プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

転覆もまた楽し

2023-07-23 17:01:00 | スクール











 昨日の試合はパドリングスキル講習
 20代〜50代まで幅広い参加者。
 転覆時の再乗艇の練習は寒い時期には苦行だけど、この時期は楽しい。


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子供カヤック&アウトドア教室、3回目

2023-07-10 16:19:58 | スクール





 
 ”自然と触れ合い、新たな発見&成長をする教室”
 
 5月21日(日)、6月10日(土)、7月17日(月・祝)の3回にわたり開催
 していますが、1回目、2回目は無事終了し、次回はラストの3回目となります。
 みんなでカヤックで無人島を目ざし、そこでシュノーケリング&釣りに興じます。
 夕方は当店海辺のテラスでBBQをお楽しみ頂けます。
 
 前2回と違い、沖の無人島まで行くので、ちょっとハードルがあるように
 感じるかもしれませんが、親御さんまたはボランティアスタッフと一緒に、
 タンデム艇に乗るという形ならば、初めての子でもご参加可能です。
 一回限りのご参加でもOK。また、保護者の方の参加も歓迎。

 【7月17日(月・祝) 無人島シーカヤックツーリング&シュノーケル教室+BBQ】

 いずれも詳細は下記のページをご参照下さい。
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=kodomokayak

 ※ボランティアで手伝っていただける方も募集します。


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暑い時期にこそ、レスキュー講習を!

2023-07-06 23:25:02 | スクール

 これからカヤックをより本格的に楽しみたいと考える人にとって、
 「もし転覆したときの対処法」・・・・、
 これが一つの壁というか、気になるポイントかと思います。

 当店では「パドリングスキル講習」にて、転覆時のレスキュー方法を
 お教えしていますが、水の冷たい時期にはなかなか、しっかり水に入って
 練習するのにも、積極的になりずらい傾向があります。

 そんな流れでレスキュー系を「また今度」と後回しにし、
 知らぬ間に5年10年と月日がたち、
 気がついたら、すっかりカヤックそのものから縁遠くなってしまっていた、
 という方も、結構いらっしゃるという印象です。

 「夏の暑い時期にこそ、転覆した時の再乗艇の練習を!!」
 「また今度」ではなく、今回やりましょう。

 ●当店では来たる7月22日(土)に、転覆時のレスキューに重きをおいた
 「パドリングスキル講習」を行います。
 https://www.island-stream.com/sea_kayaking/index.php?p=paddlingskill
 ※リクエスト次第で他の日でも、開催アレンジ可

 ●また、通常の「湯浅湾ワンデイツアー」のご参加の際、
 昼食後のシュノーケル時に、他の皆さんがスノーケリングに興じている間、
 転覆時のレスキューをお教えするというスタイルで、身につけていただくことも可能です。

 いずれかの方法で、ぜひ転覆時の対処法を!


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ナビゲーション講習

2022-07-22 08:05:55 | スクール

 明日7月23日(土)、シーカヤックのワンデイツアーにご予約されていたグループがコロナに感染されたようでキャンセルとなったので、急遽ナビゲーション講習を開催いたします。

 ナビゲーションとは、シーカヤックを漕ぐ際に目的地まで向かって進み、無事に帰ってくるために必要な状況判断力になります。シーカヤッキングにおいて、パドリングスキルはもちろん、むしろそれ以上に大事になってくるのがこのナビゲーションスキルです。ガイド付きツアーの場合、それをすべてガイドが行っているのでお客さんは漕ぐだけでいいのですが、ガイドなしで自分で海に出ようとする場合、それをすべて自分でやる必要があります。

 今穏やかでも5分後、30分後、1時間後、3時間後どう変わってくるのか?
 今自分がどこにいて、どこに向かっているのか?
 目的地までどれぐらいの時間で行って帰って来れるのか?
 今海が荒れてきたらどこに逃げればいいのか?

 その辺のことが分からなければとても怖くて海に出ることはままならないかと思いますが、逆にそういうことが分かってくると俄然、自然界のいろいろなメカニズムがわかってきて面白くなってきます。シーカヤッキングの面白さはナビゲーションにあり、と言っても過言ではありません。
 ということで急ですが、ご都合よろしければぜひご参加ください。
 内容詳細は
 http://islandstream.la.coocan.jp/navischool.html
 (新しいサイト内の案内が追い付いていないので古いこちらの情報で、内容は同じです)


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アルフェック・エルズミア530の評価

2018-12-25 13:06:57 | スクール

 フォールディングカヤックの中では数少ない本格シーカヤックタイプのひとつ、「アルフェック・エルズミア530」について書いてみたいと思います。これからカヤックを購入しようと考えている人の参考になれば幸いです。

 ちょうど先月ぼくはこの艇で、鹿児島県の西海岸沖にある「甑島(こしきじま)」を一周しました。東シナ海の荒海をテント、寝袋、食料などすべてのキャンプ用品をフル荷重で10日前後漕ぎましたので、ほぼこの艇の特徴、長所や短所をつかんだと言っていいでしょう。

 ここでは「携行性」「スピード」「操作性」「安定性・乗り心地」「荷物収納性」「その他注意事項」という6つの項目に分けて述べてみたいと思います。

●「携行性」
 フォールディングカヤックは専用のザックに収納し、家の中にも置け、かつどこにでも持ち運びできるのが何よりの利点ですが、さすがにエルズミア530は530㎝あるので、きっちりパッキングしてもデカイです。船体布とポール以外にも、ラダー、シーソック、スプレースカート、パドル(4分割)などなど意外と色んなものが専用ザックに入りますが、調子に乗ってホイホイ入れていくとあっという間に30キロくらいになります(艇だけなら20キロ)。それでも十分ヤマト便で送れるサイズ内に収まるので、担いで運ぶ労さえ厭わなければ問題ないでしょう。
 ちなみにぼくは、20キロくらいの別の装備品のザックと合わせて2個のザックを送りましたが、甑島までで片道6000円弱でした。
 国内のカヤックトリップの場合、ぼくはいつも海辺の宿を調べて予約し、そこに事前に送って預かっておいてもらい、手ぶらで行き、現地で受け取るようにしています。初日と最終日に泊まらせてもらうことが多いです。そうすると、カヤックのザックとか、いらないものはカヤックトリップ中、宿で預かっておいてもらうことも可能となります。スタート地点に戻らない、つまり行きっぱなしの旅の場合もありますが、そんな時もこの大きな530ならば、ザックをカヤック内に収納しつつ旅することが可能です。ちなみにエルズミア480という、これより小さめのサイズのモデルもあるのですが、それはカヤック内にザックが入りません(他のキャンプ用品を入れないならば入りますが)。それもぼくが480ではなく530を選ぶ理由のひとつです。

 ただ、陸上運搬という意味では、とにかくデカくて重くなるので、旅するには体力が要るでしょうね。飛行機でも十分に受託荷物として預けられるサイズですが、重量オーバーにはお気を付けて。あらかじめ重さを計ったうえで、チケットを購入するときの重量制限や追加料金などを調べておく必要があります。なお、車で運ぶならば何の問題もないかと思います。

「スピード」
 ベタ凪ならばFRPやポリなどのリジット艇と比べてもそれほど遜色なく進みますが
、波が出ると途端に遅くなります。そこはさすがにフォールディングカヤックなので仕方がないところで、フェザークラフト艇を除いて現行の入手しやすいフォールディング艇(フジタカヌー、アルフェック、バタフライカヤックス等)の中では、それでも一番速いかと思います。
 特にチョッピーな向かい風・向かい波でスピードが落ちます。7~8m/sの風が出てウサギが飛び始めると、あるいは断崖絶壁の際で返し波が沖からくる波と複合する状況(クラポチスという)になると、途端に遅くなります。
 普段ぼくはポリやFRP艇に乗っていてカヤックトリップの時にフォールディング艇に乗るのですが、結局「フォールディングはこんなもの」と思って臨むしかないと考えています。多少風波のあるコンディションで、リジット艇ならば50キロ漕げるところが、この艇ならば35キロ~40キロくらいかなという、ひとつの目安を持っています。それが、他のフォールディングならば30キロになったり、20キロになったり、15キロになったり、あるいは不可能だったりします。
 というわけで、「フォールディングとしてはベストチョイスだけど、無理すんなよ」という意識を念頭に置けば、十分遠征にも使える艇といえるでしょう。なお、エルズミア480はスピード性能も若干劣ります。

●「操作性」
 直進性はもちろん、長さのわりに取り回しもよく、バランスが取れた艇です。ただ、フル荷重だとさすがに重くなり
、その分この長さがネックになり回転性が悪くなりますので、その場合はラダーを装着する方がいいですね。ちなみに専用のラダーは使いやすく、足元での操作性もよく、かなり快適なツーリングに繋がります。ただちょっと値段が高いのと、現地まで運ぶときに重くなるという嫌いがありますね。でもぼくは「海上」を第一に考えますので、持っていくようにします。一方、デイトリップとかのんびり1泊くらいのキャンプツーリングをメインに考えるならば、なくてもいいかと思います。それだけ、フォワード、バック、スウィープいずれのパドリング時にも癖のない動きをしてくれます。
 また、上の「スピード性」のところで「波が出たら途端にスピードが落ちる」と書きましたが、向かい波、追い波いずれでもあまりピッチング(縦の揺れ)せず、いわゆるバウが海面をバンバンたたくということはないので、漕ぎにくくなることはなかったですね。あえていうと、潮流と複合した背後からの三角波のときに嫌なカヤックの立ち方をしましたが、多分これは艇の長さに関係するものだと思います。

●「安定性、乗り心地」
 この艇の良さは、なんといってもこの項目にあると思いますね。両サイドにエアスポンソンが付いていることもありますが、どっしりしていて初心者にも安心感があります。また、いくらベテランといっても、荷物をたくさん積んでフラフラする艇で外洋を一日8時間とか漕ぐのは拷問的なところがありますので、すべての旅カヤッカーにとって快適だと言えるでしょう。逆に安定しているといっても鈍重になるわけでもなく、最低限のシャープさは保たれています。波の中でもかなり安定しています。なので、波の中で遅くなると書きましたが「しっかり漕ぎ続け前進しさえすれば何とかなるだろう」という心の余裕を持ってパドリングできます。その点、エルズミア480はちょっとフラフラする感があります。ここの部分で、480と530は別艇だと考えていいと思います。
 ただ、リーンをかけたとき、2次安定もありますが、エッジが効きにくく、あるポイントまで傾けると急に沈する可能性はあるのかなと感じました(フル荷重の旅の途上で、実際そこまでは試していない)。
 あと、でかいわりに結構艇との一体感があるのですが、ぼくはそれが好きです。波を受け止めて「うっちゃる」ような感覚があるので、たとえスピードが落ちても「気持ちよさ」があるんですね。
 漕いでる時の気持ちよさって、案外盲点だけど非常に大事な点で、それがないと長時間漕ぐのはしんどいですからね。
 あと、少し気になるのは、シートのクッション性が皆無なので、お尻と腰が、人によっては痛くなるかもしれない点です。そこのところは何かパッドやクッションを入れるとか、自分のアレンジ次第でカバーできるかと思います。

●「荷物収納性」
 これもこの艇は、でかいだけあって、いいですね。バウからスターンの端までなんでも、入れようと思えば入れることができます。ただ、バウ側はハッチ口径が小さく、工夫が必要。あらかじめ足元の奥の奥に物を入れておいて、そのあとハッチから腕を突っ込んで、その物をさらにバウの先端の方に移動させる必要があります。と言っても言葉では分かりずらいかもしれませんが、これはやってるとわかります。
 ちなみにぼくは、旅のスタートとゴールが異なる場合、収納ザックもカヤックに収めて持っていくのですが、この艇ならば入ります。これより小さい艇だと入りきらないので、ゴール後にザックだけ取りに行くとか、先にどこかに送っておくとかする必要がでてきます。あるいは強引にスターン側のデッキの上にくくるつけて漕ぐとか。
 そういうわけで、小さい方が携行性がいいのではないかと思われがちなのですが、逆にでかいがゆえの有利点もあるのですね。
 なお、沈した時のために、シーソックは必需品です。たとえ沈しなくてもシーソックがないと、コクピッドから侵入してきた海水が艇の全体に行き渡りますので、下手すれば寝袋とか食料とかが海水まみれになって、悲惨なことになる可能性があります。

●「その他注意事項」
 スペアパドルとかデッキコンパスとかマップケースなど、案外忘れがちなものを必ず持っていくことはもちろん、あとぼくが持っていくものとしてカヤックカートがありますね。一番上の写真を見てもらいますと、ちょうどカートに乗せているのがわかるかと思います。フル荷重のカヤックは海上ではいいけれど、陸上に上がると重すぎてどうしようもないシロモノと化します。どんな屈強な人でもそのままでは運べません。だからカートを持っていきます。これは、使用しないときはタイヤと軸体とを分解でき、しかもカヤック内に収納できるので便利です(そういう意味でもこの艇のサイズ感がいいのです)。
 なお、組み立てに関してですが、慣れれば簡単だけど、たまにモノによっては微妙に、船体布とポールの被せ具合がうまくいかず、最後のテンション掛けとファスナーを閉めるところで、難儀することがあります(多分数ミリの誤差なのだろうけど)。船体が長い分、そこのところを注意して、どうしてもうまく入らない場合は不良・落丁品の可能性があります。
 あと、長年使うと、スターンデッキのマジックテープとか、バウのインナーハッチ内の防水カバーとか(やや紫外線に弱い素材を使っている)の劣化が気になるところですが、それは10年~20年後のレベルでしょう。またあえて言うと、専用ザックが「背負う」のと「肩にかける」のとのリバーシブルになっていますが、これが1~2キロほど重くさせる要因になっているようで、どっちか片方のみでもいいと思います(ザックはフジタカヌーのようなシンプルなタイプがいい)
 アルミフレームなどはパーツ入手可能です。
 船体布の強度はかなりありますし、防水性も高いですが、くれぐれも引きずったりすることはタブーです。だからこそ上記のカート持参をお勧めしています。

 以上、いろいろと思ったことを書いてみましたが、総合的にお勧め艇ということができるでしょう。点数をつけてくれと言われることがありますが、あえて点数をつけると85点といったところでしょうか。「現行で入手しやすい本格フォールディング・シーカヤック、何かないですか?」と聞かれれば、まずはこれをお勧めしますね。※小柄な人や非力な方にはサイズ的に厳しい部分があるかもしれませんが。
 
 なお、当店アイランドストリームでももちろんこの艇の取り扱いございます。当店でご購入いただければ組み立て方やメンテナンスなどのご指南もさせていただきますので、どうぞご参考になさってください。


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フォールディング本格シーカヤック

2018-11-06 21:00:35 | スクール

 遠征用としてフォールディングカヤックのアルフェック「エルズミア530」の進水式をした。かなりでかいが、ある程度スピードが出て荷物をたくさん積載できる艇としてチョイス。ヤマト便でもギリギリ送れるサイズ。

 これがなかなかいい漕ぎ味。

 さすがにリジット艇に比べるとスピードは落ちるが、波とうまく噛み合うというか、うまくいなす感じというか、漕いでいて気持ちいい艇だった。もっとも空荷だったので、フル荷重ならどんな感じになるか未知数だが。

 フェザークラフトなき後、入手しやすいフォールディング本格シーカヤック艇とすれば、こいつか、フジタカヌーのシーショア500かどちらかになるだろうな。どっちも捨てがたいが。


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継続が大切

2017-12-01 21:53:52 | スクール



昨日、今日と、それぞれ、パドリングスキル講習ナビゲーション講習を開催。
東京からはるばる来てくださったスクール生で、当店ベースに宿泊し両日受講。

これからがカヤックライフのスタート。
両日の講習は、基本中の基本でしたが、
どんなに経験を積もうとも、どんなに上手くなろうとも常に基本が大切。
また、受講したからすぐに身につくというものでもなく、
それを復習し身体に染みこませていく「継続」が肝心。
向上心を持ち、続けていくと、きっと自立したカヤッカーになれるでしょう。
Keep On Paddling!


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ナヴィゲーション講習を優先的に開催

2017-11-26 14:04:37 | スクール

 【これから本気で上達したい人のために!!
               平日、土日問わず一人からOK。】
 
 当店アイランドストリームでは、
 業務上、夏季はツアー中心の運営になりますが、
 逆に初冬から春先は、少人数に絞ったスクールを最優先します。
  
 特に読図とともに気象、海況を読んで状況判断し進んでゆく、
 「ナヴィゲーション」スキルを身につける講習は、
 座学中心となりますため、これからの時期にこそ最適です。
 まず「中止」ということがないため、安定開催できるので、
 ご予定も立て易くなるでしょう。

 シーカヤックでは「漕ぐ」だけではなく、海を読み状況判断し、
 次の瞬間の身の振り方を決断する、
 「ナヴィゲーション」能力が非常に重要なのですが、
 それにはまず座学で体系的に学ぶ必要があります。

 海というフィールドの場合、「ナヴィゲーション」ができないと、
 自艇でのツーリングは不可能だと断言できますが、
 それをきちんと教えることのできる数少ないスクールが当店です。
 
 座学と言っても「お勉強」というより、世界が広がり知的好奇心が
 刺激される内容で、海に対する興味関心がますます深まるでしょう。

 また自艇を持たず常にツアー参加として楽しまれる方も、
 ナヴィゲーションの基礎知識が身についていると、
 より海、自然、フィールドとの対話力が深まり、
 一回一回がさらに有意義なものになってきます。
 シーカヤックの本当の面白さ、崇高さ、真髄は、
 「ナヴィゲーションにあり」と言い切ることができるのです。
 
 【ナヴィゲーション講習の案内はこちら】
 海上での状況判断を学ぶ。自分で漕ぐ場合、最も大事なスキル。
 http://islandstream.la.coocan.jp/navischool.html
 
 【パドリングスキル講習の案内はこちら】
 基本的なパドリング操作を身に付けます。
 http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ ツーリング講習も同時開催
 上記講習の実践編として、参加者をリーダーと見立て、
 カヤックツーリングする中で上達を目指す講習が、「ツーリング講習」です。
 「よりナヴィゲーションを意識したツーリング」、もしくは
 「よりパドリングスキルを意識したツーリング」になります。
 自分の判断力で海上を進む実践的スキルを身につけることが目的です。
 開催フィールドのリクエストも可能。
 講習可能フィールドは、普段当店が開催している下記のフィールドとなります。
 ご参照下さい。※ツーリング講習料金は一人15000円となります。
 
 
 
 
 ☆南紀 みなべ海岸
 http://islandstream.la.coocan.jp/minabe.html
 
 
 
 ほかどこでもリクエスト可。もちろん湯浅湾全域でも可。

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パドリングスキル講習開催

2017-10-05 23:38:05 | スクール

 さて、当店アイランドストリームでは来たる10月12日(木)、および18日(水)にパドリングスキル講習を開催します。予約受付中です。また、これから一般対象のツアー業務が落ち着いてくる時期ですので、他の日程でもリクエスト次第で開催いたします。  http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm

 当たり前のことですが、シーカヤックはパドリング技術が上がれば上がるほど、漕げる範囲が広がってきます。自艇を持って楽しむ人はもちろん、ツアー参加の人も同じです。漕げれば漕げるほど、色んな場所にお連れすることができます。日本には本当に素晴らしいフィールドがたくさんあります。皆さんが想像しているよりも何倍も、何十倍も、です。ガイドとしても「もうちょっと漕げるならばすごい所にいっぱい連れていってあげられるのになあ」とよく思います。もうちょっと漕げたら・・・。

 基本のパドリングをしっかり身につけると、一気に世界は広がります。
 逆にそれなしでは、いつまでたっても同じ場所をチョコチョコ漕ぐくらいにとどまり、それでも最初は楽しくてもそのうち飽きてきます。

 何度か体験され「シーカヤック、面白いな」と思った方、ぜひパドリングスキル講習を受けることをお勧めいたします。初心者体験ツアーの時に簡単に受けた漕ぎ方レクチャーを、もっと突っ込んで本格的に、丸一日がかりでお教えする講習。これなしでは始まらないというほど大事なものですが、案外きちんと受講できるスクールは少ないものです。シーカヤックツアーガイドの業者はあちこちにできていますが、多くはレクリエーショナル系がほとんどで(つまり本格的なカヤッカーではなく、ただ施設などに雇われてる人がガイドとしてあてがわれている形式)、きちんとスクールできる店は逆に減っています。

 やはり、シーカヤックならばある程度以上、自分で海旅したり、あちこち漕ぎ回っている人じゃないと、中身のあることを教えることはできません。なぜなら、あらゆるコンディションの海況に直面した経験がないと、フォワードストロークのパドルを入れる角度にしろ、ローブレースの使い方にしろ、上陸する際の足の出し方ひとつにしろ、「なぜそういうふうにするのか」というところを説明しきれないからです。
 教科書をただ上からなぞっているだけか、完全に咀嚼した上でお教えするのか。

 これからうまくなろうと思っている方は、
 ぜひたくさんのシーカヤックトリップを経験している人から受講して下さい。
 あともうひとつ、
 せっかく受講したならば、今後もできるだけたくさん漕いで練習して身体に覚え込ませて下さい。
 継続すること。
 Keep On Paddling それが最善の上達方法です。


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本当の実践に基づいたスクール

2017-07-04 18:22:33 | スクール

 ここのところシーカヤックツアーとともにパドリングスキル講習、ナヴィゲーション講習も随時開催しています。いずれも長年の実践、経験に基づいて体系化したわかりやすいレクチャーで、事故を起こさず安全に楽しむための必須講座となっています。

 当店のスクールと他のカヤックスクールの違いは、特に講師である私自身が日本一周航海や世界へのカヤックトリップ、また10000人以上をツアー、スクールで指導させていただいた経験から編み出した「事故を起こさないための考え方と実践」をじっくり醸造したところからのレクチャーだと言うことです。本などを読んで得た理論、人から見聞きした知識、自分の経験とを組み合わせた、独自のカリキュラムを確立しています。スキルや知識の高いインストラクター、あるいはかなり旅したことのあるシーカヤッカーは世の中にそこそこいれど、その両方を兼ね備えている人はなかなかいないと思います。
 かなり深い部分にも触れつつ、面白く、シンプルな内容になっています。

 何より、心を込めてレクチャーを行っています、

 水の温かいこれからの時期、ぜひご受講されることをお勧めします。

【パドリングスキル講習】
安全、快適なパドリング技術を身につけよう 
●時間帯・・・9:00~16:00
●料金・・・・・¥15,000
●内容・・・・シーカヤックに必要不可欠な基本パドリングスキルをみっちり学びます。詳細はこちら
http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm

【ナヴィゲーション講習】
海を自由に進むための状況判断力を身につける 
●時間帯・・・9:00~16:00
●料金・・・・・¥15,000
●内容・・・・天候・海況の読み方、地図・海図の読み方、コース取りのセンス、状況判断などを学びます。 当店はきちんとしたナヴィをお教えできる、数少ないお店です。
詳細はこちら
http://islandstream.la.coocan.jp/navischool.html


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ガイドの庇護を取っ払って海に出てみる自由の味

2017-06-20 23:07:57 | スクール

 最近ぼくはよくこのブログで、カヤックや海の危なさ、怖さについて色々書いていますが、その理由は、カヤックフィッシャーやSUPの人が近年増えて、また気軽にカヤックツーリングを始めようとする人が増え、だけどあんまり危機意識や状況判断能力が備わっていない人が多いなと、危機感を覚えるからです。また責任も感じるからです。

 まあ、最低限の部分を踏まえてりゃいいんだけど。
 それさえできない人が増えている。

 ぼくなんかはシーカヤックを始めたとき、誰にも教わらず、全く一人で独学で始めました。
 というか、教わろうにも、教わる人がいなかった。
 海、やっぱり、怖かったですね。だけども海に、シーカヤッキングに、本当に魅力を感じていました。なのでかなり勉強しました。アメリカからビデオ(当時はDVDではない)を取り寄せて食い入るように、すり切れるくらいまで見ましたし、また気象予報士の資格を取ろうかというくらいにまで気象・海況について勉強しました。海について、自然についての本もかなり読みましたし、まあガリ勉君みたいな感じで勉強しました。
 日本一周の海旅も、結局武者修行であり、ガイド業の勉強のためでもありました。シーカヤッキングの本当のところは、旅しないと分からないと思っています。四六時中、海に対して神経を研ぎ澄ませ、向き合い続けなければ分からない要素があるからです。アマチュアならともかく、プロガイドならば最低限数ヶ月の海旅経験は必要だと考えています。人間にとって都合の良い自然だけではなく、都合のよくない自然にも向き合わないと、人様を海に連れ出すくらいの状況判断力は磨かれないからです。

 今でも、海に対する怖さを実感していますし、畏怖感を持ち続けています。

 これまでそれほど危機管理について書かなかったのは、ツアーに参加するお客さまに対して、たとえどんなにカヤッキングや海に関して無知であったとしても、それをガイドが全面的にカバーし、怖さ危なさを感じさせないように努めているからでした。
 お客様には「楽しかったー」という思いだけ持ち帰っていただければそれでいいと。

 別に舞台裏まで見せる必要はなかろう、ということです。

 しかし、ツアー客だった立場の人が自分で海に出るとなると・・・。
 こちらが日頃神経を使っている状況判断を、自分自身でしなければならなくなります。
 そうすると、やはりちゃんと自分で勉強するか、きちんとスクールに入って教わるかしないと、どうしようもないわけですね。

 時代は変わりました。ネットショップなどで気軽にカヤックやSUPを購入し、あまり知識もないまま意識も低いまま海に出る人が増えてきた以上、言わなければならなくなってきたなと感じます。
 ここ数年でガラッと時代が変わったのです。

 また、時代の流れなのか、基本的な海の知識すら持っていない人も増えている。
 たとえば波はどのように生じるのか、うねりと波はどう違うのか? 海流と潮流の違いは? 干潮と満潮について、波打ち際ではなぜサーフが発生するのか・・・、そのあたりのことも知らないというのは社会全体の自然に対する意識、海に対する低下もあるでしょう。つまり子供の頃に自然や海で遊ぶ機会がほとんどない(親もどう遊んでいいのか分からないので連れて行けない)とか、学校でもそういうことを教える機会もないし、教えられる人間もいないということなのでしょう。

 ぼくらが想像する以上に、海を知らない層が増えている現状は知っておく必要があります。 
 想像以上に、というのは外せないひとつのキーワードです。

 そういう人でも、プロガイドのツアーならば楽しめますし、回数をこなすとある程度のパドリングスキルは身につくものです。ですが・・・、海での状況判断能力は・・・・。

 ぼくはよく「パドリングスキルももちろん大事だけど、ナヴィゲーションスキルはもっと大事だ」と言いますが、それは結局、ツアーならばある程度のパドリングスキルさえあれば、ガイドの力量次第でかなり難易度の高い場所でも行けるけれど、それを自分で行くとなると、ガイドがかなり神経をすり減らしてやってるナヴィゲーション/状況判断を、自分自身でしなければならなくなるからです。それができないと、かなりのパドリング技術があっても、ろくなツーリングができません。で、シーカヤックって面白くないな、と疎遠になっていくわけです。

 もちろん海は誰の物でもなく、自由な世界ですが、
 自由には実力と責任が伴います。
 海に対して真摯に、謙虚に向き合い、少しずつ実力を上げてゆき、
 少しずつ自由度を高めてゆくというのが筋なのです。

 そこに本当の面白さ、奥深さ、素晴らしさ、神秘、感動、発見があります。
 全ての生命は海から生まれたわけだし、海って究極の世界ですからね。

 ガイドの庇護を取っ払って海に出てみる自由の味とは、果たしてどんな味か。時として苦く、時として素晴らしいものに感じることでしょう。だけど甘い物ではないということはよく分かるかと思います。


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安全に夏を楽しむために

2017-06-16 23:11:07 | スクール

 近々、パドリングスキル講習とナヴィゲーション講習を行います。
 2つのスキルが備わってこそ、安全で面白く、感性とイマジネーション豊かにカヤッキングが楽しめます。ぜひご受講ください。

【パドリングスキル講習】
安全、快適なパドリング技術を身につけよう
●開催日●6月17日(土)、6月28日(水)、7月11日(火)
●時間帯・・・9:00~16:00
●料金・・・・・¥15,000
●内容・・・・シーカヤックに必要不可欠な基本パドリングスキルをみっちり学びます。詳細はこちら
http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm

【ナヴィゲーション講習】
海を自由に進むための状況判断力を身につける
●開催日●6月24日(土)、6月29日(木)
●時間帯・・・9:00~16:00
●料金・・・・・¥15,000
●内容・・・・天候・海況の読み方、地図・海図の読み方、コース取りのセンス、状況判断などを学びます。 当店はきちんとしたナヴィをお教えできる、数少ないお店です。
詳細はこちら
http://islandstream.la.coocan.jp/navischool.html


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パドリングスキル講習開催

2017-06-14 10:29:19 | スクール

 急遽決定しましたが、今週末6月17日(土)、当店にて「パドリングスキル講習」を行います。必要不可欠な基本スキルはもちろん、レスキュー講座も行います。またシーカヤック概論、安全管理の座学も行います。

 シーカヤックの事故が増えている昨今ですが、この夏を安全に楽しむためにもぜひ受講してください。また、この日以外でも定期的に開催していますので、もしリクエストなどがありましたら、ご連絡くださいませ。
http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm 


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カヤック指導法レクチャー

2017-06-09 22:54:06 | スクール

 先日、湯浅町の役場職員ほか関係者にカヤックレクチャー。

 湯浅町では夏場、子供カヤック体験会を行っているのですが、その指導に当たるスタッフに、カヤックの指導法などをレクチャーさせていただきました。次回は来週、みんなでかるも島方面に渡りながら色んなことを学んで頂きます。

 ツアー業務に加えてこういうこともやっています。
 今後、こういう機会も増えそうです。
 長年のガイド、スクール業務、また国内、世界あちこちの旅の経験を生かした、
 安全で楽しい指導法。
 リクエストありましたら、こちらに来て頂くことも、こちらから出向くことも可能です。


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シットオントップカヤックについて

2017-06-08 11:40:11 | スクール

 今日に始まったことではなくシットオントップカヤックでのカヤックフィッシングも人気が高いですが、特有の危険性もあるので今回はそのことに触れておきたいと思います。

 シットオントップ。
 死亡や行方不明など、マスメディアに取り沙汰されるような事故はまださほどないですが、メディアでは目にしない小さな(大事故と紙一重の)事故や漂流、かなり耳にします。また、私自身、何度もカヤックフィッシャーをレスキューしています。
 細かい事故はシットオンの方が遙かに、相当多いように見受けられます。

 本格的なシーカヤックと違い、シットオンは一見誰でも気軽に乗れるように見えるせいか、あるいは売らんがためにネットショップなどでそのようにイージーに宣伝されているせいか、別に海の知識やカヤックスキルがなくても楽しめると思われがちです。ですが、求められる海の知識やカヤックスキルは本格シーカヤックと同じか、あるいは時としてさらにワンランク上のものが要求されます。

 ちなみにシットオンに対して本格シーカヤックを「シットイン」という言い方もあるようですが、私はどうもその言い方に違和感を覚えるので使いません。シーカヤックはシーカヤックで、シットオントップカヤックはシットオントップカヤックです。

 で、特にシットオンの誤った認識をされている方が結構いらっしゃいますのでここで指摘しておきたいと思います。

 まず、よく「シットオンはコックピットに入り込まないので、転覆したときも再乗艇しやすい」という言い方を耳にしますが、それは誤りです。特に釣りをする場合、デッキの上にクーラーボックス、雑多なタックル、ランディングネット、魚探その他諸々の物を積載している上、ロッドホルダーに竿を何本も差し込んでいます。そこに乗り込むのは結構至難のワザです(全てのタックルや竿を捨てるのならば別ですが)。結局、パドルフロートが必要になってくるのですが、パドルフロートリエントリーにしても普通のシーカヤックより再乗艇しにくくなります。ですがそもそもシットオンでパドルフロートを持って乗っている人をほとんど見たことがありません。

 また、「あまりテクニックがいらない」と言う方もいます。安定しているからブレースもさほどいらないし、それほど遠出しないから長距離を漕ぐようなフォワードストロークもいらないということでしょうが、これもまた誤りです。カヤックは動いていることよって、パドリングしていることによって安定するのですが、釣りの場合、パドリングの手を止め、その場に止まっていることが多いです。そこである程度の波を食らったら簡単に転覆します。またそれほど遠出していなくても、風や波が出てきたときには素早く戻らなければなりません。ですがシットオンはシーカヤックと違ってボトムがフラットなため波を食い、スピードが格段に落ちます。シーカヤックならばスイスイ進むところが、シットオンならば後退していくこともあります。(ちなみに上の写真の左はフォールディングカヤックですが、まだフォールディングの方が遙かに船足は速い)。シットオンは、足がかなり遅い、波を切れない鈍重な乗り物だということを自覚しておいてください。高い風波の中、それを転がして帰ってくるとなると、相当のパドリングの力が必要になります。

 なお、ツーリング時と比べて釣りをしているとき、どうしても状況判断が遅れがちになります。ツーリングの場合、周囲を見渡しながら視界を広く長くして漕ぐので風や波の変化に気付きやすいですが、釣りをしているとどうしても竿先や近くの水面に集中するので、変化に気付くのが遅れます。そして判断が後手後手になりがちです。もちろんぼく自身もよくシットオンで釣りに行くのですが、いつもそれを感じます。

 あと、危ないのはやはり釣りする時「止まっている」ということですね。止まっていて向こうから船などがやってきた場合、そして釣りに夢中になっていて判断が遅れる場合、ぶつかる危険性が高まります。湯浅湾なんかでも航路上で釣りしている人をよく見かけますが、とんでもない、御法度です。ツーリングの場合、航路をどうしても横切る場合は周囲をよく観察した上で速やかに渡ることによって危険度をゼロに近づけることはできますが、そこに止まって釣りするのは最も危ない(航路は、並走する形もよくない。どうしても渡らなければならない場合、横切る形がベター。つまり他船と線で接するか点で接するかで、接触の可能性が大きく変わる)。アンカリングも極力しないほうがいい。
 カヤックは基本、動いているから安全なのです。

 それから、出艇がしにくいということも知っておく必要があります。波打ち際で、凪かせいぜいさざ波程度ならばそんなことは感じないでしょうが、ザバーンと来る波、そしてサーフになったりすると、かなり困難するか、出艇不能に陥ることもあります。通常のシーカヤックより高いサーフ出艇の技術が求められます。
 
 シーカヤックは何千年の歴史に裏付けられた完成度の高い形状の乗り物であり、耐候性にも優れていますが、シットオンはあくまでも海遊びの延長から生まれたもので、いわゆる耐候性はありません。例えばシットオンで旅することはできません。というと、ここで「別に旅するわけじゃなくて、のんびり漕いだり釣りしたりするだけだから耐候性なんていらないでしょ」という反論がでてくるだろうけれど、海は急変することがよくある世界です。旅の途上だろうと、のんびりお遊びだろうと、その時その瞬間の「海」に身を置くという意味では同じなのです。その荒れてきた海から逃げるためには耐候性高く、船足も速い艇の方が安全なのは言うまでもないことでしょう。

 ほか色々細かい点はありますが、このようなことを書きますと「あんたはシットイン派だからそう言うのだろう」と言われがちなのですが、いや、私も結構シットオンで釣りに行きます。シットオンそのものを嫌っているわけではありません。こういう艇もあるからこそカヤックの多様性も広がり、面白いなと思っています。しかしいつも思うのは「ツーリングより危ないな」「旅するより危ないかもな」ということです。

  まあ、梅雨明けすぐの超べた凪の真夏の海で、湾のさらに奥の入江の沿岸でのんびりするだけだったら、別にいいかなとは思いますが。

 よく「最初はシットオンで入江の中でのんびりしたり釣りしたりして、慣れてきてからシーカヤックしたいです」という方がいらっしゃいます。それでも全然いいと思うのですが、のんびりといってもちょっと数キロ沖へ島渡りしたくなったり、チョイ釣りではなかなか釣れないのでマジ釣りしたくなってくるものです。その時、中途半端なスキルと知識しかなければ痛い目に遭う可能性が高まります。

 まずはきちんとシーカヤックの最低限の基本を身につけ、そこからシットオンに入っていった方がいいと言えるでしょう。ある程度上手くなってからシットオンに乗ると、その利便性が分かりますが、そうでないと時として相当危ない代物になるということは認識しておいた方がいいでしょう。シットオンの人もできるだけパドリングスキル講習、ナヴィゲーション講習をうけてください。

パドリングスキル講習はこちら。
http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm

ナヴィゲーション講習はこちら。
http://islandstream.la.coocan.jp/navischool.html


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