やびつキャンプ

　先週末のやびつ海岸キャンプツアーは、
　コンディションにも恵まれ、
　野性味あふれる景観の中、
　よい時間を過ごすことができました。

　やっぱりシーカヤックはキャンプがいいですね。
　まず何より、その日、帰らなくていいのがいい。
　焚火を囲んでいろんな話をする時間も、
　味わい深くていいですね。

　秋はキャンプツアーに最も適した季節で、
　この日の他にも日程を組んでいます。
　デイツアーの日程と併せて、スケジュールを下記の通り
　お伝えしておきます。
　
☆10月1日（土）
【南白浜プチツーリング】
特別開催・コラボイベントです。
http://homepage3.nifty.com/creole/minasira.html

☆10月4日（火）
【黒島・白崎方面ツアー】
　湯浅湾南岸の絶景エリアを巡ります。
http://homepage3.nifty.com/creole/sirakuro.htm

☆10月6日（木）
【産湯海岸ツアー】
　中紀の隠れた1級フィールドを周遊。
http://homepage3.nifty.com/creole/ubuyutour.htm

☆10月13日（木）
【本州最南端・串本ツアー】
　黒潮ブルーのエッセンスを心身深く体感するツアー
http://homepage3.nifty.com/creole/kusimototour.htm

☆10月16日（日）
【湯浅～田辺湾50キロロングツアー】
　魂を鼓舞し、明日への扉を開くロングツーリング
http://homepage3.nifty.com/creole/longtour.html

☆10月18日（火）～10月20日（木）
【高知・西南岸ツアー　2泊3日】
　黒潮脈打つスーパーワンダフルな海岸線をトリップ
http://homepage3.nifty.com/creole/oodou.html

☆10月25日（火）～26日（水）
【南伊勢・幻の海跡湖探検キャンプツアー】
　リアス式海岸にひっそりとたたずむ野生フィールドを求めて
http://homepage3.nifty.com/creole/minamiisetour.htm

☆10月30日（日）
【シーカヤック・ナヴィゲーション講習】
　海を読み、自分の力で進んでゆく判断力を身につける。
http://homepage3.nifty.com/creole/navischool.html

☆11月3日（木・祝）
【御坊・日の岬ツアー】
　海旅のロマンティシズムを掻き立てられる好コース
http://homepage3.nifty.com/creole/hinomisakitour.html

☆11月5日（土）～6日（日）
【友が島水道横断キャンプツアー】
　フレッシュな潮流の中の気品ある島々を巡ります。
http://homepage3.nifty.com/creole/tomogashima.html

☆11月9日（水）
【黒島・白崎方面ツアー】
　湯浅湾南岸の絶景エリアを巡ります。
http://homepage3.nifty.com/creole/sirakuro.htm

☆11月11日（金）～13日（日）
【高知・西南岸ツアー　2泊3日】
　黒潮脈打つスーパーワンダフルな海岸線をトリップ
http://homepage3.nifty.com/creole/oodou.html

☆11月19日（土）～20日（日）
【徳島・ひわさキャンプツアー】
　めくるめく断崖絶壁と洞窟の海岸線をキャンプツーリング
http://homepage3.nifty.com/creole/hiwasatour.htm

☆11月23日（水・祝）
【青蓮寺湖紅葉カヤックツアー】
　マイナスイオンたっぷりの湖上から紅葉を楽しもう
http://homepage3.nifty.com/creole/shourennji.htm

☆11月26日（土）～27日（日）
【やびつ海岸キャンプツアー】
　湯浅湾北岸の秘境エリアをシーカヤック＆キャンプ
http://homepage3.nifty.com/creole/yabitsucamp.html

☆12月3日（土）
【近江八幡水郷ツアー】
　ヨシ群落の迷路を縫いゆくツアー
http://homepage3.nifty.com/creole/suigoutour.htm

普通感

　先頃の台風前後で大きく季節が変わった感じがします。
　西日が特に美しく映える湯浅湾、
　中でもツアーの終わりぐらいの時間帯に訪れる、
　時間が止まったような、不思議なひととき、
　泣けてきます。

　紀伊半島各地の知ってる場所がひどいことになっちゃってる姿を見ているだけに、秋口特有の心に染みいるような美しい海景を通常通り味わえるその「普通感」に、誰というわけではないがどこかの誰かに感謝したい気持ちになります。

移動

　幸いなことにうちの湯浅湾ではなんの被害も出なかっただけに、
　紀伊半島山間部のほうの惨状には驚くと同時に、
　非常に心が痛みます。
　ニュース見てても知ってるところばっかりでしたからね。
　
　今日は湯浅湾ではなく、御坊・日の岬でのツアー日だったんですが、
　日高川河口から煙樹ケ浜にかけて川からの倒木で埋め尽くされていました。
　また、上流の牧場から流されたウシがたくさん打ち上げられていて、
　ちょっと見るに堪えなかったので、
　産湯海岸に移動してのツアーとなりました。

　岬一つ、いや、２つ越えると、だいぶ違いましたね。
　西日が映える季節を実感。
　海水はまだだいぶ濁りがありましたが、
　秋口ののどかな風情の中、
　美しい海景は存分に楽しめました。

　何度行ってもいい海岸です。

マップを持とう

　改めてノロノロ台風12号は驚異的だったけど、
　過ぎ去った今、
　季節そのものは着々と秋に向かっています。

　シーカヤックは夏のものだと思っている人が多いけれど、
　本当に気持ちいい季節は春と秋なんですね。
　夏ガヤガヤしていた海辺もすっかり落ち着きを取り戻し、
　これからよい季節を迎えます。

　さて、海上トリップにより集中できるこの時期、
　ぜひ持参をお勧めしたいのは、マップですね。
　意外と忘れがちなんだけど、これがあるとないとで、
　面白さが全然違ってきます。

　自分が今どこにいるのか、向こうに見えてる島はナニ島なのか、
　ただ漕いでいるだけだとイマイチ分かんないけれど、
　カヤック特有の水平線すれすれの目線プラス、
　空からの視点が加わるとフィールド全体が俯瞰できるわけで、
　空間に対する感受性がぜんぜん変わってきます。
　ひいては一回のツーリングの中身、心の刻まれ具合が深くなります。
　びっくりするくらい変わるんだから。

　地図は案外、マップルなどの道路地図でよい。
　自分の漕ぐゾーンをコピーして、アウトドア用品店に売っている
　透明のマップケースに入れるだけでＯＫ。
　
　ぼくは自分自身で知らない海に出る場合、ほぼ１００％マップを待ちますね。
　本当のシーカヤックとは、
　自分自身の感覚を頼りに未知の海を進んでいくことに面白みがあるのだけれど、
　たとえガイド付きツアーに参加する場合でも、
　マップがあるとその感覚を味わうことができる。

牛流される

　先日の台風の大雨で日高川があふれ、
　なんと上流の牛舎の500頭ほどの牛もろとも、
　海まで押し流されたとのこと。

　大半は御坊の煙樹ケ浜に打ちあがったらしいけど、
　そのうちの一頭が今日、湯浅湾まで流れ着いていた。

　すごい話だ。

都会と自然

　ノロノロ台風12号、まったく大変でしたね。
　こちらはおかげさまで何ともなかったですが、
　熊野川のあたりや田辺の方で結構被害があったようで、
　何度か行って知っている場所もあったりして、
　心が痛みます。

　個人的には都会の方に逃げてたから何ともなかったですが、
　しばらく海に出ず町にいると、どうも疲れちゃうようです。

　改めて気付いたけれど、
　常にどの方角からどのくらいの強さで風が吹いているか、
　実際に感じながら時を過ごしていないと
　非常に気持ち悪い体になってしまっている。

　また、普段波の音など様々な自然音に神経を配っているので、
　その感覚で都会に出ると車のノイズやビルの空調や
　気にしなくていい様々な雑音が気になって仕方がない。

　海や山ならいつまでいても平気だが、
　都会に来ると老人になったように、すぐ疲れる。　
　どこに身を置いても「狭えなあー」と息詰ってしまう。
　どんなに広いお店や建物や公園でも、海よりは狭いからねえ。

　職業病ってやつだが、まあいいや。
　すっかり閉塞、保守化、内向き化しちゃった都会より、
　今日び、
　海や山や川の方がオープンだし、
　インスピレーション豊かで刺激的だし、
　文化的な意味でも
　自然カルチャーの方が時代の先を行ってるからね。