Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

動物園祭り

2012-09-06 20:24:30 | 出たもの
さてさて9月5日、Poe-Tri Vol.51。毎年9月に出演をお願いしているrabbitfighter氏に「今年の共演者はかわいい女の子でお願いします」と頼まれていた私は、にもかかわらずMELODY KOGA、灯汰という2名をブッキングし、身長172cmの私が一番背が低いという、うすらでかい男ばっかりでキャストを揃えてしまった。かくして出演者や常連さんは「今回は男祭り」的なことを盛んにツイートしてくださり、なんだかあらかじめ無頼の雰囲気が漂ってくるのであった。

そんな中、初出演のMELODY KOGA。


実はまだ、彼のステージを目にするのはこれで4回目なのだが、そのたびに全然違うことをやっているのが凄い。この日はギターを手にしての弾き語り。それも全曲(どの曲も30秒くらいしかない)たった一つのコードしか用いず、その作品世界全てに異なる外国人女性が登場するという、オリジナリティ極まるスタイル。天才と変態の境目を邁進するその姿に、終演後、詩のボクシング神奈川王者・菊池奏子さんまでが「私メロコガールになります!」宣言をしていた。

ブルーザー・ブロディみたいだった髪の毛をさっぱり切ったrabbitfighterが二番手。


このひとのステージは、出来不出来がありそうで実はない。常に必ず一定以上のクオリティをキープしている。オーディエンスがじっと次の言葉を息をひそめて待つかのような自作詩から、半即興的な(そしてやっぱり期待通り下ネタに流れる)「ラジオ体操20000」、さらに観客から「擬音」を集めての即興詩と、その魅力を十分に展開。

後半に登場するのは、LOWHIGHWHO?プロダクション所属、灯汰。


このところずっとPoe-Triに足を運んでくれていて、そのたびにオープンマイク枠が既に埋まっていてステージに上がれなかった彼。キャストの15分枠で、らしさを、そして昨年11月の前回出演時からの進歩をしっかりと見せてくれた。そのリリックの内容もさることながら、ライトの下で言葉を発する彼の声、たたずまいこそが素晴らしく、感動的だ。

私は「そして(動画はこちら)」と「朝が来るとトカゲは」の2篇を朗読した。

オープンマイクは、今回もまた13枠全てが埋まった。エントリーしてくださったのは登場順に、

村田活彦さん


福田理恵さん


死紺亭柳竹さん


工藤さん


三木悠莉さん


今村知晃さん


merry-andrewさん


あしゅりんさん


uraocbさん


モリマサ公さん


菊池奏子さん


川島むーさん


ジュテーム北村さん


という皆さんであった。またしても最終枠に滑り込むジュテーム北村さん。いったいどうして、最後の1枠が残っているタイミングでいつも来場することができるのだろう。ものすごく間がいいのか、それとも野生の勘なのか?

1500円+1ドリンク、あわせて2000円。日常生活の中で考えたら決して安い金額ではない。この日のこの時空間のために使ってくださった皆様、本当にありがとうございます。

次回、Vol.52は10月3日水曜です。

声と言葉の動物園、Poe-Tri。いい動物を揃えて、皆様のお越しをお待ち申し上げております!


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