Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

12月17日「千葉詩亭・第十三回 ~二周年~」

2011-11-19 15:10:48 | 告知
2009年12月19日にWiCANアートセンターでスタートした千葉唯一の朗読オープンマイクイベント、千葉詩亭は、このたび二歳の誕生日を迎えます。

「千葉詩亭・第十三回 ~二周年~」の開催日は12月17日(土)、場所はもちろんTREASURE RIVER BOOK CAFEです。アニバーサリーということで、今回のゲストアーティストには二人のとびきり変な男をお招きし、コラボレーションによるスペシャルパフォーマンスをクリスマスプレゼント代わりに、二年間の感謝を込めて皆様にお届けいたします!

その二人とはすなわち、茂原市が世界に誇る自作楽器界の鬼才・異常奏者さんと、第弐回の際にもゲストとしてお招きした東東京が生んだハンダ付けがうまい音楽家・米本実さんであります。幸か不幸か今までの人生で非常に数多くの変な人に出会ってきた不肖・私めの経験から敢えて言わせてもらうと、世の中の変な人というものには二種類あり、変でかつ凄い人と、ただ変なだけの人がおります。この二名こそはまさに前者の鑑、変な人オブ変な人、比較級で申しますとヘンナヒト、ヘンナヒッター、ヘンナヒッテストでございます。お二人が織り成すノンストップの30分、抱腹絶倒、阿鼻叫喚、一期一会、電光石火、大名行列、出前迅速、四捨五入な衝撃の世界をどうぞお楽しみに!


☆☆☆


千葉詩亭・第十二回

2011年12月17日(土)
会場:TREASURE RIVER BOOK CAFE 
※JR千葉駅より徒歩10分
千葉市中央区登戸1-11-18 潮第2ビル102

地図はこちら

※千葉駅からそごうの横を通ってモノレール沿いに進み、モノレールが左に曲がってすぐの信号を右に入り、200メートルほど進んだ道沿い左側です。

OPEN 17:30
START 18:00
入場料・\1000(1ドリンク付き)

千葉詩亭はオープンマイクのイベントです。ご来場の皆様は、当日希望すればどなたでもマイクの前に立つことができます。詩の朗読に限らず、持ち時間5分で、歌・漫才・演説・愛の告白・懺悔など、「言葉」であれば何でもOKです!

主催・イダヅカマコト/大島健夫

ゲストアーティスト・異常奏者with米本実

<プロフィール>

異常奏者

千葉県茂原市出身。
過激かつ繊細な改造技術をもとに、ミシンを演奏する、ギターをノコギリで弾く、蛇口やホースを演奏する等、人々の価値観を広げる音楽活動を展開する「正統派デトロイト系」電子楽器クリエイター。06年以降、ZO-3ギターを改造したモンスターマシン「IZYO-SYA」、ミシン本来の機能を損なうことなくテルミンとシンセサイザーの機能を組み込んだ「MYSIN」などの衝撃的な楽器を次々と制作、現在もそれらをリアルタイムで進化させ続ける自作楽器界の鬼才。

公式サイト「異常奏者WEB」


米本実

東京都出身。
元・洗足学園音楽大学音楽音響デザインコース非常勤講師。幼少の頃から機械と音楽に興味を持ち、電子楽器を使って作曲するかたわら電気楽器の制作を始め、ビデオ作品のサウンド・トラック制作や、音楽とテクノロジーの関わりをテーマにサウンド・インスタレーション、パフォーマンスを行なっている。95年、ルイジ・ルッソロ国際コンクール入選。日本電子音楽協会会員。自他ともに認める、東東京が生んだハンダ付けのうまい音楽家。

公式サイト「米本電音研究所」


☆☆☆


皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

12月7日「Poe-Tri Vol.42」

2011-11-15 18:24:48 | 告知
聴こう。そして詠もう。

毎月第一水曜に池袋3-tri-で恒例の朗読ライヴ、Poe-Tri。今年最後のVol.42は12月7日の開催です。

今回の出演者は、

山崎みふゆ
広瀬犬山猫
渡ひろこ
大島健夫

の4名です。


☆☆☆


Poe-Tri Vol.42
2011年12月7日(水)
会場は、池袋 ステージ&スペース3-tri-
住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク¥500。

タイムテーブルは、

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶 
20:35~20:50 山崎みふゆ
20:50~21:05 広瀬犬山猫

21:05~22:20 オープンマイク(当日先着13名まで。制限時間1人5分)/休憩      

後半 
22:20~22:35 渡ひろこ
22:35~22:50 大島健夫  

となっております。途中入退場自由です。23:00には必ず全て終了いたします。

聴いても楽しい、読んでも楽しいPoe-Tri。皆様のご来場、ご参加、心よりお待ち申し上げております。

地下鉄の詩。ポーランドからの詩

2011-11-11 22:29:58 | 出たもの
地下鉄の詩。ポーランドからの詩。

ポーランドから来た素晴らしい詩人がリーディングをするという。どんなことをするのだろう。きっと、声を出して、言葉か、言葉のようなものを発するに違いない。

で、そのイベントに私も出演する。私には何ができるだろう。声を出して、言葉か、言葉のようなものを発することである。

おんなじである。だから、自分の一番いいと思ったことを、いちばんいいと思うようにやるのがいいんだろう、と思った。



本当に楽しかった。ポーランドの詩人のリーディングには、写真のように、うしろに英語と日本語の字幕が出たのだけれど、正直、半分くらいしか目で追わなかった。言葉を発する詩人の姿を見て、その声を聴いているのがとても心地良かった。出演者、そしてオープンマイク参加者、日本語の詩人、英語圏の詩人。いろいろな人がステージに上がったけれど、みんなその瞬間、自分の一番いいと思うことを一番いいと思うようにやっていたのだと思う。いろんな声があって、いろんな言葉があって、いろんなウェイ・オブ・ライフがあった。

私は「踊れ」と「二人で一緒に電車に乗ろう」を朗読した。日本人のトップバッターだったので多少緊張したけれど、嫌いなことをやらされているわけではなくて、大好きなことをやっているのだから、緊張できるのもまた幸せなことだ。終演後、握手を求めに行ったり、握手を求められたりした。話したり話しかけられたりし、自分の名刺が何枚かなくなり、代わりに日本語の名刺と英語の名刺とポーランド語の名刺が名刺入れに入った。やったこと、起こったことは普段の朗読会とおんなじだった。でも、普段の朗読会とは少し違う人たちとの間でそれをやり、それが起こった。

ご来場の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。この日この時、自分がそこにいることができたことを心から嬉しく感じています。素敵な夜でした。

リスペクトするということ

2011-11-03 21:28:55 | 出たもの
私は大体においてあまり思想的な人間ではないので、「自分の主宰イベントはかくあるべし!」というような高邁な理想はそれほどない。ただ、現場レベルで、それぞれのバックボーンと隠されたサイドストーリーを持つひとりひとりのパフォーマーが、日ごろそれぞれの日常の中で自分自身としっかり向き合ってきた結果を、気持ちよく持ち寄れる場を作ることができたらいいとはわりと強く思っている。

また、これは思想ではなく私の経験則の中で、日ごろ自分自身としっかり向き合っている人間は、通常そのようにしている他者をリスペクトできるものだということは知っている。その上で焦ったりジェラシーを感じたりすることはあるにせよ、それは相手を認めた上に発生するものである。

であるからして無論、リスペクトの念を持ち合うということは、元来「馴れ合い」や「舐め合い」とは何の関係もない。全く関係がない。馴れ合いや舐め合いというのは、自分自身を高めようとする努力の上に他者と築くコミュニケーションではなく、単に「今この瞬間の自分が否定されたくない」という感情を相互に交換しているに過ぎない。それはコミュニケーションではなく、本質的にはおままごとのような一人遊びの延長にしか過ぎないものである。

ただ、いずれにせよこれだけは言える。昨夜のVol.41、そして現在までの全てのPoe-Triを通じて、私はそうしたリスペクトが、その時空間に居合わせた誰かと誰かの間に自然発生的に生まれるシーンに何度も立ち会うことができた。それは私にとってとても幸福なことだった。

Vol.41のオープニングを飾ったのはたちばなまことさん


テキストの力をじわじわと伝える、ストレートなリーディングが胸に迫る。

Open Mic/wonder-wordsの三人の主催者の一人、しえろ文威さんが二番手に登場。


自分の声と自分の作り出す音、そしてキャラクターを生かし切った、カラフルなパフォーマンス。

SSWS等で活躍する灯汰さんが後半に登場。


「レベル・ミュージックだった」と評した人もいた。声、言葉、そして一つ一つの動きに、「向き合う姿勢」が溢れていた。

私は「ヤツメウナギを探す」を朗読した。

オープンマイク参加者は12名。登場順に、

rabbitfighterさん。


midoさん


死紺亭柳竹さん


渡ひろこさん


The Stand River Tokyoさん


あしゅりんさん


uraocbさん


川島むーさん


あおばさん


モリマサ公さん


モッコ大佐さん


コボリウシロユビさん


次回のPoe-Tri Vol.42は、12月7日(月)の開催である。

また新しい出演者とともに、ひと月分の何かを持って皆様に会えれば、そんなに嬉しいことはない。