プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

キャンプ

2021-04-20 18:36:00 | 湯浅湾ツアー









 昨日、シーカヤック海岸線キャンプ


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初夏にかけてのスケジュール

2021-04-18 15:04:43 | イベント


 当店アイランドストリームでは現在、コロナ感染予防に気をつけながら、存分に自然を味わっていただき、日々の癒やしや糧になるようなツアーを連日開催しています。これから初夏にかけてのツアー/イベントのお知らせをいたします。
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■■ 湯浅湾シーカヤック&SUPツアー、毎日開催
   GWの予約も受付中

 当店定番の湯浅湾シーカヤック&SUPツアー、毎日開催中です。

 周囲の山々の新緑が鮮やかに映えるシーズン、春から初夏のノッタリした海のリズムに身を委ね、美しい湯浅湾を周遊しましょう。

 ゴールデンウィークのご予約も受付中です。
 http://www.island-stream.com
 
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■■ 田辺湾・神島ゴミ調査&クリーンアップ
                  5月19日(水)開催

 恒例のシーカヤック海ゴミ調査&クリーンアップ活動を、南紀・田辺湾の神島(かしま)で催行します。カヤックならではのエコ活動です。

 博物学者の南方熊楠の働きかけによって天然記念物に指定された聖なる島・神島(かしま)。そこは現在、自然保護の観点から立ち入り禁止になっている原初的な無人島ですが、このたび田辺市教育委員会の上陸許可を得て開催いたします。

 シーカヤックで神島にわたり、そこでゴミ調査&掃除を行った後、袋に入れたゴミをカヤックに乗せて帰ってきます。普段は上陸できない島での、貴重な経験になることでしょう。
 
 詳細は
 http://islandstream.la.coocan.jp/kasimasoujitour.htm
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■■ 4月25日(日) 湯浅湾ビーチクリーン&カヤック・SUP体験会

 当店周辺の海辺(栖原海岸、あやめの浜、小浜海岸)にて、ビーチクリーン&ゴミ調査を行います。そのあと、どなたでもお気軽にご参加いただける、カヤック&SUP体験会を開催します。

 有意義で楽しい海辺の一日を。
 ※片方だけのご参加も可。
 
 詳細は下記の通りです。
 http://islandstream.la.coocan.jp/clean.html
 
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■■ 6月3日(木)  湯浅湾一周35キロツアー
 
 当店目の前の栖原海岸から、湯浅湾南端の白崎、そして北端の宮崎ノ鼻を巡って一周すると、ちょうど35キロの距離となります。チャレンジ系ツアーとして開催します。

 完漕することはもちろん、景色も楽しむ余裕も持ちながら漕げたならば、さらにワンランクレベルの高いパドラーだと言うことができるでしょう。その確認をしてみるのもまた有意義なことかと思います。興味ある方は、ぜひトライしてみましょう。(ある程度の経験が必要です)
 
 詳細は
 http://islandstream.la.coocan.jp/yuasaisshu.html
 
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■■ 6月10日(木) 湯浅〜みなべ50キロツアー

 中紀・湯浅湾から南紀のみなべ海岸まで、約50キロの沿岸をトリップします。一日50キロという距離は、本格的なシーカヤック旅の中でも、「漕いだぜ」という実感を覚えるに十分な数字ですが、この距離を漕げると、普段のノンビリ系ツーリングでも、より余裕を持って楽しむことができ、楽しむ幅がグンと広がります。

 ご自身のレベルアップのためにも、どうぞチャレンジを!
 (日常から漕ぐ練習をしてることが参加条件です)
 詳細は
 http://islandstream.la.coocan.jp/longtour.html

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■■ 艇庫サービスのご案内

 海がすぐ目の前という、利便性よい当店の艇庫サービスをご利用可能です。

 カヤック&SUPの上達に最善の方法は、一にも二にも自艇を持つことですが、とくに都会暮らしの方は、置き場所にも運搬にも困るのが艇&ボードであり、それゆえになかなか日常的に楽しむことができないのが一般的です。

 しかし艇庫ご利用ならば、置き場所と運搬という二つのネックが解消され、カヤック&SUPをご自身の「ライフスタイル」として
楽しむことができます。
 
 ご自艇を預けておき、気の向いたときに手ぶらでやって来て、いつでもご使用いただけます。

 料金表など詳細は
 http://islandstream.la.coocan.jp/teiko.html

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■ ツアー・イベントスケジュール、まとめ
 下記以外の日程は湯浅湾でのツアーを毎日催行

 ☆【4月25日(日) 湯浅湾ビーチクリーン&カヤック・SUP体験会】
 有意義で楽しい海辺の一日を
 http://islandstream.la.coocan.jp/clean.html

 ☆【5月19日(水) 田辺湾・神島ゴミ調査&クリーンアップ】
 天然記念物の聖なる島でエコ活動
 http://islandstream.la.coocan.jp/kasimasoujitour.htm
 
 ☆【6月3日(木)湯浅湾一周35キロツアー】
 チャレンジ系ツアーです。より一歩ステップアップするために
 http://islandstream.la.coocan.jp/yuasaisshu.html

 ☆【6月10日(木)湯浅湾〜みなべ海岸50キロツアー】
 チャレンジ系ツアーです。中紀から南紀まで、海の変化を体感
 http://islandstream.la.coocan.jp/longtour.html
 
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愚かなものよのう

2021-04-14 17:18:00 | 海がたり 黒潮ストリート
 放射能汚染水海洋放出の件、ほんとガクっとくる。マスコミも漁業関係の風評被害うんぬんの問題に閉じ込めてるけど、実は日本文化とか日本人の自然観とか環太平洋黒潮文化の価値観とか、そういうスケールの問題。それから東京湾や大阪湾に流せとかいう意見もナンセンス、海を尊ぶ自然観はどこにいったのか?

 汚染水ではなく処理水という言葉に替えているけれど、流す物質の総量は同じなわけで、また希釈して流すといっても海水の総量スケールからしたらそのまま垂れ流すのも同じなわけで、汚染水には変わらない(物質を化学分解して消すわけじゃないから。そうなるには数万年かかる)。

 加えて、炉心溶融して地中深く高濃度に汚染された土壌が地下水により海に流されている状況を調べようがなく(入っていけないため)、その件にも10年間ほとんど触れられていない現状、また学校で誰もが習ったはずの「生物濃縮」という観点がなぜか無視されて、額面の値だけしか触れられない状況、また海流とは複雑怪奇なヌエのような動きをするもので、福島沖の水も反流分流の作用により西日本や南日本にもやってくるというのに福島限定の話に閉じ込めようとするメディアの言説など(根本的な海の知識がない)、色々おかしいなと違和感を覚えるし、そういう違和感を感じなくなったら、アウトドアマンとして終りだと思っている。

 何本か前の記事で海と陸は水によってつながっていることについて書いたけれど、つまりはそういうことで、水を汚染させること、汚染した水を流すことは罪なのよ。海に流せばどこか遠い関係のないところに消えうせるように思いがちだけど、その実、身体の一番深い内部に返ってくるわけ。なぜなら人間もまた7割以上海水と同じ成分でできているから。そして海水は2000年かけて実際に地球一周する媒体であり、その過程で70億の人間の内外にも出入りする。

 外部に汚染を垂れ流せばやがて内部に返ってくることは、日本人は水俣病やイタイイタイ病の教訓に学んでるはずなんだけどね。自然と共生する持続可能な生活スタイルが1万年以上続いた縄文時代の文化的断片が未だに残るうえ、原爆投下や公害や原発事故の苦しみを経た21世紀の日本こそ、世界に向けた未来への持続可能性のビジョンを指し示すことのできる立場であり、考えようによってはこれ以上ないチャンスでもあるのに、最悪の手を打つことになるわけだ(科学者や専門家にはなぜか、そういう全体へのまなざしがない。タコツボ化した専門性を追う要素還元主義思考だから。そして政治家や官僚は基本的に徹底的な自然音痴。音痴が武道館でコンサートするようなもの)。福島の風評というレベルではなく、日本という国家ブランドイメージとして最悪のチョイス。

 実に愚かなものだと思う。まずはこの愚かさをきちんと愚かだとその違和感を意識し、表明することこそが、カヤッカーやサーファーやsupに携わる人間の自然な姿であると私は考える。

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ラッキーハッピー・ゴールデンスネイク

2021-04-13 18:11:01 | 近江八幡桜花見

 運気上昇、ラッキー・ゴールデンスネイク。

 近江八幡水郷にて


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水郷の春

2021-04-12 09:05:00 | イベント















 近江八幡水郷カヤックツアー。
 桜は例年より速く、散ってしまっていますが、春のうららかな風情が存分に味わえています。


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和歌浦デイトリップ

2021-04-08 19:45:00 | 紀伊半島
 














 昨日、和歌浦をカヤッキング。
 和歌川の河口部に砂が溜まって砂嘴状になった場所で、今はコンクリートが多いですが、人工物のない大昔には風光明媚な景勝地として万葉集にも詠まれています。
 
 「若の浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴きわたる」山部赤人
 
 河口の干潟に潮が満ち込んできて、水辺の芦原でエサをついばんでいる鶴(おそらくシラサギかアオサギ)が鳴いている、という超なにげない、なんの変哲もない情景が詠まれています。ですが、実は日本全国、この干潟というものがどこもかしこも埋め立てられてしまっていて、その超なにげない、なんの変哲もない、だけど風情ある情景が稀有なものになってしまっています。
 
 ここ和歌浦では、それが辛うじて残っていますが、いかんせん水質がよくなく、健全な干潟とはいいがたいものがあります。しかし干潟とは生き物のゆりかごであり、生物多様性の源泉でもある、また水質を浄化する空間でもあってなくてはならないものです。海という自然にとって、干潟に棲む微生物の働きが大事なんですね。
 
 戦後の経済発展最優先の社会状況では、なんの意味もないものとして軒並み埋めたてられてしまったわけですが、時代がかわり、生物多様性と水質浄化に寄与する干潟の重要性が取り沙汰されるようになってきました。そしこれからその価値はますます高まっていくと思われます。
 
 ぼくらカヤッカーとしては、万葉集の時代、いったいどれほど美しかったのかと想像してしまいます。奈良時代には、ときの聖武天皇がここの景観をいたく気に入り、何が何でもこの景観を守れと命じたと言われます。
 河口の奥に玉津島という小島があって、今は周囲が埋め立てられ、一つだけ島として残っているのですが、いにしえには何個も島が並んでいたようです。そしてこんな歌が詠まれました。
 
 「玉津島 見れどもあかず いかにして 包み持ち行かむ 見ぬ人のため」
 
 玉津島の美しい景色はいくら見ても飽きることがなく、いっそこの景色を包んて都に持ち帰りたいものだ、都で待つ家人に見せてやりたいから、という意味です。
 
 その片鱗みたいなものは漕いでいて、なんとなく感じますが、でも、ほど遠い世界です。高台から遠目でみたらいいんですが。

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海と山のつながり

2021-04-06 23:28:43 | 紀伊半島

 昨年、大峰奥駈道を歩いて以来、ちょっと気になっていた玉置山に再度いってみた。ま、確認のためというか。

 やはりここは、海と山のつながりが表現された、縄文文化直系の空間だとはっきりした。その象徴が一番上の写真。敷き詰められた白い玉石は熊野灘の海岸線から持ち寄られたやつで、海を表している。一方、奥の黒っぽく丸い岩は山のスピリットを意味している。両者の融合。

 海と山は、水によって分かちがたくつながっていて、木はただ木として存在するのではなく、また魚はただ魚として存在するのでもない。空の鳥も、アリも、コケも、葉っぱの上に転がる朝露も、そしてニンゲンも、すべてがハーモニーをなしていて、過不足なく、音楽的なメロディを奏でている。そんな森羅万象のつながりが、このシンプル極まりないただの岩と石ころによって表現されているってわけ。それが縄文直系の世界観ってやつだけど、時空を超えてそのままで残されていてすごいなと思った。人新世といわれるこの時代、自然界が奏でるつながりの音楽性を感じることこそ、ほんとのエコロジー思想だと思う。


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