Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

千葉詩亭・第十七回、ありがとうございました。

2012-08-20 18:01:50 | 出たもの
千葉詩亭・第十七回は歌人・雪舟えまさんをゲストにお迎えし、8月18日土曜日、TREASURE RIVER BOOK CAFEにて無事に開催されました。ご来場・オープンマイクへのご参加の皆様、まことにありがとうございました。

千葉詩亭には今までに様々なゲストをお迎えしてきましたが、歌人の出演は初めてです。短歌の朗読を実際に目の前で聴くということ自体、経験のない方が多かったのではないでしょうか。



そのパフォーマンスは、ゆっくりと静かに更けてゆく真夏の夜にぴったりの、しっとりとした素敵なものでした。短歌の他にも、自作の詩、また私もちょっとデュエットさせて頂きました。

オープンマイク参加者は11名。

白糸雅樹さん
奥主榮さん
山原まほしさん
OOMさん
bee beeさん
渡ひろこさん
矢ヶ崎芳也さん
矢ヶ崎有里さん
merry andrewさん
さとうさん
おきなさん

という皆様でした。普段に比べて遠方からいらっしゃった方が多かったのが印象的でした。弾き語りのおきなさんは初参加でしたが、merry andrewさんと意気投合し、終演後にセッションを繰り広げていらっしゃったのは嬉しい光景でした。

例によって、オープニングはイダヅカマコトがキャロル・アン・ダフィの作品と自作詩を、ラストは私が「そして」(新作)と「小さな王様と大きな女王様」の二編を朗読させていただきました。

主催のイダヅカと私は朗読の人ですので、千葉詩亭には、イベント名にも「詩」という言葉が入っておりますが、今回も弾き語りの人似ご参加頂いたりした通り、オープンマイクには基本的にはどんなパフォーマンスをされる方にご参加頂いても良いのです。私が今までに「ダメです」と拒否したのは、「火を吹いてもいいですか」と言った人(消防法というものがあります)と、「脱いでもいいですか」と言った人(別の場所でやってください)だけです。

言葉に触れたい方、言葉を発したい方、ちょっとなんか5分間ほど人前でやってみたい方、偶数月の第三土曜に、千葉で皆様のお運びをお待ちしております!

9月5日「Poe-Tri Vol.51」

2012-08-10 21:20:36 | 告知
聴こう。そして読もう。

毎月第一水曜に池袋3-tri-で恒例の朗読ライヴ、Poe-Tri。Vol.51は9月5日です!

今回の出演者は、

初出演、「JPOP界の奥の細道」から「JPOP界のシャンゼリゼ通り」を目指す、MELODY KOGA



奇数月の第三日曜に神楽坂キイトス茶房で恒例、OpenMic/wonder-words主催者、rabbitfighter!



Tohta MC+SAMPLERでBEAH!とのセッションユニットHONOGURAとして活動中。LOW HIGH WHO? Production所属、灯汰!



と、私、大島健夫です。


<撮影・uraocb

ということで、男ばっかりです。男祭りです!


☆☆☆


Poe-Tri Vol.51

2012年9月5日(水)
会場は、池袋 ステージ&スペース3-tri-
住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク¥500。
タイムテーブルは、

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶 
20:35~20:50 MELODY KOGA
20:50~21:05 rabbitfighter

21:05~22:20 オープンマイク(当日先着13名まで。制限時間1人5分)/休憩      

後半 
22:20~22:35 灯汰
22:35~22:50 大島健夫  

となっております。途中入退場自由です。23:00には必ず全て終了いたします。

オープンマイク枠は、最近、早い時間帯に埋まるケースが多くなっております。参加をご希望の方は20時15分頃までにいらっしゃると比較的安全かと思います。なお、大変申し訳ありませんが事前の予約は受け付けておりません。当日先着制ですのでどうかご了承くださいませ。

聴いても楽しい、読んでも楽しいPoe-Tri。

今回も多数の皆様のご来場、ご参加、心よりお待ち申し上げております。

踏む。転ぶ。踏む。

2012-08-02 13:59:53 | 出たもの
Poe-Triにはいろいろな出演者が出るし、いろいろなオープンマイク参加者が来る。

彼らの一人一人は、自分たちのやっていることを、「詩の朗読」だと思っているかもしれないし、「ポエトリーリーディング」だと思っているかもしれない。「スポークンワーズ」だと思っているかもしれないし、「ラップ」だと思っているかもしれない。「物語」だと思っているかもしれない。「一人芝居」だと思っているかもしれない。「読み聞かせ」だと思っているかもしれない。そういうものではない独自のパフォーマンスだと思っているかもしれない。

私としては、正直、なんだっていいと思っている。要するに決められた時間の中で、声と言葉でどうにかする、ということには変わりないと思うからだ。実際、詩のボクシング出身の人とラッパーが続けてステージに上がっても、別段そうひどい違和感はないように思う。それぞれの引きずってきたバックボーンに優劣などない。ただ、今この時、一生懸命次の一歩を出そうとしている人間の声と言葉はだいたいいつだって魅力的だ。もちろん、次の一歩を踏むというのは簡単なことではないので、しばしば滑って転ぶこともあるかもしれないが、その次でそこからちゃんと立ち上がろうとすれば、パフォーマンスの世界ではそれがまた魅力に変わることだってある。私は、「〇〇年前に踏んだ一歩はうまくいった素晴らしい一歩だったなあ」というあたりで自分をかわいそうがることで成立しているものよりも、繰り返しになるけれど今この時の一歩を何とか踏もうとしているテンションの中で生まれてきたものの方が好きだ。死に物狂いでもなんでもとにかく次の一歩を踏もうとしてこそ、自分が今まで歩んできた足跡が意味のあるものになると思うからだ。

Poe-Tri Vol.50。この回のキャストは、歳はヤングスターとは言えないかもしれないが、次の一歩を踏もうとしている人間がまとうオーラを、常に発している人たちであった。

オープニングは初出演、村田活彦。誠実に刻む一歩。


二番手、uraocb。圧倒的に突き進む一歩。


後半、芦田みのり。積み重ねの一歩。


私は、「僕たちの新しい車」と「ぼくのいちにち」を朗読した。

<撮影・uraocb>

オープンマイク枠は、今回も13枠全てが埋まった。ここ数回、Poe-Triではオープンマイク枠が比較的早い時間に埋まるケースが多くなっている。主宰としては大変ありがたいことなのだが、同時に申し訳なくもある。イベント時間の都合上、枠を増やすわけにはいかないので、参加ご希望の方はどうかなるべく早めにご来場いただければ幸いです。

それにしても実に不思議なのが、ジュテーム北村さんは必ず毎回「ラスト1枠」というところに間に合うように来場されることである。

今回の参加者は、登場順に(エントリー順に登場してもらうという単純なシステムです)、

死紺亭柳竹さん


TASKEさん


三木悠莉さん


MELODY KOGAさん


広瀬犬山猫さん


菊池奏子さん


モリマサ公さん


マノメアツシさん


川島むーさん


あしゅりんさん


工藤さん


後藤理絵さん


ジュテーム北村さん


という皆様であった。

先にも書いたように、ありがたいことにここ最近参加者、お客様はどんどん増えてきた。しかし、そんな時こそまさに、「内輪ウケスパイラル」に陥らないように心がけねばとも思う。

声と言葉の動物園、Poe-Tri。次回Vol.51は、9月5日水曜だ。

目玉となる動物は、rabbitfighter、灯汰、MELODY KOGA、大島健夫の4頭である。是非、見に、聴きに、そして読みにお越しください。