プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ありがとうございます

2023-12-31 14:12:00 | 日記



 さて、今年ももう終わろうとしています。

 みなさまには一年間お世話になりました。今年もおかげさまで無事故で過ごすことができ、本当に感謝しています。

 このブログはしばらくご無沙汰になっていましたが、辞めたわけでは全くなく、ただSNSの方に気を取られ、お留守になってしまっていたという次第です。読んで頂いていた方、申し訳ございませんでした。
 今日の大晦日に30本ほどの記事を一気に更新しましたので、もしよろしければご覧くださいませ。 
 今後はもっときちんと更新していきます。18年くらい継続しているこのブログ、お会いしたことある人もない人も、読んで頂いている方に対して、とても感謝しております。

 2024年度も、アイランドストリームの活動と併せてどうぞよろしくお願いいたします。


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不思議なトランプ

2023-12-31 14:01:00 | 日記











 台湾•蘭嶼島で買ったトランプが渋い。
 一枚一枚に原住民•タオ族の習俗のイラストや写真が描かれ、タオ語、中国語、英語、日本語の説明が入っている。
 誰が何を考え、どんな顔してこれを販売しようと企画したのか? イラストを発注するにしてもコストが掛かるだろうに。
 こういう無駄はいい。

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自然との調和とは?

2023-12-31 13:58:00 | アート・文化





















 12月初旬、台湾南部、パイワン族の住む山の中腹の小さな町・三地門。
 家々やストリートはもちろん、役場やポリボックス、コンビニに到るまで町全体がトライバル柄&緑で統一され、それが周囲の山々や川の景観と調和していて、いい。
 ヘビ、トンボ、シカなど生き物をモチーフにした柄が多いが、「蛾」までオシャレにするところに、センスを感じる。
 だって蛾やで・・・、ガ。

 日常生活の全体で表現する、自然に対する敬意と祈りの精神の体現って感じかな。そういうのはとてもよく分かるし、響く。

 虫が気持ち悪いといってジャポニカ学習帳の昆虫写真にまでクレームを付けて廃止させる虫フォビアと自然破壊の病理がリンクする、どこかの国も見習いたいセンス。
 スローガンや取って付けた作為ではなく。人間の内面から湧き上がる、町と自然景観の調和の姿には、未来の風を感じる。


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雪山とサンゴの海

2023-12-31 13:54:00 | 紀伊半島


 
毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、78回目は、雪山とサンゴの海を一日のうちで両方楽しめる紀伊半島の自然とその奥深さについて書いています。
 実は世界でも稀有なる場所。
 興味ありましたらどうぞご一読ください。

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カヌー文化のルーツ

2023-12-31 13:51:00 | 黒潮文化の旅





















 12月初旬、台湾南東部の離島、蘭嶼(らんゆう)島へ。

 ポリネシア、メラネシア、ミクロネシアといった環太平洋の人々の大元のルーツは、台湾原住民が主を占めるというのが人類学上でも通説となっている。台湾あたりから5000年ほど前にカヌーで船出した人々が、何百世代のあいだに太平洋の島々に散らばっていったというわけだが、16部族が現存する台湾原住民の中で、今でも海に生きる民が、蘭嶼島のタオ族の人々。
 彼らが乗るカヌーがチヌリクラン。

 タオ族に生まれたシャマン・ラポガンという海洋作家がいる。この島の波音と潮風と雨粒に身をさらして、彼の作品「冷海深情」を精読するのが、この旅の一つの目的だった。
 あえて天気がよくない方がよかった。
 「厚い黒雲が島全体をすっぽり覆っていて、大海原は夏の、人を魅了する濃紺の眺めではなく、冷たさと寡黙さを感じさせる灰色だった。しかし、わたしは、この陰鬱な天気を最も愛していた」
 というフレーズが、
 「海は、生命があり、心がある、やさしい最高の恋人だ」というフレーズと呼応してポリリズムとなり、その鼓動が、波音とシンクロするように感じられるから。

 自ら素潜り漁をしながらタオ族の日常を描き、そこから先祖代々つたわる彼らの自然観が透かし見えてくるシャマンラポガンの作品は、今の時代にきわめて価値があると、改めて思った。

 また他所をあちこち見て回って、台湾原住民の若いアーティストたちのあいだで、環太平洋文化の繋がりに関して、またそこから派生する文化のクロスオーバーや、エコロジー思想や、精神性などについて、結構意識の高まりの気運があるように感じられた。
 今の地球に生きていて、まともに物事を考えるならば、それは当然のこと。


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ケツの揺れによって

2023-12-31 13:47:00 | 紀伊半島










 
 11月末日、ベタ凪状態から一転、10メーター級の風が沖から吹き始め、みるみるうちにシケてきた。
 戻るのが10分遅れてたらめんどくさい事になっていただろう。

 まあこういう急変って必ず何らかの予兆がある。だいたい風より先にうねりがやってくるのだが、そのうねりがケツを揺らす微妙なフィーリングによって、どれくらい離れたところに強風帯があって、あとどれくらいの時間でそれがここまでやってくるのかどうかのサジ加減が分かる。つまり。ケツの揺れ一つに様々な情報が内包されていて、それを読み解くことがカヤッカーにとってのワザなわけ。

 実は自然を捉える身体感覚て、すごく洗練されているもので、その感覚を引き出す最良の道具が、カヤックという乗り物。ただのレジャーでも体育でもなく、ぼくらは自然を深く知りたいがゆえにカヤックをやる。

 お客さんは20歳の青年だったが、今日の一連の体験から何かを感じとってくれてたら嬉しい。

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湖をとりまく自然の胎動

2023-12-31 13:43:00 | 紀伊半島











 11月下旬、再び青蓮寺湖。
 一昨日は全然だったのに、1日置いただけで、急に木々が色づいてきた。
 不意に転調する曲みたいというか、夏の余韻を微かに残した秋のビートから、次にくる春の予兆を密かに孕んだ冬のビートに変わった感じ。
 湖をとりまく自然の大いなる胎動。


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奥伊勢湖

2023-12-31 13:40:00 | 紀伊半島









 11月下旬、奥伊勢湖の紅葉もまだまだな感じ。


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野の香り

2023-12-31 13:36:00 | 紀伊半島












 11月下旬名張、青蓮寺湖ツアー。
 紅葉ツアーと銘打ってやってるんだけど、今年は暖かくて全然紅葉していなかった。
 だけど、強く放たれる野の香りが素晴らしくいい。


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南紀の穴場

2023-12-31 13:31:00 | 紀伊半島





















 11月中旬、南紀みなべ海岸キャンプツアー。
 紀伊半島には、景観が素晴らしく、文化的に奥深く、生態系的に貴重な場所が山ほどある。


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日常と始原

2023-12-31 13:29:00 | 紀伊半島



 毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、77回は南紀串本の九龍島についてです。
 平凡な日常のひとときと、至上の時を思わせる始原の時間が交わるリアル・トリップ、興味のある方はどうぞご拝読ください。


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黒潮の色調

2023-12-31 13:27:00 | 紀伊半島











 11月、ツアー場所の荒船海岸が荒れたので、紀伊大島・樫野崎へ。これこれ、これこそが黒潮ブルーそのものの色。

 


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幾多の洞窟に

2023-12-31 13:24:00 | 紀伊半島





















 11月初旬、那智勝浦ツアーは最高のコンディションに恵まれた。
 少しでもうねりが入ると近寄れない、地球のエネルギーが炸裂する場所を周遊。何個の洞窟に入ったのか数え切れないくらい。


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透明な水

2023-12-31 13:22:00 | 紀伊半島











 11月初旬。

 南紀 田辺湾ツアー。
 透明度高い海。


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ススキ

2023-12-31 13:20:00 | 紀伊半島






 
 秋。
 ススキの生石高原。


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