こんにちは。またまたお久しぶりです。前回の記事の鷹島クリーンキャンペーンの件ですが、色々話を進めているうちに、地元漁協に「余計なことするな」とえらい剣幕でガミガミ言われました。なぜゴミ掃除をしたら駄目なのか、法的根拠もないし意味がわからないので予定通り催行するつもりです。田舎の海辺というのは一見のんびりして温厚そうに見えますが、案外せせこましくせちがらく理不尽で排他的で不条理な部分が多いことを改めて痛感しますが、やはり海の偉大さと比べてなんとしょうもなきことよ、という考えに行き着きます。鷹島の明恵上人も泣いていることでしょう。
さて、しょうもないことはここではひとまず置いておきましょう。
ぼくは1月末から2月20日頃まで南琉球・八重山方面にフォールディングカヤックを持って、フィールドリサーチを兼ねたカヤックトリップに出かけていましたが、ここからしばらくはその報告の記事を続けたいと思います。
帰ってきてパッと書くというのもいいんだけれど、体験をしばらく寝かせるというのも試してみたいスタイルのひとつです。体験の新鮮さも大事だけれど、新鮮さが失われてもなお残るもの、それもまた大事ではなかろうか、ということです。
まず写真は、もっとも素晴らしいと感じた西表島のフィールドのものです。上は仲良川・ナーラの滝。滞在中、ほとんど毎日雨が降っていたので、水量がかなり多く、迫力がありました。そして下は、仲間川のマングローブ地帯のもの。うっそうとした緑の中に、うねるように鈍く光る川筋が、なんとも生き物じみていて、凄みを感じました。