート
P1011329

 昨日、Yさんにお伴させていただき、黒潮がダイレクトにぶつかる難所である潮岬灯台下を無事通過。ここはちょっと時化だしたらモグラたたきゲームのモグラのように神出鬼没の三角波が尻の下からいきなり立ち上がったりして非常にやばい場所で、個人的にも何度か怖い思いをしているだけに余計にうれしかった。黒潮のドラゴンが棲む海域、ウミガメがその使い。Yさん、おめでとうございます。次回も楽しみましょう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聴き貯め

2013-11-07 00:51:17 | インポート
Img_0513_2

 本州最南端・潮岬への行き帰り、往復6時間の行程、爆音で音楽を聴きまくる。ぼくは海と同じくらい音楽を愛する人間であり音楽がなければ死ぬ人間だけど普段CDアルバムを通しでじっくり聴く機会って意外と取れないので「寝貯め」ならぬ「聴き貯め」しておきたいのだ。特にシーカヤッキングでたっぷり海のリズムを感じた後は身体というか細胞が様々な音を欲する。
 Red hot chili peppersの「one hot minute」、再結成したGnawa difusionの最新アルバム、マリーザ・モンチ「わたしのまわりの宇宙」、スティーヴィー・ワンダーの「first finale」、トム・ペティ&ハートブレイカーズのベストアルバム、クイーンのベストアルバム、キンクスのベストアルバム、スヌープ・ドギー・ドッグの1st、インド音楽のオムニバス、ブライアン・セッツアーの「ダーティ・ブギー」、ボアダムズの「Soul discharge」ジョージ・ベンソンのギターだけのやつ、レイナード・スキナードの1st、ピグミー族のアカペラだけのやつ、小島麻由美の「セシルのブルース」、ブーツィー・コリンズの「ウルトラウェイヴ」・・・・。
 なんかこう、ひとつひとつのアルバムをじっくり聴いていると、以前飽きるほど聴いたアルバムでも「ほーう、こういう歌詞の意味だったのか」とか「こういう意図でこの効果音を持ってきたのか」とか色々発見があって面白い。まるで作者と対話しているようだ。特に海からあがったあとの身体で聴くと、不思議というかなんというかすっごく心に染み渡ってくる。名もないストリートの酔いどれ黒人ブルースマンについて歌ったレイナードスキナードの「カーティス・ロウのバラード」なんて聴いてると、非常に泣けてきた。ボアダムズのメチャクチャな曲ですら、色んな意図が理解できる。やはり単発の曲のダウンロードじゃなく、アルバムを聴くってのは大事だよな。
 どうも最近放電気味だった気がするけど、チャージされた感がある。
 しかしボアダムスのこの曲を信号待ちで爆音で聴いてると通行人みんなびっくりしてたわ。そらそうだわ。でもおれにはこの曲の素晴らしさが非常によく分かる。
 

</object>

YouTube: Boredoms TV scorpion




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みなべキャンプ

2013-11-06 23:53:02 | インポート
P1011232

P1011221

Img_0506

Img_0493

Img_0479

Img_0487

Img_0501

Img_0492

P1011248

 先日の南紀・みなべ海岸ツアーも、
 予想通り(?)低気圧の通過もズレ、
 いいコンディションで開催することができました。
 http://homepage3.nifty.com/creole/campminabe.html

 このキャンプ地はプライベートでもちょくちょく行きたくなる、
 というかここで一週間くらい住みたくなる、
 そしてあんまり人には教えたくない浜ですね。

 ・・・と思いつつ、
 こういう場所は別にそれほどガンガン漕ぐ派ではなくても、
 ちょっとしたセンスさえあれば誰でも行けるようなフィールドであるわけで、
 もったいないな、とも思うんですよね。

 基本的なパドリングスキルがあればツアーで問題なく行けるし、
 ナヴィゲーションの知識があれば自分でも行ける。
 特にナヴィゲーションって、フィールドの魅力をよりよく楽しみためにこそ
 必要なものでもあり、皆さんにぜひ身につけてもらいたいスキルですので、
 この初冬はナヴィゲーション講習に特に重点を置きたいと思い開催いたします。
 http://homepage3.nifty.com/creole/navischool.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白石島バージョン無事終了

2013-11-06 23:06:17 | インポート
Img_0438

 先日行ったシーカヤック海旅塾・岡山白石島バージョン、
http://homepage3.nifty.com/creole/shiraishi.html
 台風も予想通り(?)それて無事に開催できました。
 あまり風もなく、しかし結構冷え込んだ、
 冬の始まりを感じさせる美しい2日間でした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャンプ

2013-11-06 21:41:41 | インポート
P1011298

 ついにボラがジャンプする姿を写真で捉えたぜ。
 古座川河口にて。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋のシーカヤックキャンプ

2013-10-24 13:05:37 | インポート
Img_0397

Img_0391

Img_0395

Xcx

P1010180

 先日の湯浅湾・やびつ海岸キャンプツアーも、
 コンディションが整い、いいものとなりました。
 http://homepage3.nifty.com/creole/yabitsucamp.html

 北からの風裏になり、
 しかも日光の軌道が真正面を通るロケーションとなる、
 ここ、やびつ海岸は、
 秋から春にかけて一層美しさを増すエリアとなります。
 
 ワイルドな断崖絶壁のすれすれを漕いだり、
 美しい入江の奥の奥まで入り込んだり、
 自然の庭園のような絶妙の配列の岩々の間をすり抜けたり、
 不思議な洞窟に入っていったり、
 雨上がりの滝を発見したり、
 陸の孤島のような渋い漁村を散策したり。

 そして近郊でありながら秘境めいた浜でのキャンプ。

 アイランドストリームでは
 その時期ならではのフィールドの美しさを存分に味わうため、
 コース取りのセンスを何よりも大切にしていますが、
 秋から春先にかけてのやびつ海岸は、ほんとに特筆するものがありますね。

 そんな秋から春先にかけてより美しさを増すフィールドは、
 他にもいっぱいあります。
 プラスアルファ、キャンプを楽しめる希少なフィールドもたくさん知っています。
 来たる11月3日(日)~11月4日(月・祝)には
 南紀のみなべ海岸にて至福のシーカヤックキャンプツアーを行います。
 初心者クラスの方もご参加できますので皆さんぜひお越し下さいませ。
 http://homepage3.nifty.com/creole/campminabe.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がりの滝

2013-10-24 12:30:41 | インポート
P1010232

P1010234

P1010209

P1010194

 先日、湯浅湾一周35キロツアーにて、
 雨上がりのやびつ海岸では、美しい滝がたくさんできていました。

 こんなに泣けてくる美しい姿。
 湯浅湾沿岸一帯には数万の民が住んでいるけれど、
 こんな光景は多分15人くらいしか知らないんだろうなと思うと、
 いったい世の中どうなってんだと思う。

 地域の新しい魅力の発見のためにも、これからは
 絶対海からの視点をもったほうがいい。

 ちなみに35キロツアーでは、
 栖原海岸~毛無島~鷹島~黒島~十九島~白崎海岸と南岸を進み、
 そこから北の端の宮崎の鼻までの約10キロを横断し、
 そしてこのやびつ海岸の沿岸をツーリングし帰ってきました。
 昼からやや北の風が強い予報だったので、
 風裏のやびつ海岸までいかに早く到着できるかが
 成功・失敗の分かれ目だったのですが、
 参加者の皆さんのがんばりで見事に一周できました。
 http://homepage3.nifty.com/creole/yuasaisshu.html
 
 今回はあくまで一周目的でさーっと漕いだわけだけど、
 通常のツーリングではひとつひとつのスポットを
 できるだけじっくり巡った方が楽しめます。
 「こんな場所もあったのか」という発見が連続することでしょう。

 日本、世界を旅してきたぼくがあえてベースとして選んだフィールド。
 シーカヤッカーのホームグラウンドとして、
 関西で最も優れた、おすすめフィールドが湯浅湾です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

星空が天井

2013-10-09 22:54:34 | インポート
P1010156

 今ちょうどテントなしでシュラフだけで浜辺で寝られる気候だ。
 波音をまくらに、
 満点の星空を天井にして寝ることほど、贅沢な物事もなかなかない。

 今週末の13日(日)~14日(月・祝)は
 うちで初心者歓迎のキャンプツアーをしますが、
 ちょうどそれができる日和になるかな?
 台風一過のよいコンディションになりそう。
 まだ席ありますのでよろしければどうぞ。
 テントとかその他持ってない人はすべて無料で貸し出し可です。
 http://homepage3.nifty.com/creole/yabitsucamp.html



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーカヤック海旅塾はマジで面白い

2013-10-04 18:29:52 | インポート
P1010134

P1010167_2

P1010113

Img_0313

 シーカヤック海旅塾。
 日本を、世界を、プラネットアースを
 海からの視点で捉え直し、ポジティヴな未来を描くヴィジョン・クエストの3日間。 
 今回のやつ(9月27日~9月29日)も天候にも恵まれ無事終了。
 ありがとうございました。

 次回は1泊2日ヴァージョンを10月26日(土)~27日(日)に、
 岡山県笠岡諸島・白石島にて開催します。
(2泊3日で一単位修得の海旅塾ですが、この1泊2日では0.5単位修得となります)
 http://homepage3.nifty.com/creole/shiraishi.html

 まあこの海旅塾って、なんとなくのイメージで、
 すごい気合いの入ったベテランシーカヤッカー対象のワークショップって
 感じがするかもしれませんが、まったく逆で、
 別に1、2回の経験しかない人でも参加できるのが特徴でもあります。

 むしろオタク的なカヤックマニアを対象とはしていません。
 カヤックの経験の有無は問わず、
 自然や環境や社会に感心の深い、良識あるごく一般の人を対象としています。

 カヤックパッキングの方法から、
 焚き火のやり方、露営の方法なども学びながら、
 シーカヤック海旅で賜る、
 奥深く、面白く、有意義なことを共有する場。

 シーカヤックほど自然や海の懐深く潜り込み一体化できる乗り物はないわけで、
 シーカヤック海旅をすることによってリアルな海からの視点を得ることができる。
 
 シーカヤッキングによってこそ得ることのできる自然観や、
 シーカヤッキングによってこそ知ることのできる環境問題。
 シーカヤッキングによってこそ再認識する日本の歴史や、
 シーカヤッキングによってこそ気づかされる社会の仕組み、
 そして日常のチマチマ感を越え、
 ボーダレスかつ全方向にどこまでも繋がって行く、
 スケールのデカい海を旅することによって見えてくる、
 ぼくらのポジティヴな未来。

 特に何かに行き詰まっている人にこそ、
 その心に風穴をあけ勇気づけるようなパワーのある塾だと思います。
 みーんな、迷って自分自身に足かせをはめている時代ですから。
 今の時代に必要なものだと思うからこそ、
 シーカヤッキングにこだわるわけで、そこからこの海旅塾も始まったのです。
 マジでやることはすぐに「マニアック」だと言われるご時世ですが、
 なんでもマジでやるからこそ、ほんとに面白いんよね。

 通常のツアーでは伝えきれない、
 だけどこれこそシーカヤッキングの醍醐味だと思っている、
 本心、本質、真髄の部分を伝えます。
 底に流れるテーマは「震災後の日本の希望と復興」。
 まあとにかく有意義で面白くて感動しますのでぜひご参加ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海のピースウォーク

2013-10-04 17:34:42 | インポート
P1010121

P1010118

P1010107

Img_0347

Img_0352

Img_0358

 先日は和歌山・新宮から和歌山側の海岸線を歩いて北上してゆく
 「やおよろずピースウォーク2013」に海から参加しました。

 龍体をイメージして作られた、
 福島からのご神木をカヤックのハッチに入れ、
 白崎海岸からうちの栖原海岸までトリップしました。
 
 黒島、鷹島、かるも島という聖地的な無人島を経由し、
 ご神体様もさぞかしお喜びなされたことと思います。
 
 ご神体は別の人にバトンタッチされ、
 歩きで和歌山市方面に向かいました。
 こののち、3.11の地震の震源から最も近い、
 宮城県の網地島という島の神社に奉納されるそうです。

 ちなみに網地島というのは、ぼくが以前シーカヤック日本一周した時に立ち寄り、
 阿部さんという漁師宅で一泊させていただいたことのある思い出深い島です。

 ちょうど黒潮もあのあたりまで行っていることですし、
 不思議なご縁を感じました。

 3.11後の日本の復興を、
 海人としてシーカヤッカーとして個人として
 心より願っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする