Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

8月4日・Poe-Tri Vol.26

2010-07-28 21:45:40 | 告知
一週間後の来週水曜、8月4日は池袋西口で朗読ライヴの夜、Poe-Triです!

今回は、キャスト4人+オープンマイク、第一水曜の開催という、言ってみれば普段着のイベント開催となりますが、そのキャスト陣は充実していますのでお見逃しなく!

まずは、Poe-Triには二度目のご出演、秋には総合文芸誌『ムジカ』を創刊予定の、葛原りょうさん!
キャストとしては待望の初出演。JET POETでもおなじみの後藤理絵さん
都内どころか関東各所で精力的に活動中のTASKEさん!
と、大島健夫です。

☆☆☆

Poe-Tri Vol.26 
2010年8月4日(水)
会場は、池袋ステージ&スペース3-tri
5月から移転した3-tri新店舗の住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク。

タイムテーブルは、

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶 
20:35~20:50 TASKE 
20:50~21:05 葛原りょう  

21:05~22:20 オープンマイク(当日先着13名まで)/休憩      

後半 
22:20~22:35 後藤理絵 
22:35~22:50 大島健夫  

となっております。途中入退場自由です。

聴いても楽しめる、読んでも楽しめるPoe-Tri。出演者・スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

生ける詩人の会2010夏、生でなくても視聴できます。

2010-07-26 18:09:01 | 出たもの
昨日の「生ける詩人の会2010夏」ご来場、ご視聴ありがとうございました。

写真はトマトと戦う我らが服部剛氏。ポエトリー界のジェームス・ディーン(岩井充さん命名)。


ということで写真からもわかるように、今回のメイン・パーソナリティーにして司会者、ポエトリー界のマリリン・モンロー(岩井充さん命名)こと、かとうゆかさんの発案により、普段とは会場内の向きを逆にし、参加者の多くは座ってパフォーマンスする形になりました。お客さんとの距離が凄く近く、アットホームでした。次回もこの向きでやるのもいいんじゃないかと、個人的には思っています。かとうさん、いろいろお疲れ様でした。

当日は学生メディアセンター・なないろチャンネルさんの取材と中継もありました。暑い中ありがとうございました。

生中継をご覧になれなかった方も、改めて番組を視聴できますのでご安心ください。

パーソナリティの挨拶と、服部さんの朗読前まではこちら。非常に残念なことに、服部さんの朗読があまり収録されておりません・・・

前半の模様はこちら。私は「首なし芳一」と「夏の空」を朗読しています。

後半の模様はこちら。スペシャルゲスト、高野竜さんとかとうゆかさんのパフォーマンスも収録されています。

お時間のあるときに、ごゆっくりお楽しみください。

明日は「生ける詩人の会2010夏」

2010-07-24 21:28:30 | 告知
明日、7月25日(日)はAritstSpace千石空房より、インターネット生中継イベント「生ける詩人の会2010夏」をお届けいたします。

イベント開始(放送開始)は14:00、終了は17:00を予定しております。中継URLはこちら(もちろん無料です)。

今回の司会はかとうゆかさん、パーソナリティは服部剛さんと私が担当いたします。ゲストには劇作家の高野竜さんをお招きしております。オープンマイク枠もまだ空きがございますので、予約していない方も是非お越しください。観覧のみの方も大歓迎です。

会場の住所は
東京都文京区千石2-31-7長屋の左端
TEL 03-6313-4074

詳しい地図はこちらを。入場料は500円です。

私は15分の朗読パフォーマンスを行います。お楽しみに!

小さな光

2010-07-18 20:36:58 | 出たもの
7月17日、土曜日。千葉の空はよく晴れて、これこそ夏という感じの天気だ。会場設営の前に、ちょろっと千葉公園の綿打池にカメのカウントに行ってみると、ダイサギが口を開けてはあはあ言っていた。



こんな日は海に行ったら楽しいだろう。山に登ったら気持ちがいいだろう。映画でも見たら涼しいだろう。夜になったら花火を上げたら綺麗だろう。でも、それなのに、今回もたくさんの方が、近くから、遠くから、WiCANアートセンターに来てくれた。毎回いらっしゃってくださる方、初めての方。皆様、暑い中本当にありがとうございます。

イダヅカマコトさんがオープニングの朗読を始める。体調が良くなかったそうだが、それを感じさせないアグレッシヴで気持ちの伝わる朗読だ。



千葉詩亭の生みの親は、私ではない。彼である。彼がWiCANとのつながりの中からこのイベントを発案しなければ、今日のこの日は決してなかった。

そして今回、オープンマイクにご参加いただいたのは、

笹田美紀さん
伊藤健一さん
スモールさん
稗田恵一さん
たじこさん
尾花藍子さん
ジュテーム北村さん
OOMさん(10月にWiCANアートセンターでグループ展を行う)
スパーク小倉さん

という皆さん。オープンマイクイベントの主催者冥利に尽きるのは、当初、ステージに上がるつもりのなかった方が、それまでのパフォーマンスを見て、「私もやる」といって参加してくださったことである。今回、実に3名の方がそうして参加してくださった。そして、その3名のうち、詩の朗読をした人はひとりもいなかった。それぞれがそれぞれの、自由なパフォーマンスを行った。その姿を見たとき、私は、何か大切なものに気づかされた気がした。

今後、千葉詩亭は、何か他のイベントの影を追いかけたり、うらやましがったりすることはない。「こんなふうにやろう」と目標にするものもない。ここ千葉で、栄町でできることを追求していきたい。いや、追求というと何やら排他的である。むしろ推進していきたい。みんなで推し進めていきたい。五回目にして、私はそれを強く思った。

ブレイクタイムにふと横を見れば、おそらく二度とどこでも聴くことができないような朗読をしたジュテーム北村さんが、私の剣道仲間でもある伊藤さんとお喋りしている。ここは千葉だ。千葉の人が生きているところだ。よそから来た素敵な旅人を交え、そこでみんなで楽しむ。なんていい光景なんだろう。

スペシャルゲストは、川島むーさんだ。



詩のボクシング等でおなじみの、自作詩の数々。そして、以前Poe-Triで観た時、笑い死にしそうになった、宮沢賢治の「けだもの運動会」のダイナミックな語り。30分があっという間に過ぎてゆく。最後は私が「朝が来るとトカゲは」を朗読し、イダヅカさんから、勝ち抜きじゃんけん大会による本のプレゼントでイベントは幕を閉じた。

イダヅカさん、WiCANの門脇さん、お疲れ様でした。いつもありがとう。むーさん、千葉にお迎えできてとても嬉しいです。ご来場の皆様、またお会いしましょう!

第五回まできた。でもまだたった五回だ。千葉詩亭はこれからもずっと続く。次回にはまた新しい展開、新しいイレギュラー、そこに集う人々に新しい喜びがあれば、

どんなに素晴らしいことだろう。

☆☆☆

千葉詩亭では、メーリングリストを開設しております。

私のホームページの中の、

千葉詩亭の紹介ページに、登録フォームを設置しております。

どうぞ、興味を持たれた方はどなたでもお気軽にご参加なさってください。千葉詩亭とそこに関連する皆様の、最新の情報にアクセスしましょう!

三年目。

2010-07-09 18:18:04 | 出たもの
多くの人は、悪いことはいつまでも覚えている。不可思議な悪運によって奪い去られたものや、頑張っても頑張っても辿り着かなかった望み、どんなに強く願っても届かなかった心。そういったものは、それを経験した人の心に強い印象を残す。時には傷となって残る。

しかし一方で、良いことはすぐに忘れ去られてしまう。不可思議な幸運によってもたらされたもの、いつの間にか手にしていたもの、気がつくとそこにあったもの。それらの中には、自分以外の誰もが欲しがり、しかし手に入らなかったものも必ず混じっている。だが人間は、そういったもののことはすぐに忘れてしまう。あるいは、最初から気づかない。「自分は運がいい」と思っている人より、「自分は運が悪い」と思っている人のほうが、世の中にはきっとずっと多いだろう。

良いこともあれば、悪いこともある。悪いこともあれば、良いこともある。

現在というのは、言ってみれば常に一つの局面である。ある人がたまたまウンコをしていたからと言って「あの人は汚い」というのはとんでもない間違いである。誰だってウンコくらいするのだ。また、ある人が疲れて昼寝をしていたところにたまたま行き合ったからと言って、「あの人は怠け者だ」というのも間違いである。誰だって疲れたら休まなければならないのだ。

しかしまた、全ての瞬間は一期一会である。この瞬間は戻ってこない。絶対に二度と戻ってこない。どのようにその瞬間を生きようと、戻ってこない一瞬はたった今も私たちの中に積み重なり続けているのだ。そして私たちは一瞬ずつ年をとってゆく。

Poe-Triは昨夜のVol.25で三年目に入った。

1500円となにがしかのお金と、限りのある貴重な時間を使って会場に来てくれる人たちがいることに、私は何と言って感謝すればいいのだろう。私たちは、聴いている人の胃袋を満たすことも、明るい未来を約束することもできない。

ありがとう。ただ、その言葉を発し、自分が一番いいと思うように精一杯パフォーマンスすることしかできない。本当にありがとう。

今回も出演者は4人だ。

真摯に、丁寧に、ひとりの人間が生きていくということに関する言葉を紡いでゆく五十嵐倫子さん


力強く、誰よりも誠実に言葉を投げかけてゆくマノメアツシさん。


会場を圧倒する鬼気迫る緊張感の中で、言葉をつなげてゆくケイコさん


私は、「僕が埋めた首」、「公園の池」、「グラウンド・ゼロ」の三篇を朗読した。

オープンマイクにご参加いただいたのは、登場順に、

nontanさん
midoさん
笹田美紀さん
かとうゆかさん
uraocbさん
ジュテーム北村さん

の面々。最後は、毎回いつも私が締めの挨拶をするのもなんなので、たまにはじゃんけん大会などして、勝ち抜いたジュテーム北村さんに締めていただいた。どんなふうに締めていただいたかは、会場にいた人だけの秘密だ。

次回、Poe-Tri Vol.26は、8月4日(水)の開催です。

心からお待ちしております。