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プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

蘇洞門で感じたこと

2014-04-18 11:54:19 | インポート
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 近江八幡桜シリーズの合間に、奥琵琶湖の海津大崎とともに、
 若狭湾・小浜周辺の蘇洞門(そとも)エリアも漕いできました。

 蘇洞門は洞窟、奇壁・奇岩、滝・・・と、
 断崖絶壁海岸のおいしい見所を凝縮したような景勝地で、
 そともめぐりの観光遊覧船なども出ていますが、
 やはりこういう場所こそシーカヤックがいいんですね。
 小さい洞窟や細い水路もガンガン進むことができて、
 ほんとに楽しいゾーンです。

 楽しみつつ、やはり悠久の時間スケールで作り上げられた、
 景観の厳かさ、神々しさ。
 大自然のエネルギーに圧倒され、頭を垂れずにはいられなくなるわけですが、
 そこに立ち並ぶ原子力発電所。

 ここは原発銀座のエリアでもあり、
 自然の凄さに圧倒されつつ漕いでいると、
 ふと原発の建屋などが目に入ります。

 海上から見る原発ってのは、大自然のものとはまた違う、
 妙な神秘性があるんですね。
 不気味な厳かさ、アンタッチャブルさとでもいうか。
 一番上の写真は、洞窟の奥から見える大飯原発なのですが、
 大自然の神秘性と、原発の不気味さ。
 その両者が自分の中でクロスするような感覚に、
 すごく違和感を覚えましたね。

 ほんとはつべこべ言わずに大自然の営みの凄さを、
 ただただ味わえればそれでいいわけなのですが、
 そうはいかないのが現在という時代。
 そのおかしさを改めて想います。

 現代社会の便利さの影には、裏には、色んな矛盾点が隠されているわけですが、
 環境破壊や乱開発、ゴミ問題や汚染等々、
 アウトドア活動をやっていると、時としてそれを露わに見てしまう事がある。
 その時の違和感を「慣れっこ」にならず、
 いつでもきちんと違和感として感じる感性だけは失いたくないものです。


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海津大崎の桜カヤッキング

2014-04-18 10:54:57 | インポート
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 先日の近江八幡桜シリーズの合間に、
 奥琵琶湖の海津大崎を漕いできました。
 
 ここは何年ぶりだろう。
 湖岸から眺める桜のよさはじゅうじゅう分かっていましたが、
 あまりにも人が多いので避けていたわけですね。
 でも平日はいいですね。
 
 ここは迷路をゆくような近江八幡の水郷あたりとは違って、
 だだっぴろく桜の範囲も長大なので、
 ちょこちょこのんびりと漕ぐより、
 本格的なシーカヤックで、
 20キロくらいの距離を漕いで周遊すると、
 穴場や隠れ家的なスポットを発見できて、
 すごくいいデイトリップが味わえるフィールドだと、
 改めて思いました。

 漕ぐ力があったほうが、広いエリアを立体的に捉える事ができるし、
 また風が出てきたら、海のように波も立つしね。


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春の美の内側の中心をゆく

2014-04-18 10:03:50 | インポート
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 近江八幡の桜シリーズも終え、先日湯浅に帰って来ました。
 先週末からちょうど桜吹雪、桜じゅうたん状態で、
 その中を進みゆく、ぼくたちのカヤック。

 水辺には桜だけではなく、菜の花や春の草花たち。
 ヨシ群落の合間でバシャバシャ魚体を翻すコイの産卵。
 ウシガエルの鳴き声。
 鳥たちのさえずり。
 動植物、生きとし生けるもの全ての胎動が、
 すがすがしく感じられる季節。

 こんな一見何気ない、だけどすごく味わい深い、
 自然の営みの懐に深く入ってゆけるところが、
 カヤックの何よりのよさですね。

 まさに春の美の内側の中心を進みゆくというニュアンスで
 すごく風情がありました。


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ツアーやイベントの予定

2014-04-11 14:08:51 | インポート
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 アイランドストリームでは定番の湯浅湾ツアー以外にも、
 今のところ、下記のようなツアーやイベントの予定を組んでいます。
 近江八幡の水郷ツアーまっただ中ですが、直前飛び込み予約も可能です。
 下記日程以外は、いつもの湯浅湾ツアーを楽しみいただいております。

☆【4月11日(金)、4月12日(土)、4月13日(日)、
 4月14日(月)、 4月15日(火)の各日  近江八幡水郷桜花見ツアー】
 岸辺の桜と春のうららかな風情を楽しみながら、ヨシ原の迷路を縫って進みます。  
 スキルレベルを問わず、のんびり楽しめる人気のツアーです。
 http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm

☆【4月21日(月)シーカヤック&ビーチヨガツアー】 
 大自然との一体感の心地よさを、皆さんとともに、楽しく
  http://homepage3.nifty.com/creole/kayakyoga.html

☆【4月22日(火)日高川ツアー】
 心地よい春の川のせせらぎとひとつになって下ってゆく快感。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/hidakagawa.htm

☆【4月25日(金)産湯海岸ツアー】
 中紀の名フィールド・南国の気配も漂う産湯海岸の穴場を巡ります。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/ubuyutour.htm

☆【5月13日(火)~14日(水)みなべ海岸キャンプツアー】
 ウミガメも寄りくる海岸から神の住む無人島へ。  
 夜は野趣あふれる海岸線でキャンプします  
 http://homepage3.nifty.com/creole/campminabe.html

☆【5月21日(水)~22日(木)湯浅湾キャンプツアー】
 湯浅湾の中でもツアーではあまり行けない穴場を巡り、  
 夜は美しい浜辺でキャンプします。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/yabitsucamp.html

☆【5月29日(木)シーカヤック&ビーチフラツアー】
 カヤックツーリングの後、ビーチフラを楽しみます。
 http://homepage3.nifty.com/creole/kayakhula.html

☆【6月3日(火)~5日(木)シーカヤック海旅塾】
 海の上から日本を知り、サヴァイブする力を養う渚の講座です。  
 http://homepage3.nifty.com/creole/umitabijuku.html

☆【6月10日(火)湯浅湾一周35キロツアー】
 関西の一級シーカヤックフィールド・
 湯浅湾をぐるりと周るチャレンジツアー
 http://homepage3.nifty.com/creole/yuasaisshu.html

☆【6月14日(土)~15日(日) カヤック試乗会】
 14日=フォールディングカヤック試乗会
 15日=フィッシングカヤック試乗会
 http://homepage3.nifty.com/creole/shijou.html


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春の湯浅湾ツアー

2014-04-11 13:35:50 | インポート
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 またまたブログ更新遠ざかってましたね。
 スリランカから帰国後、
 雑用が多くてそれどころじゃなかったのですが、今後またガンガン投稿します。
 スリランカ・カヤックトリップの話は時間のある時にだーっとアップしたいと思います。ひとまずスリランカの記事は次号「Kayak」誌に書きましたが、「Kayak」誌は当店にもございますので、購入したい方はご連絡ください(税込¥860。郵送希望の方はプラス送料)。4月末に発売です。

 さてさて、ここのところは湯浅湾でのシーカヤック&桜花見ツアーを、
 連日催行していました。
 海外から帰って来ると、日本の春の海は情感があっていいな、といつも思うのですが、
 特に西向きに海が開けた湯浅湾では、午後の西日が海面を反射してキラキラ光り、
 のったりと全身を包み込むような春特有のうねりと相まって、
 本当に美しい光景が展開されます。

 黒潮の香をほのかに漂わせた磯の香り、
 ぼやけた水平線に並ぶ無人島群のたたずまい、
 凪の海の風の心地よさ、
 なにか気品のようなものを感じさせる湯浅湾独特の春の海。
 やっぱりいいもんだなあ、こういう空気感は日本独特だなあ、
 と改めて思いました。


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21世紀のボヘミアン

2014-02-27 00:43:52 | インポート
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 ここ数日はカルピティアって所のラグーン内をアイランドホッピング。
 この国のどこかに数エーカーくらい土地を買ってアウトドアサービス基地およびアヴァンギャルド旅人空間作ってもええかもなと微妙に思うここ数日。21世紀のボヘミアンとはアウトドア遊びを通じ、風を知り、波を知り、鳥や動物達と対話し、地球の脈動を全身で感じるっていうところに行き着くとぼくは思っているからね。
 世界中の体感アーティストたるアウトドア・アクティヴィティ系旅人が集まる空間。
 スリランカは観光立国であり、特に自然がいい国であり、ってことはローインパクトなアウトドアアクティヴィティに最適だ。かつ、内戦が終わったばっかりで「これから感」に満ちているところが面白い。
 まあなんにせよ、今後も何らかの形で関わって行きたい国だと強く思う。
 もちろん湯浅ベースを大切にしながら。
 ちょっと今、いろいろ考えている。


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ジャフナ

2014-02-27 00:16:27 | インポート
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 先日まで最北部の沿岸部ジャフナにいた。
 スリランカ政府軍と過激派「タミル・イラーム解放のトラ」との30年以上に及ぶ内戦が繰り広げられた激戦地のひとつで、今も所々その傷跡が残っている(2009年内戦終結)。
 多数の犠牲者が出た地。楽しんで海を漕ぐという雰囲気でもなかったが、あえて漕ぐ事にした。海からの目線で「平和」や「復興」について考えたかったからだ。
 離陸し、海に浮かんでみてふと思いつく事って結構ある。
 五感とともに、感受性も上がるからな。
 ジャフナの沖は多島海となっている。バスと連絡船を乗り継ぎ、nainativu島という島から出艇することに。ところが、ようやくカヤックを組み終えいざ離陸、という時に海軍の連中が来て「ダメだ」と止められた。
 仕方ない。ここは国境の島でもある。40キロ漕げばインドだからな。
 海軍の連中は威圧的ではなく「アイムソーリー」と何回も繰り返していた。
 再びパッキングし、握手して別れた。別に強風が吹いて漕げなかったのと同じ。ここまでやったら立派なカヤッキング成立なのである。しかし北部にはアーミー、ネイビー、ポリスがやたらと多い。
 島のヒンドゥー寺院を見学した後、再びジャフナに戻って町を歩いた。
 みんなフレンドリーだ。なんでこんなにフレンドリーなんだろう。そして笑顔の中に独特の安堵感みたいなものがすごく感じられた。ドロドロに泥沼化した内戦が30年も続き、いつ頭の上に爆弾が落ちてくるかビクビクしながら送る毎日から解放された安心感。平和が一番、戦争なんてもう金輪際まっぴらだというヴァイブが街全体から放たれていた。
 いいヴァイブだった。


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スリーパーダ

2014-02-08 00:51:15 | インポート
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 先日はスリランカ随一の聖山・スリーパーダ(2238m)に登った。
 ブッダも登り、マルコポーロも登ったという山で、仏教徒、ヒンドゥー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒・・・全ての宗派を越えた聖地とされていて伝説なども面白い。
 真夜中2時過ぎから登り始めるが、暗い街灯に照らされた急階段の参詣道を子供から大人から、「大丈夫なんですか~?」って言いたくなるややよぼついた感じのお年寄りまで多くのスリランカ庶民が頂上を目指す。
 足下を見るとみんな裸足だったりビーサンだったり、相当ハードな登りなのにすごいなと思う。まあおれもクロックスだけど。
 暗いうちに頂上に到着して朝日を待つ。
 登ってくる朝日に全ての人々が感動。
 こういう、ちょっとハードな巡礼ってのは心身ともに非常にいい。
 下りはラッシュアワーで、誰かがこけたらドミノ倒しでドエライことになるだろうなと思いつつ、下界に広がる湖で漕ぎてえーと思った。


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400円で

2014-02-07 23:47:19 | インポート
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 カヤック上で釣り。スリランカ南西海岸のウナワトゥナ沖にて。
 まあ大したのは釣れませんでしたが。
 上は日本でいうヒメチという魚に似たやつ。
 二番目は日本でいうアコウ(キジハタ)に似たやつ。
 三番目は日本でいうガシラに似たやつ。
 無益な殺生をするのはあれなので、
 宿のオヤジに頼んで400円で料理してもらった。



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旅の持ち物

2014-02-07 16:55:32 | インポート
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 現在スリランカをカヤックトリップ中ですが、一番上の写真がぼくの全ての荷物で、2つのバックパックを足したら35キロくらいあります。まあ結構重いけれどおれも一応、気合入ってるカヤック旅人なのでこれくらいはどうってことはないです。と言いたいところですが、確かにしんどいことはしんどいですね、特に暑い場所では。
 で、こいつを前後に背負って満員のローカルバスとかに乗り込んでいくわけですが、まずこの中身がカヤックだとは誰も想像つかないようです。バスの乗客全員が「なんだこいつは?」みたいな感じになりますが、そこで引いたら負け。まあスリランカ人はみんな親切なので、手助けしてくれたり、「ここに置いたらいいよ」と空間をあけてくれたり、かなり旅しやすいですね。
 海辺で組み始めると周囲のオッサンらが興味津々で寄ってきて、アルミの棒がカヤックに変わっていく姿を見るとみんな目を丸くしてびっくりする。そういうのも面白いですね。子供達にも非常に受けがいい。
 漕ぎ始めると完全にスイッチが切り替わります。
 吹く風や波と対話しながら進んでゆくと、
 よそ者とか外国人とかそういうアウェイ感はなくなるというか、
 ひとつの生き物になったように自然場所と同化しますね。
  
 カヤックほどその土地土地の自然のこまやかな息づかい、またはダイナミックな鼓動に敏感な乗り物はないわけで、ということはカヤックほど世界各地の自然場所を旅するのに適した乗り物もないと思います。
 世界最強のトリップツールだとぼくは思っています。
 地球は水の惑星であり、
 水がある場所ならどこへでも行けるのがカヤックなわけですから。

 下の写真は、ぼくがいつもカヤックトリップに持っていく、ライアル・ワトソンの「風の博物誌」って本です。以前この本についてこのブログに書いたので詳しいことは割愛しますが、この本では世界中の土地土地にまつわる「風」という現象について、科学、歴史、宗教、哲学、文学、音楽・・・様々な見地から考察され、興味深い話が展開されていて、カヤックトリップ中に読むとかなり心に染みてくるものがあります。
 ぼくのひとつの旅のバイブルですね。
 ちなみにこのライアル・ワトソンという人は、エセ科学者だとか嘘つきだとか色々揶揄されてやがて読まれなくなったイギリスの作家ですが、否定する人は読み方を分かってない。スケールの大きさと詩的な表現とを両立させた、いわば「地球」を主人公にした小説家だと捉えて読むべき作家で、その想像力の飛躍のさせ方とか表現の美しさとかが面白いんだよね。自然の見方がとても豊かになる読後感がある。
 こんなに詩人肌の科学者はなかなかいないし、こんなに自然について博学な小説家もいない。今こそ読まれるべき人だよ。
 ちなみにこの本について書いた過去記事はこちら。興味ある方はどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/islandstream/d/20120127


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スリランカ南岸の一日

2014-02-01 20:22:37 | インポート
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 Kayak trip in south part of Sri Lanka, on Jan 30th
  Unawatuna~Galle~Kongalle 15km,

 やはり15km~20kmくらいのワンデイツーリングが一番楽しめるよな。
 理屈抜きで。
 小ぢんまりしたビーチリゾートの「ウナワトゥナ」から離陸、
 アラブ、ポルトガル、イギリスが統治した貿易港「ギャッラ」を経て、
 広大なラグーンを背後に持つ「コンガッラ」まで漕いだ。

 ラグーンに入っていきワニのいる所までいこうと思ったが
 ラグーンの入り口は分からなかったのでビーチで着陸し艇をたたみ、
 道ばたでダベッてるトゥクトゥクのおっさんに宿まで送ってもらった。
 いつもの海外カヤックトリップの典型的一日。
 
 海上のコンディションはよかったが、
 インド洋のうねりはなかなかパワーがあった。
 熊野灘のうねりの重低音感にも似た底知れぬパワーを、
 ケツからビンビン感じた。

 また、海上から寺や仏像を拝むというのもなかなか味わい深いものがあった。
 スリランカは仏教国なのだ。
 なーんか、安心感というかナチュラルに落ち着く感じがあった。
 おれも仏教の国から来てるわけだからね。
 こんな、日本では自覚しない自分の文化的背景を
 海外に来ると実感させられる瞬間がしばしある。
 カヤッキングしているとなんぼでもある。

 あと、このへんのスリランカ沿岸は10年前に津波でかなりの犠牲者がでた場所で、
 色々と考えさせられるものがあった。
 日本のこともあわせてね。


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スリランカトリップ中

2014-01-27 00:29:52 | インポート
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 現在スリランカをカヤックトリップ中。
 着いてすぐ南西海岸のアルトゥガマってところで漕いでると村人にとっつかまってガキどもにカヤックを占領され、おっさんらにヤシ酒をしこたま飲まされてしまった。
 ヤシ酒はうまいけど結構きつい。
 漕いで帰るのに苦労した。

 その後、サーフィンで有名なヒッカドゥアで2日程サーフィンレッスンを受けつつシュノーケリングに興じ、さらに、ウナワトゥナに南下し漕ぎ回ったあと、現在はタンガッラって所。いいところだけど風強くて何もできないのでバスに乗って東海岸に移動しようかなと考えている最中。その道中、ティッサマハーラーマっていう村の近くの国立公園の動物保護区でサファリを楽しもうかなとか、古都キャンディで10日くらいアーユルヴェーダの治療を受けようかとか、北部のジャフナ周辺の多島海は果たして漕げるだろかとか色々作戦を練っている。
 と考えると日数は何日あっても足りない。

 北海道を一回り小さくしたようなサイズのスリランカは自然が豊かな上、人々が温和で人なつこく、旅しやすい国だ。


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デイトリップのすすめ。

2014-01-27 00:07:39 | インポート
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 カヤックでの長旅は素晴らしいものだけど、デイトリップもまたいいものだ。
 その日の風向きや波をふまえて、自由自在に漕ぎ進んで景観を楽しみ、
 フィールドとじっくりなじみつつ、帰ってくること。
 長旅を交響曲とするならば、デイトリップは4分くらいの名曲のような趣がある。

 デイトリップのいいところは、
 気に入った場所をよりゆっくりじっくり味わえるところ。
 長旅の場合、さーっと漕いで通り過ぎていかなきゃいけないところを、
 道草とか食いながら探索できることですね。
 気軽な気持ちで。
 
 そうして、デイトリップという小品を幾度も重ねてゆくと、
 ひとつの長旅にも匹敵する作品にもなりうる。
 
 それほど経験豊富とは言えなくても、
 デイトリップで楽しめるフィールドは、世界中、
 そして日本全国、特に関西圏にはたくさんあります。
 それをもっともっと皆さんにお伝えし、
 楽しんでもらいたい気持ちでいっぱいの毎日です。
 スキルというより、着眼点なんですね。
 (もちろん基本は大事ですが)

 実は今、スリランカにカヤックトリップに来てるんですが、
 カヤックでフィールドに出るということでは、
 和歌山だろうかスリランカだろうがアフリカだろうがパタゴニアだろうが、
 あんまり変わりはない。
 それがカヤックという乗り物のスペシャルさに他ならないんですが、
 いいツーリングをしたら、
 そのトリップ感の深さは世界中どこにいても同じ事なんですね。
 いかに心をオープンにして、感覚を研ぎ済ませられるかの世界。

 ほんとに、今年こそもっとフィールドに出ようぜ。


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春のツアー

2014-01-22 17:11:25 | インポート
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 アイランドストリームでは今年は「デイトリップ」で楽しめる海・山・川のフィールドをどんどん押し出していきたいと思っています。まあ、「基本さえ身につければ誰でも行けるいい場所がいっぱいありますよ」ともっともっと伝えていきたいわけですが、ぼくのような奴が言うと「またまた、それはヒラタさんだから行けるんですよ。我々には無理です~」という風に捉えられがちですが、それはえてして誤解です。
 普通の安全意識さえしっかり持っていると誰でもカヤックほかアウトドアのデイトリップは楽しめるんですよ。ほんとにいい場所はいっぱいあります。みんな知らずに眠ってるだけでね。

 ひとまず春のツアー等のスケジュールをここに記しておきます。
 ほか色々企画していますが、いっぺんに書くと収拾がつかなくなるので、
 第一弾として下記の通りです。

☆【3月5日(水) 産湯海岸ツアー】
 中紀の名フィールド・南国の気配も漂う産湯海岸の穴場を巡ります。
http://homepage3.nifty.com/creole/ubuyutour.htm

☆【3月9日(日) 高野山町石道20キロトレッキング】
 大震災から3年、祈りの聖地である高野山への参詣道をピーストレッキング。
http://homepage3.nifty.com/creole/kouyasan.html

☆【3月21日(金・祝日) 中紀・美浜~日の岬ツアー】
 遥か太平洋を臨み、海旅のロマンティシズムを掻き立てられる好コース。
http://homepage3.nifty.com/creole/hinomisakitour.html

☆【3月23日(日)~4月10日(木)湯浅湾シーカヤック&桜花見ツアー】
 ほっこりシーカヤックツーリングの後、秘密のパワースポットで桜花見。
http://homepage3.nifty.com/creole/hanamiyuasa.html

☆【 4月11日(金)、12日(土)、13日(日)、
 14日(月)、15日(火)の各日ワンデイ 近江八幡水郷桜花見ツアー】
 岸辺の桜と春のうららかな風情を楽しみながら、ヨシ原の迷路を縫いゆくツアー
http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm

☆【4月22日(火) 日高川ツアー】
 心地よい春の川のせせらぎとひとつになって下りゆく快感。
http://homepage3.nifty.com/creole/hidakagawa.htm


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余裕のアウトドア休日

2014-01-22 16:45:04 | インポート
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 ぼくが湯浅に拠点を構える大きな理由は、
 ここがちょうど京阪神の都市部と紀伊半島の海・山・川とを結ぶ、
 中継地点みたいな場所でもあるからなんですね。

 都会から遠すぎてもダメだし、
 近すぎるともはや自然は残っていない。
 普通の人が休日に、日常の延長線上で楽しめる自然フィールド。
 そこでこそ、アウトドア遊びの面白さを伝えてゆく事ができる。

 ここからほんのちょっと行くだけで、
 ガイドブックにも載っていないような、
 いい場所が山ほど眠っています。
 それを独自に掘り起こして、もっと多くの人に楽しんでもらいたいと思っています。
 ここ湯浅はちょうどハブ空港というか、ターミナル駅のような場所なわけですね。
 
 朝思い立って車を走らせ、デイトリップで十分に楽しめる海・山・川のよさ。
 たとえば紀伊半島は平野部があまりなく、海と山がすぐ間近に迫っていますが、
 そのお陰で、ちょっとした低山に登っただけで、
 海を見下ろす絶景が楽しめたりします。
 300mくらいの山で、老若男女誰でも行ける、ちょっとした秘境的空間。
 先日は御坊の「西山」と、由良町の「重山(かさねやま)」に登ってきましたが、
 いい感じでした。写真は重山からの景色。
 
 のんびり周囲を散策し、そのあとゆっくり山に登って、
 温泉に浸かって美味しいものを食べて帰る。
 そういう余裕のアウトドア休日っていうのも、
 ぜひ皆さんに味わっていただきたいと思っています。


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