プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

2016年アースデイイベント

2015-12-30 12:23:53 | イベント

いよいよ年の瀬が迫ってきましたが、掃除などやらなきゃいけないことは後回しにして、
来年の展開やイベント、スケジュールなどを練りまくっています。
 
そのうちのひとつのご報告。
 
博物学者の南方熊楠の尽力により天然記念物になった無人島、南紀田辺湾・神島(かしま)にて定期的にやってるゴミ調査&クリーンアップイベントは来年2016年4月21日(木)に開催することにほぼ決まり。カヤック漕いで島に渡って海ゴミ調査し、カヤックにゴミを乗せて陸まで運んで処理します。詳細は、http://homepage3.nifty.com/creole/kasimasoujitour.htm

なお、この日程はちょうど、アースデイ(4月22日)と近い日程になるため、アイランドストリーム・アースデイ週間の一環としての開催にします。上記イベントのほか、日曜まで色々イベントをやる予定です。一応予定を下記に書いておくと・・・、

●4月22日(金)環境問題にまつわる映画上映会。

「ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡」

「ELEMENTAL 生命の源 ~自然とともに」
(「水のガンジー」と言われるインドの環境活動家らのドキュメント映画)

●4月23日(土)
日中:シーカヤック&SUP体験会
夕方~
スライドショー:平田つよしのカヤックトリップ・レポート
映画「ダム・ネーション・・・役立たずのダムを取り壊せ」上映 

●4月24日(日)
日中:シーカヤック&SUP体験会
アコースティック・ライブ。
ビーチクリーン

とまあ、こんな感じで予定しています。
22日(金)と23日(土)は当店敷地でキャンプOK。
23日(土)と24日(日)はフリマも開催。

ライブ出演者、フリマ出店者募集、
ヨガとかフラとかの体験や色々なワークショップ等とのコラボも募集。
それからボランティアで雑用等手伝っていただける方も募集。

・・・詳細は年明けの1月半ばくらいに改めてお知らせいたします。


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第五回・高野山町石道(ちょういしみち)ピーストレッキング

2015-12-30 11:28:39 | スクール

 毎年3.11前後に開催している、
 高野山町石道(ちょういしみち)ピーストレッキングは、
 2016年は3月13日(日)に開催します。
 http://homepage3.nifty.com/creole/kouyasan.html 

 大震災から5年。犠牲者への哀悼、被災者への想い、復興への祈りを込めて、
 祈りの聖地である高野山への参詣道20キロをロングウォーク。

 トレッキングとしても楽しめる、世界遺産の巡礼道です。
 どうぞご参加ください。 


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やびつ海岸のベストシーズンは冬場。

2015-12-29 09:29:43 | 湯浅湾ツアー

 先日のやびつ海岸ツアーの時の写真。

 北方的な野性味を帯びた湯浅湾北岸エリア。
 北風の風裏となり、
 太陽光線が真正面から暖かく照らしてくれる冬場こそ、
 その美しさの全貌を見せてくれる。

 洞窟、断崖絶壁、静かにたたずむ入り江、巨石・奇岩・・・、
 京阪神から日帰りで来れる場所でありながら、
 知床っぽい雰囲気も漂っている。
 何度漕いでも飽きない、素晴らしいフィールドだ。 

 まあ紀伊半島には、北風の風裏になる海岸線も多く、
 そういう場所は南からのうねりが入るので夏場の方が波高い。
 逆に、長年外海のうねりに洗いざらされることにより、
 岩や断崖がすごく複雑な形状になっている。
 
 冬場はそんな場所を漕いでみる、探してみるのが面白い。
 さしあたって、このやびつ海岸がイチオシにおすすめ。


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関西圏のフィールド写真を編集中

2015-12-27 18:22:27 | 旅行

 ここのところ、アイランドストリームのツアーフィールド写真の整理作業に明け暮れ、引きこもり中。
 いやあ、これまでかなりあちこちでツアーをしてきました。
 それらをまとめて、 ひとつの案内を作っているわけですが、
 例えばこんな感じです。これ見てると、自分で言うのもなんだけど、
 結構すごいフィールドが関西にはいっぱいあるな、と改めて実感できます。
 みんな、カヤッカーになって、ぜひ行ってみましょう。 

 湯浅周辺フィールド
 http://homepage3.nifty.com/creole/aroundyuasa.html 

 南紀フィールド
 http://homepage3.nifty.com/creole/nanki.html

 伊勢・熊野フィールド
 http://homepage3.nifty.com/creole/kumano.html

 四国フィールド
 http://homepage3.nifty.com/creole/shikoku.html 

 瀬戸内フィールド
 http://homepage3.nifty.com/creole/setouchi.html  

 日本海フィールド
 http://homepage3.nifty.com/creole/nihonkai.html


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南紀の自然の輪郭

2015-12-20 22:20:24 | 南紀

 南紀のフィールドってほんとにいい。

 冬も楽しめるところがいい。
 地形的に北西の季節風の風裏になる場所が多いことと、
 南海上に台風や熱低が発生しないので大きなうねりが入ってこず、
 むしろ晩秋から春先にかけて穏やかになること多い。
 そしてなんといっても太陽光線の強さだ。
 西高東低の冬型が強まらない限り、天気のいい日にはほんと、春みたいな日和になる。 

 この写真は「すさみ海岸」のフィールド。
 沖の黒島、地の黒島という2つの無人島が目を引くが、
 どちらも素晴らしい海食洞があって、かなり奥まで入っていくことができる。
 また、沿岸部はロックガーデンとなっていて、
 ひとつひとつの岩の間をすり抜けるのが面白い。

 そしてそこらへん一帯に色濃く漂う、
 黒潮特有のフィーリング。
 植物も岩も断崖絶壁も海水も、ひとつひとつのものの、
 「隈取り」「輪郭」が濃いように思える。

 この独特の雰囲気が熊野の自然信仰につながってるんだろうけれど、
 カヤックで海に出ると、どんなにニブイ人でも一発でそれを感じることができる。

 ツアー参加でもよし、自艇で自分自身で楽しむのもよし、
 ぜひいろんな人に味わってもらいたいですね。

 なお、アイランドストリームのすさみ海岸ツアーの詳細はこちら
 http://homepage3.nifty.com/creole/susami.html 


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ベストクリスマスソング5

2015-12-18 21:51:33 | アート・文化

 クリスマス前になるとあちこちでクリスマスソングを耳にしますが、
 やはりキリスト教の祭日ということで、
 ゴスペルタッチの曲にいいのが多いですね。

 ちょっと昔風の、ソウル系のやつが好き。

 ということでぼくの好きなクリスマスソングベスト5を選びました。
 あなたのベスト5は何ですか? 

 1位 2010年に亡くなったソウル界の大御所、ソロモン・バークの1967年の曲。
 まさに1960年代のアメリカ南部のR&Bって感じのサウンドに乗っかる包容力のある声が最高。

 2位 ブレンダリーの「Papa Noel」、このかわいい声とメロディがいいですね。

 3位 たぶん「ホワイトクリスマス」は古今東西、このドリフターズのバージョンが最高傑作だと思う。
 粋なコーラスも完璧。
 うわべのオシャレさに溢れた今の時代だけど、このダンディなお洒落さは今、ないね。

 4位 クラレンスカーターの「バックドアーサンタ」
 昔の黒人ソウルミュージックの典型的なファンキーさがいい

 5位 レイ・パーカーjrの「Christmas Time is Here」
 色気ある大人のクリスマスソング

 


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冬のやびつ海岸の透き通った美しさ

2015-12-18 21:16:35 | 湯浅湾ツアー

 冬季の湯浅湾はやはり、やびつ海岸がいい。
 北風の風裏で、太陽光線が真正面を通るので、
 よほど西高東低の冬型が強まらない限り、
 穏やかさ、心地よいポカポカさの中をツーリングできる。

 そして、この時期の海や景観の透明感は格別のものがあります。

 冬にフィールドに出るってなぜか、
 他の時期に比べても一段と野性の中に入る感覚が強くて、
 後々印象に残ることが多いんですね。

 アイランドストリームの湯浅湾ワンデイツアーでは、
 4月頭くらいまでこの「やびつ海岸」方面ツアーをメインに開催しています。
 当店目の前の浜からは、
 初心者にとってはやや遠い距離を漕ぐことになるので、、
 よりラクにアプローチできるよう、トレーラーにカヤックを積んで移動し、
 ある程度近くの海岸から出艇するようにしています。
 どうぞお越しください。 
 http://www.island-stream.com


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潮流の世界への旅

2015-12-14 17:24:44 | 日記

 しばらくブログをさぼっていました。

 先日、瀬戸内カヤック横断隊から帰ってきました。
 山口県・祝島からシーカヤックを漕ぎ、途中様々な島でキャンプしながら香川県・小豆島を目指す、7日間、約280キロの海旅。ツアーではなく、有志のシーカヤッカーが自由に集まってチームを組むのですが、面白いのは誰が来るのか、何人参加するのか、集合場所に行くまで分からないところです。カヤックのハッチに積み込む7日間無補給分の食料、水、キャンプ道具はもちろん、現地までの艇の運搬から終了後の回収まで、誰がお膳立てするわけでもなく、全て自分自身で完結させることが前提になっています。なのでやる気のない人はもちろん来ないのですが、参加したければ下手だろうが上手かろうが、老若男女どこの国の人間だろうとOKというように、限りなくオープンに門戸が開かれている。
 そういうところが海文化特有のノリなわけですね。
 いずれにせよシーカヤックって海岸線散策、釣り、冒険、キャンプ、シュノーケリングなどなど、いろんな遊びに派生させていくことができるアウトドアの王様的存在なのですが、こういう最低限の衣食住をパッキングして移動していく海旅にこそ、エッセンス、真髄が集約されています。

 今回は19人の参加でした。
 今年は毎日のように向かい潮、向かい風に翻弄され、結局小豆島にはたどり着けず、岡山県・笠岡諸島の白石島で終了となりました。・・・というと、「完漕できなかったのか・・」となりがちですが、あくまで目標地点として小豆島があり、「そこに行けなければ失敗」とかそういうものでもないんですよね。最善を尽くしてコース取りを考え、ナヴィゲーションを行いながら進んでゆき、結果として白石島で終了したというだけの話です。一番大事なのは全力を尽くしつつ、無事に帰ってくること。距離は漕げれば漕げたに越したことはないけれど、距離は目的ではなく、手段。本当の目的は7日間の海旅を通して自分が何を思い、感じ、考え、そして何を得たかというところなんですよね。冒険的要素は多々あるけれど、別に冒険ってわけではない。レースでもない。思い出づくり、記念碑的イベントでもない。まあハタから見る分には、「ゴールしたか否か」という形しか見えないもんだから、漕破とかそういう観点で横断隊の意義を見がちだけれど、実際は参加者にしかわからない実感、海から何を得たか、どんな気づきがあったのか、という内面的なところに本質があるわけです。

 まあその辺のところは改めてレポートを書くことになっているのでここでは突っ込んだことは書きませんが、今回は特に瀬戸内の潮流の複雑さ、不可思議さについて思い知らされましたね。海図とか潮汐表とか色々を駆使して、だいたいの予想を立てながら進むのですが、追い潮のはずなのに全然潮に乗らなかったり、思わぬところで激潮が走っていたり、去年流れていた場所が全然流れていなかったりと、頭で考える領域を超えているのはもちろん、しばし科学的な方程式も当てはまらないことがあったりするのが海という世界。
 ほんとに難しい世界だなと思いましたね。
 一朝一夕でわかる世界ではない。
 潮流って月の引力によっておこるもので、その流れが地形や風や波や様々な要素が加わることによって千変万化する。その微細さ、ダイナミックさは人智を越えているなと実感するわけですが、そんな海の鼓動を如実に感じることができる乗り物って、こんにち、シーカヤックくらいしかないわけですね。裸一貫で、自分の命で真剣に対峙することによって感じることのできる、本当の息吹、鼓動。
 簡単にわかる世界ではないけれど、わからないということが分かる。
 世の中にはまだまだ人智を越えた世界がある、自然とは本当に複雑に、精巧にできているということが身をもってわかる。
 そういうのって、本当にリッチなことだと思いますね。

 まあ、ニブい人にはわからないだろうけれど、わかる人もだんだん増えてきている。 


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