Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

生ける詩人の会、次回で2周年。

2011-07-26 18:50:23 | 出たもの
7月24日(日)、千石空房からお届けした「生ける詩人の会2011夏」、ご来場、ご視聴まことにありがとうございました。

当日は、千石空房オーナーのKaTZさん自ら「ディジュリドゥ朗読」を披露してくださるなど、約2時間にわたってゆったりとした放送が繰り広げられました。

ご視聴はこちらからどうぞ。もちろん無料です。

私は「おはようございます、おじいさん」を朗読しました。テキストについてはこの秋に創刊予定の「大衆文藝ムジカ」に掲載予定です。

「生ける詩人の会」はほぼ4ヶ月に一回のペースで開催しております。初回放送は2009年12月でしたので、12月にお届けする次回は2周年記念ということになります。

パーソナリティの服部剛、かとうゆかとも協議し、今後は休憩時間中の放送を広告枠として販売し、皆様からPV映像や告知を募るなど、さらに新機軸を打ち出し、充実した放送、楽しい時空間を目指してゆきたいと思います。どうぞご期待ください。

8月3日「Poe-Tri Vol.38」

2011-07-21 20:19:23 | 告知
聴こう。そして詠もう。 毎月第一水曜に池袋3-triで恒例の朗読ライヴ、Poe-Tri。Vol.38は8月3日の開催が決定しております。

今回のキャストは、

市毛友里
モリマサ公
uraocb
大島健夫

です。市毛さんは今年1月以来、uraさんは昨年9月以来の出演です。モリマサさんは初出演です!


☆☆☆


Poe-Tri Vol.38 
2011年8月3日(水)
会場は、池袋 ステージ&スペース3-tri-
住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク。

タイムテーブルは、

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶 
20:35~20:50 市毛友里
20:50~21:05 モリマサ公

21:05~22:20 オープンマイク(当日先着13名まで。制限時間1人5分)/休憩      

後半 
22:20~22:35 uraocb
22:35~22:50 大島健夫  

となっております。途中入退場自由です。23:00には必ず全て終了いたします。

多くの方々に支えられて4年目に入った、真夏のPoe-Tri。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

7月24日「生ける詩人の会2011 夏」

2011-07-09 20:32:13 | 告知
千石空房から1シーズンに1回のペースでお届けしているインターネット生中継イベント「生ける詩人の会」。

この夏は7月24日(日)に開催いたします。


☆☆☆


インターネット生中継イベント
生ける詩人の会2011 夏

2011年7月24日(日)
会場:千石 ArtistSpace 千石空房

住所:東京都文京区千石 2-31-7 長屋の左端
電話:03-6313-4074
都営三田線千石駅より徒歩8分。
A4出口を出て、すぐ左手に見える薬局「ぱぱす」を左折、「不忍通り」沿いにしばらく直進し、女子学生会館「文京カテリーナ」の角を左折(角に目印「千石交流館」の看板あり)。千石二丁目商店街の通りを100mほど入った右手側です。

地図についてはこちらも併せてご覧ください。

開場13:00/放送開始14:00。16:30頃までの放送となります。入場料は500円です。
当日の中継URLはこちらです。もちろん、ご視聴無料です。

オープンマイクもございます(1名5分程度・先着10名様まで)。エントリーをお待ちしております。それぞれの日常、あるいは非日常の言葉を持ち寄り、千石空房の自由な空気の下、webカメラの前で表現を楽しんでください。

番組パーソナリティは、

大島健夫
服部剛 
かとうゆか

の3名です。今回のメインパーソナリティは私、大島が務めます。

事前エントリーも可能です。各パーソナリティにご連絡いただくか、この記事にコメントを下さっても結構です。私にご連絡いただく場合、

islander_worksあっとまーくyahoo.co.jp

まで宜しくお願い致します。

当日は多数のご来場、ご視聴をお待ちしております!

可能性と勇気。

2011-07-07 20:50:52 | 出たもの
Poe-Tri Vol.37は、なんだか不思議な夜だった。

追悼セレモニーも黙祷も一切しないつもりだったし、実際にやらなかった。けれど、会場で交わされている会話、そして出演者、参加者のパフォーマンスには、やはり不可思議/wonderboyの死が影を落としていた。それぞれの人の中に、それぞれの彼がいたことだろう。それぞれが抱く思いがあったことだろう。無論私にもそれはあった。こんなにもたくさんの人が、彼のことを、自分の中にある部分を占有した存在として認識していたのだ。そして、今、彼がいなくなったという事実と向き合い、あるいは向き合おうとしているのだ。

3-tri-のステージにみんなが持ち寄ってくる、それぞれの「今この一瞬の世界」には、彼という存在の喪失が様々な形で関っていた。

初出演のともちゃん9さいさんは、「言葉がなければ可能性はない」に参加している他、以前、守山ダダマさん主宰の「満足せよ」で不可思議/wonderboyとユニットを組んでいる。その時の出演者の集合写真がダダマさんのブログ記事にある。一番手前のスーツ姿の男性がダダマさん、その後方左がwonderboy、右が私だ。wonderboyのさらに左にともちゃんがいる。

この日ともちゃんは、wonderboyの「銀河鉄道の夜」をプレイした。ワンダー、聴け、よく聴いとけ、と思った。


二番手の福田理恵さんは、昨年、wonderboyがPoe-Triに出演した際の共演者だった。今回の出演者のブッキングは先月初頭に終わっていたから、当然彼の死よりはるかに前なのだが、後藤理絵さんも含め、はからずも何らかの縁のある人たちを選んでしまっていたことになる。

「不安定の中の安定」という言葉がふと頭に浮かぶ。バックトラックはないのにビートを感じる。声量の小さなフレーズも、会場の奥まで届いてゆく。


後藤理絵さんは、リリックそのものよりもそれを読む姿、声、それ自体が、リアルな情念と、人間が生きていくということへのメッセージ性に満ちていた。


私は、「母の日のカーネーション」と「オーディナリー・ライフ」を朗読した。

オープンマイクは、今回13枠全てが埋まった。ご参加くださったのは、登場順に、

菊池奏子さん


死紺亭柳竹さん


メリーアンドリューさん


晴居彗星さん


カマコさん


midoさん


あしゅりんさん


uraocbさん


ジュテーム北村さん


新納新之助さん


モリマサ公さん


あおばさん


Yoshiyaさん


という皆さんだった。

私たちは今日を生きている。色々なことが起きる今日を、言葉とともに。それは私たちに可能性をくれる。

そして時には、明日へ向かって顔を上げる勇気をくれる。

私はそう思う。