プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

22世紀とか

2012-10-31 23:10:34 | 震災や原発に関連する事
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 「21世紀の新しい価値観」というフレーズは何度も耳にするけれど、22世紀とか23世紀の価値観は・・、と述べる人はさすがに目にすることはほとんどない。
 
 数年前、南インドのラーメッシュワラムでカヤックを漕いだ時、ふとそんなことについて考えた。カースト制のインドでは漁師とか海の民はアウトカーストとされててぼくがカヤックを漕いでたら凄く変な目で見られた。で、仲良くなったのはアウトカーストの漁師ばかりだった。インドは無茶苦茶な国だけどなぜか漁師は紳士的でどこか分かりあえるような所があった。そこで直感的に思ったのは、まあ21世紀には無理だろうけど22世紀とか25世紀とかになるとインド人12億人、中国人14億人の何割か、そして全世界の結構な割合の人数がカヤックとかサーフィンとかやるようになるんじゃないかな、ということだった。
 ザイール人が湯浅湾を漕ぎ、インド人が熊野奥駆けトレッキングし、ジンバブエ人が瀬戸内をアイランドホッピングしたりする姿。

 ま、200年とか500年とかの流れでみると世界は間違いなく国境がなくなっていく方向に進んでいくと思う。21世紀というのはもう10年もたってて、既にみんなが考えることは固形化しているというか、大きな夢がなくなっちゃっているように思う。で、そういう視点もどこかに隠し持ちながら、尖閣とか竹島の問題を捉えるようにした方がいいように思ったりもする。あ、そう考えると原発なんて22世紀には絶対ないよな。しかし処理できない今のプルトニウムは何万年も残る。

 ちなみにこのラーメッシュワラムって所はスリランカとの国境に面していて、海峡の砂洲や小島を漕ぎ渡っていくと48キロでスリランカに着く。スリランカ北部には数年前まで「タミル・イーラム解放の虎」という反政府ゲリラがいたけれど現在はいなくなっている。この海峡を渡るくらいのことは21世紀のうちにできるだろう。


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黒潮とダイレクトに

2012-10-25 22:28:12 | インポート
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 今日、Yさんのサポートとしてガイドさせていただいた枯木灘海岸、
 よかった。
 感動した。
 
 秋特有の大陸からの数珠つなぎ高気圧がやってきて、
 この荒々しい海岸線にしては
 まれにみる穏やかなコンディション。

 通常まず入っていけないような岩場や断崖絶壁のキワ、
 洞窟やロックガーデンを丹念にひとつひとつ見て回った。
 途中ウミガメにも遭遇。

 やはり黒潮色の濃い、
 南紀の海が好きだ。
 この場に身を置いている時のフィーリング、
 たくさんの海を漕いできたけれど、
 やはり南紀から潮岬を経て、
 熊野灘に至るラインが一番好きだな。
 時として荒すぎるけれど。

 シーカヤックを履くことによって、
 「オレの体幹は黒潮とダイレクトにつながっている」
 そんな感じ。

 帰ってきた今も、隈取り濃い黒潮感覚が、
 身体の芯に残っている。
 細胞がまだざわめいている。
 そして心の奥までほっこりするような
 暖流特有のあたたかみ。
 
 そんな状態で聴く音楽は
 まるで一曲一曲、
 弾けて水玉模様になった黒潮の精のようだ。
 
 Yさん、次はいよいよ串本ですね。
 次回も楽しみましょう。

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フィールドに出ようぜ

2012-10-23 11:27:08 | インポート
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 白崎海岸から宮崎の鼻を望む。
 湯浅湾一周ツアーのハイライトの10キロ区間だ。

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 昨日も湯浅湾一周35キロツアーだった。
 10時過ぎまでは完全にベタナギだったが、
 その後南風が吹いてきて、昼過ぎには10m/sくらいにまで上がった。

 昨日は、これからいいシーカヤッカーになるであろう、
 有望な方がご参加されたので問題なかったけど、
 これが大勢だったらなかなか大変だったろうなあと思った。

 まあどこかに上陸してヒッチハイクでもして帰ってくるというのも、
 それもまたシーカヤック旅なんだけどね。

 それにしても、こうやって改めて連日湯浅湾を一周してみると、
 同じ湾内でも場所によって全然おもむきとかフィーリングが違うな、
 ということがよくわかって面白い。
 一日のうちで連続で捉えることになるから、
 よりよく感じられるんだ。

 ま、ぼくなんかは和歌山の海だけでももう2000回くらいは出てるんだけど、
 そんな回数を重ねてるとさすがに独自に感じていることってある。
 そのひとつがこのブログでもよく言う
 紀伊半島における「黒潮フィーリング」ってやつだったりするんだけど、
 そういう目に見えない、だけど肌でセンサーできる感覚ってのは、
 いわゆるオカルトとか超自然とかとは対極のものだと思うね。

 絶対音感ならぬ「絶対黒潮感」みたいなものがオレには備わってきつつあるぜ、
 と言うとみんな変人扱いするけどぼくの中では割と具象なんだよ。
 黒潮感ゼロの海外も頻繁に漕ぎつつ黒潮の海をホームグラウンドにしてると、
 それがよくわかる。
 オレしか分かる奴がいないってのが欠点かもしれないけど、
 武器かもしれないと思う今日この頃。

 お客様がいる限り海に出たくない時でも己を奮い立たせ、
 長年コツコツやってる自分への褒美ってやつだ。
 どんなゼニカネよりよっぽど高価な褒美ってあるってのが、
 最近分かり始めてきたようだ。

 「ぼくはリアルな黒潮詩人」

 さて、昨日の南風から移行して今日は一日雨降りで、
 海のコンディションもよくないけれど、
 秋の天気の移り変わりは早い。

 大陸からの数珠つなぎの高気圧がすぐそこまでやってきてて、
 明日から数日間絶好のアウトドア日和になる。
 この秋特有の数珠つなぎ高気圧がくると一年でもまれにみる
 気持ちいいシーカヤックが楽しめるコンディションが整う。

 パソコンを離れてフィールドに出ようぜ。


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全員完漕

2012-10-21 23:04:14 | インポート
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 湯浅湾一周35キロツアー、
 全員完漕。
 おめでとうございます。
 
 爽やかな一日でしたね。
 この季節でこのコンディションならば、
 慣れるとほとんど疲れずに漕げるようになるでしょう。

 加えて、
 黒島の洞窟をひとつひとつ巡りつつ、
 白崎もより丹念に漕ぎつつ、
 やびつ海岸も岸ベタぎりぎりに接岸して、
 ひとつひとつの岩を愛でながら進んでゆくほどの、
 余裕も生まれるでしょう。

 別に長い距離漕げたからエライとかそんなことは全くないですが、
 長い距離を行けると、
 楽しみ方のバラエティが広がりつつ、
 旅感覚、トリップ感もドープに深まるというものです。

 海峡とかをサーッと横断しつつ、
 時にはギアをローに落とし、
 しっくり景観に溶け込むようにスローに進んでゆくためにこそ、
 漕げれば漕げるほど、いい。


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天才型インド人の脳ミソ

2012-10-20 00:29:46 | インポート
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 自然の中にいると、
 感性ってやつがひときわ研ぎ澄まされてくるものがある、と、
 色んな人が言ってるのはご承知の通りですが、
 では一体、五感とか感性とはなんぞやとか、
 自然体感とはなんぞやという理屈までは、
 まあ別にとりたてて探究するべきもんでもなかろうと、
 原発事故前までは思ってましたけれど、
 事故後しばらくしてから結構考えるようになりました。

 と言いますのも、
 放射能てのは絶対どんなことがあっても、
 人間の五感では感知できない領域のシロモノでありますね。
 で、その、目にも見えずニオイもせず聴こえもしないブツに
 おそれおののくとは一体どういうことなのかな? と
 ふとした時に思ってしまいますと同時に、
 じゃあ五感とはなんなんだろうとか、
 肌に感じるとはどういうことなんだとか、
 素朴な疑問が湧き上がる自分に気付いたからです。

 特に目には見えないけれど、
 肌を転がる風とか、潮の香りとか、聞こえ方とか、
 そういう視覚以外の感覚が研ぎ澄まされるというのが
 アウトドアの世界でありまして、
 特に海に出たらそういう意識をより強く持つのが、
 そのスジのプロだってところがありますからね。
 
 ふつうはまあ、「どうでもええやん」と思うところだけど、
 その辺を意識するのが、アマチュアの人と微妙に違う点かもしれません。
 というか、ただのぼくの癖かもしれませんが。

 ということで、これはあくまで個人的な興味の部分ですが、
 五感と脳みその関係とか、
 神経の関係とか、そういう本を時間の合間を縫って、
 ここ半年ほど黙って読んだりしてたんですが、
 なかなか奥深い世界であると同時に、
 かなりぶっ飛んでる世界でもあるなと思いました。

 まあぼくは結構ぶっとびの世界も好きだったりするんですが、
 特にすげえなと思った研究者に、
 ラマチャンドランというインド系の人がいまして、
 「これがインド系の天才型の哲学者か」
 という見本のような人で、度肝を抜かれました。

 日本人には絶対いないタイプで、
 その理屈っぽさはお笑いの領域に入っています。
 かなり好き嫌いが分かれるかと思いますがぼくは結構好きで、
 下手なお笑いの人よりもオモロイなと思いますね。

 こんなんです。興味ある人はどうぞ。
 http://www.youtube.com/watch?v=o2bANldEBwE&feature=relmfu


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秋のツアー日程

2012-10-18 11:33:16 | インポート
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 ぼくが主宰していますアイランドストリームの、
 秋のツアー日程を記しておきます。よろしく。
 ※下記以外は通常のワンデイツーリングがメインになります。

☆【10月21日(日)湯浅湾一周35キロツアー】
湯浅湾の南端・白崎海岸から北端・宮崎の鼻まで湯浅湾を一周ツーリング
http://homepage3.nifty.com/creole/yuasaisshu.html

☆【10月22日(月)湯浅湾一周35キロツアー】
湯浅湾の南端・白崎海岸から北端・宮崎の鼻まで湯浅湾を一周ツーリング
(月曜日のみ休みの方からのリクエストにお答えして開催)
http://homepage3.nifty.com/creole/yuasaisshu.html

☆【10月28日(日)カヤックフィッシングツアー】
キス、ガシラ、アオリイカをそれぞれ時間帯ごとに狙います。
http://homepage3.nifty.com/creole/kayakfishing.html

☆【11月3日(土)~4日(日) やびつ海岸キャンプツアー】
屈指の好フィールドで1泊2日キャンプツーリング
http://homepage3.nifty.com/creole/yabitsucamp.html

☆【11月8日(木) 南紀・みなべ海岸ツアー】
ウミガメも寄りくる「みなべ海岸」から神の住む無人島へ
http://homepage3.nifty.com/creole/minabe.html

☆【11月11日(日) 南紀・串本ツアー (ワンデイです)】
黒潮がダイレクトに押し寄せる海を体感しよう。
http://homepage3.nifty.com/creole/kusimototour.htm

☆【11月18日(日) 中紀・日の岬ツアー 】
海旅のロマンティシズムを掻き立てられる好コース
http://homepage3.nifty.com/creole/hinomisakitour.html

☆【11月19日(月) 友が島水道横断ツアー 】
フレッシュに変化する潮流の中を海峡横断(この日はワンデイです)
http://homepage3.nifty.com/creole/tomogashima.html

☆【11月25日(日) 青蓮寺湖紅葉ツアー 】
マイナスイオンたっぷりの湖上から紅葉を眺めます。
http://homepage3.nifty.com/creole/shourennji.htm

☆【12月1日(土) 近江八幡水郷ツアー 】
ヨシ群落の迷路を縫いゆくツアー
http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm

☆【12月2日(日) 近江八幡水郷ツアー 】
ヨシ群落の迷路を縫いゆくツアー
http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm


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南国紀伊半島もようやく秋本番到来

2012-10-15 03:21:14 | インポート
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 暑くもなく寒くもなく、
 シーカヤックツーリングには一番いい時期を迎えています。

 秋特有の太陽光線は
 絶妙の光と影のコントラストを描きだし、
 パキっと晴れると、
 全てのものの輪郭がより鮮やかに、
 そしてやや曇っている時には、
 全てのものの輪郭がいい感じの柔らかさでぼやけ、
 幻想感を醸し出してくれています。

 風が吹いたり台風からのうねりがあると
 ちょっとやりにくくはなりますが、
 それはいずれも季節も同じこと。

 真夏以外の、静かで風情のある海のよさこそ、
 シーカヤックの本当のよさとにダイレクトに直結しているわけですし、
 「海=夏だ~」という固定観念を外した、
 ほんとのところを色んな人にどうやったら伝えていくことができるか、
 長年のテーマでもあります。

 シーカヤックに本当にはまる人は、
 春・秋の抜群のコンディションの日に巡り合って感動したから、
 という人が多いですね。

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アオリイカ

2012-10-15 02:53:03 | インポート
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 今の時期、ここ湯浅湾でも、
 こんな感じのアオリイカの食べごろサイズが釣れています。
 アイランドストリームのツアーの昼休憩時に釣りに興じ、
 釣れた場合、その場でさばいて刺身にして、
 皆さんに召し上がっていただいています。

 イカは一瞬で色が激変するし、
 シュノーケリングなんかでみる水中での動きは、
 ジグザグになったり急停車したり
 まるでUFOのようでもある。

 イカは不思議だけど、おいしい。

 アオリイカ釣ってみたい方のために、
 カヤックに竿を携行して持っていくことができますので、
 ぜひやってみたいというご希望がありましたら、
 お申し付けください。


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光に包まれて

2012-10-15 02:43:26 | インポート
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 真夏の海は常にギンギラギンだけど、
 秋の海は太陽光線のパワーにかげりが感じられる分、
 光と影のコントラストができて、
 海面に映し出される光線の表情が豊かになる。

 こんな光に包まれて進んでゆく秋の海。

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リサ・ハニガン

2012-10-14 01:23:41 | インポート
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 私にとって海は音楽であり、
 音楽は風や波や水の流れと同じ物質である。

 最近気にいってるのは、
 アイルランド出身ということもあるのか、
 森の妖精みたいな女性シンガー、
 リサ・ハニガン。
 
 たとえばこんなのどう?
http://www.youtube.com/watch?v=AZTYE7FS4ZE

 こんなのもいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=rh4iUMXQc04&feature=fvwrel


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海の仙人と山の仙人

2012-10-12 22:24:33 | インポート
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 昨日のmishkaのライヴは感動した。
 ギター一本での弾き語り。
 声、すごかった。
 パワフルでありながら繊細な表情の声。
 より乾いた質感のボブ・マーリーって感じの声。
 レゲエ・ミュージックの底に脈々と流れる、
 ポジティヴ・ヴァイブレーションってやつを
 見事なまでに踏襲した声。

 バミューダで生まれ、幼少のころから
 一家でボートに乗り、学校も行かず、
 カリブ海を旅して暮らしていたという経歴からか、
 海を渡っていく小舟のようなフィーリングを感じた。
 特にシンプルなリズムを刻むギターの中に、
 そして温かいようでいて、どこか常に淡々とした歌の中に。

 mishikaの音楽を「ユル~い」という言い方をする人が多いが、
 ゆるいというより淡々としていると言う方がぴったりくる。
 しかし淡々としたようでいて、熱い。
 一見枯れているようにも聴こえるが、
 そうではなく、何かを超越しているのかもしれない。
 どこか仙人ぽくもある人だと思った。

 目の先に何を見ているのだろう?
 水平線を見ているのかもしれない。
 水平線の向こうのニライカナイのような理想郷を。

 海の魂の声のような気もして、不思議だったな。
 めっちゃ感動したな。

 その後、翌日(つまり今日)は空きの日だったので、
 心が指し示す矢印に従って、
 なぜかそのまま車を走らせ天川村に行き車中泊した後、
 聖地・大峰山(山上ケ岳)に登った。

 日本の仙人の第一人者である、
 役行者ゆかりの山ということで、
 仙人繋がりの今回のぼくのショートトリップだった。
 で、今帰ってきたところ。

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ライヴの秋

2012-10-10 23:04:19 | インポート
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 一種の共感覚的なものなのか、
 一日中ずっと海の上にいた後音楽を聴くと、
 身体の芯に残った波うねりの感覚と、
 その音楽のリズムやグルーヴとピターっと同調して、
 どっちが海なのか、
 どっちが音楽なのか、
 分からなくなるような感覚に陥る、
 ということがぼくにはよくある。

 海との一体感とか、
 自然との一体感とか、
 あちこちで使われ手あかにまみれたようなフレーズになっているけれど、
 ほんとの自然との一体感ってめちゃ深いもので、
 そこから広がる感性の世界ってのは一種のフロンティアだと思う。

 ここんところ思うところあってライヴ演奏をあちこち聴きに行っている。
 昨日は梅田のクラブクアトロでトミーゲレロのライヴを観た。

 思った以上にギターの音が硬質でパンクっぽくて、
 最初もうちょいひとつひとつの楽器の分離がはっきりしてる方がええんちゃうかと思ったけれど、
 音響系サーフロックというのか、
 爆音の中で鳴る様々なノイズとかが描き出す色彩感溢れるサウンドスケープが
だんだん脳みそに染みわたってきて、
 「なるほどそういう狙いか」と分かってきて面白かった。

 トミーさんはめちゃクールでかっこよかったですね。
 トミーゲレロの音楽はたとえばこんな感じ。
 http://www.youtube.com/watch?v=WspA2z87tQ0&feature=related  

 で、明日は和歌山でMishkaのライヴ、
 そして大阪でラウル・ミドンのライヴがあって、
 どっち観に行こうか迷っているけれど、
 明日もツアーがあるので大阪は無理だ。
 Mishkaのライヴに行くとするか。

 Mishkaは幼少のころはカリブ海で
 ボートの上で移動生活しながら育ったと言うシンガーで、
 ボブ・マーリーを彷彿とさせる声質を持っている。
 http://www.youtube.com/watch?v=BTv24sSNXHc&feature=related
 
 そしてラウル・ミドンはスティーヴィ・ワンダーもぶったまげたほどの、
 別格の天才。
 また来日してくれるだろうか?
 http://www.youtube.com/watch?v=BTv24sSNXHc&feature=related 


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秋の海が好きだ

2012-10-05 11:18:12 | インポート
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 秋の海が好きだ。

 太陽光線の入射角度によるものか、
 水平線、岩肌、砂浜、西日に照らされる海面・・・、
 海景全体が不思議な透明感を帯び、
 その中に全身が包まれる感覚。

 波間に揺られながら、
 遠くの漁船の音や生き物の息吹に耳を澄まし、
 水平線の向こうの世界を連想しつつ、
 目をつむって微妙に夢うつつの世界に入ったり
 パっと目を覚ましたりするのが、
 もっともいい感じの、いわゆるひとつの癒し感覚だ。

 海上ドリーミング。

 その夢うつつの世界では、
 クジラが空を飛んでいたり、
 海水が虹色になって流れていたり、
 満月が土星になっていたり、
 色々とぶっ飛んでいて面白い。


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台風接近を横目で見ながら

2012-10-05 10:56:35 | インポート
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 先日9月29日~30日に行ったキャンプツアーは無事(?)終了しました。

 ちょうど大型で非常に強い台風17号が接近中で、
 予定していた「やびつ海岸」ではキャンプできず、
 結局1日目はかるも~鷹島へのツーリングとなり、
 その後ベース場所である致楽亭でバーベキュー&キャンプ
 という形式に変更しました。

 その分、内田さんを始め、
 ゲストや参加者の人たちと色んな会話&交流で盛り上がりました。
 特に夜がふけてくると内田さんの語りの独壇場。

 いつも思うんですが、よくあれだけお酒が入ってるのに、
 話を起承転結の流れに持っていけるなと感心します。
 実は前日もうちで朝3時頃まで飲んでずっと語り合っていたのですが、
 どうなってるんだろうか?

 シーカヤックの話や日本の古代の海洋民族の話から始まって
 パリダカの話とか誰それがどうしたとか色々話が飛び、
 脱線しまくるのですが、なぜか最後にピターっと話がまとまる。
 相変わらず面白いなあと思いました。

 台風は串本沖にそれて幸い大した被害が出ず、よかったです。
 29日のツーリングの際にはもっとうねりが出るかと思っていましたが、
 これも案外上がらず、
 むしろ沖の安全地帯から適度にうねりか炸裂する岩礁を眺めることができ、
 台風うねりが喚起する地球の鼓動のようなものを感じることができて、
 結構皆さん貴重な体験ができたかと思います。

 内田さんを招いてのキャンプツアーはこれで3回目になりますが、
 今度はまた趣向を変えてやりたいと思います。

 個人的には、色んな人と再会したり初顔合わせしたりして、
 刺激になりました。
 これからさらにいっちょ、ひと暴れしてやろうか、と。


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