Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

6月20日「千葉詩亭・第三十四回」

2015-05-25 20:01:10 | 告知
偶数月の第三土曜に中央区登戸のTREASURE RIVER BOOK CAFEで恒例、千葉唯一の朗読オープンマイク・千葉詩亭。6月20日、「第三十四回」を開催いたします。

今回のゲストアーティストには、独自の話芸「猫道節」を追求する、日本のスポークンワーズ・シーンのトップランナーの一人、猫道さんをお迎えし、30分のパフォーマンスを展開して頂きます。千葉詩亭には2010年5月以来、5年ぶり二度目のゲストとしての登場です。どうぞお楽しみに!


☆☆☆


千葉詩亭・第三十四回

2015年6月20日(土)
会場:TREASURE RIVER BOOK CAFE
千葉市中央区登戸1-11-18 潮第2ビル102

※JR千葉駅より徒歩10分。千葉駅東口からそごうの横を通ってモノレール沿いに進み、モノレールが左に曲がってすぐの信号を右に入り、200メートルほど進んだ道沿い左側です。



開場 17:30
開演 18:00

入場料1000円(1ドリンク付) または 2000円(1ドリンクとお食事付)

千葉詩亭はオープンマイクのイベントです。ご来場の皆様は、当日希望すればどなたでもマイクの前に立つことができます。詩の朗読に限らず、持ち時間5分で、歌・漫才・演説・愛の告白・懺悔など、「言葉」であれば何でもOKです。いや、むしろ言葉によらない身体表現や音楽、即興絵画なども、法令及び公序良俗に違反しない限り、また他のお客様の迷惑になることでない限り何でも歓迎いたします。もちろん、オープンマイクに参加なさらない、純粋な観客としてのご来場も大歓迎です!

▽主催・出演
山口勲/大島健夫

スペシャルゲスト・猫道


1980年 2月28日生まれ。
東京都 調布市出身のスポークンワーズパフォーマー。
ポエトリーリーディング・ラップ・一人芝居の要素を合わせた新しい話芸「猫道節(ねこみちぶし)」を追求している。
現在、ライブハウス・クラブ・カフェ・バー・劇場を中心にカオシレーター・カオスパッドを操りながらのソロライブを展開中。
大阪・京都・名古屋・長野・前橋・仙台・石巻・山形など首都圏以外の地域でも毎年ライブを行っている。
また、ソロライブ活動と並行してライブイベントの企画も行っており、2008年から現在までの7年間で、計51本のイベントをプロデュース。
ラッパー・詩人・弾き語りミュージシャン・バンド・俳優・美術家などを独自の切り口で起用し、挑戦的なブッキングを行っている。

SSWS(新宿スポークンワーズスラム)
チャンピオントーナメント優勝
YSWS(横浜スポークンワーズスラム)
チャンピオントーナメント優勝


☆☆☆


観たい方、聴きたい方、読みたい方、食べたい方。どなたもどうぞ皆様お誘い合わせの上、お気軽にご来場くださいませ!

詩とともに。

2015-05-12 23:52:54 | 出たもの
「詩は紙の上に在るものではなく、日常の中に芽生えるもの、目撃してしまう一つの現象だと思う。詩が好きだからこそ、変わっていくことを恐れずにいたい。詩を生かしたい。詩に生かしてもらいたい。そっと見ていてください。どこで何をしていても、私は詩と向き合っています。その限り、私は私で在り続けるのです」
―――文月悠光「屋根よりも深々と」あとがきより


ごまかしようのないもの、その人からにじみ出るものがあると思う。

2015年5月11日、ポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT。ゲスト・文月悠光のパフォーマンスからは、取り繕おうとするでもなく、虚勢を張るでもなく、相利共生的な関係で詩とともに生きる、そして生きてきた、これからも生きていくという本人の姿勢と存在感が力強く、同時に優しくしなやかに放出されていた。



会場にはいつにも増して、詩やポエトリーリーディングというものに日頃触れる機会の少ない方がたくさんいらっしゃっていたが、今回ほど、終演後にそのような方々に「良いイベントでした」と言って頂けたことは一度もなかった。18歳7ヶ月での中原中也賞受賞以来、数多くの物事と様々な形でコミットする中で、彼女自身の中から零れ出ていった言葉たちが、『詩』という実体のもとに大勢の人々を静かに惹きつけ続けてきたことを、尊敬の念とともに改めてリアルに実感する。息を呑むような30分間だった。

休憩明けのオープンマイクにご参加くださったのは、登場順に

並四ラジオさん
そにっくなーすさん
さとうさん
マエキクリコさん
石渡紀美さん
ユウサクさん
キムラヤスシさん
キタヅメトモエさん
ジュテーム北村さん
麻生有里さん
あしゅりんさん
川島むーさん

という皆様。詩の朗読にとどまらず、歌、クイズ、中国武術の演武まで、自らの意志でステージに上がるオープンマイカーたちのパフォーマンスそれ自体を、観客の皆様が楽しんでくださっていたのが印象的だった。

オープニングはURAOCBがスポークンワーズに対するアティテュードを勇気とともに声にのせ、ラストは私が「24時間スーパーの恋」を朗読した。

今、何ができるのか。今、何をするのか。受け手の目の前で肉声で語られる声と言葉のイベントの主催者として、またひとりの表現者としての自分自身と改めて向き合わせてくれるような夜だった。感謝。

次回SPIRITは、再び第一月曜開催に戻り、6月1日の開催となる。

URAOCB選定によるゲストは、前里慎太郎

皆様、

どうぞご期待ください!