Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

WiCANアートセンター・クロージングイベントのお知らせ&参加者募集

2011-02-27 22:01:31 | ニュース
既報の通り、2009年12月以来、千葉詩亭の会場として使用させて頂いてきた栄町のWiCANアートセンターが、この3月いっぱいをもってイベントスペースとしての役割を終え、閉鎖されることになりました。

2005年のオープンから現在まで、様々な人・団体との関係性を生み出す場として重要な時空間であり続けたアートセンターの終焉にあたり、最後にクロージングイベントを開催いたします!

私もその運営委員の末席を汚させて頂いております。素晴らしいイベントを実現できるよう、感謝の気持ちを込めて精一杯務めたいと思っております。

まだ詳しい時間等、確定していない部分もございますが、決定し次第、随時、こちらでも告知させて頂きます。


***


「ありがとう栄町、ありがとうアートセンター ~ここから次へ~」

■日程
2011/3/19(土)、20(日)、21(月・祝)

■場所
WiCANアートセンター(千葉県千葉市中央区栄町24-7)

■アクセス
JR千葉駅東口から徒歩10分

地図はこちら

もっと詳しい地図はこちら。このページへのリンクを張るのも、おそらくこれが最後でしょう。

■各日の内容
○19(土)
開会式後、日中はトークイベント等、夜はパーティー

○20(日)
10:00~20:00 フリーイベント
※出入り自由(飲食物持ち込み歓迎)

○21(月・祝)
アートセンター引越し準備・掃除日、卒業式(アートセンターに卒業証書を授与します。)

■フリーイベント参加者募集!
20日(日)に行われるフリーイベントの参加者を募集しています。
1組あたり3~60分で、演劇、パフォーマンス、ライヴなど、基本的には何でもOKです。クロージング企画をで盛り上げたいという皆様のご参加をお待ちしております!

【申込み方法】
下記の項目に明記の上、私にご連絡ください。締め切りは3月5日(土)です。

・氏名
・内容
・ご希望時間帯(10:00~20:00の間)
(第一希望)
(第二希望)
(第三希望)

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*WiCANではアートセンタークロージングについて一緒に考えていく企画・運営委員を募集しています。興味のある方はmail@wican.org
までご連絡ください。

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◇WiCANとは
千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN)は、千葉大学教育学部芸術学研究室、千葉大学普遍教養展開科目「文化をつくる」受講生を母体とし、アーティスト、美術館、まちづくりNPO、商店街など共にネットワークを形成し、社会におけるアートの様々な可能性を千葉において探求するプロジェクトです。

WiCANは、活動拠点であるアートセンターを置く千葉市中央区栄町、千葉市美術館のある千葉市の中心市街地を中心に活動を展開しています。


◇WiCANアートセンターとは
WiCANアートセンターは千葉市中央区の栄町通り商店街に位置するWiCANの活動拠点です。

この建物は、1999年より空き家となっていた元クリーニング店の2階建て和風木造家屋を、2005年に学生の手によってアートセンターとして改修したものです。アートの表現の場として、人々が集い新たな関係性を構築する場となることを目指し運営されています。







初めての街で、初めての人々と。

2011-02-27 19:21:19 | 出たもの
2月26日、めったやたらと寒かった新宿の朝7時半。高速バスに乗って居眠りしながらたどり着いた13時の名古屋は、わりとあたたかかった。

まずは地下鉄に乗って、覚王山のcafe jaajaへ。ここでは福田実佐枝さん主催の「ぐるぐる詩の輪」という朗読オープンマイクイベントに参加。ベテランの地元詩人の皆様が多いようだ。夜のメインイベント、「影踏み遊び Vol.2」の共演者のひとり、はゆさんとも初対面。まるっきり無知な私は、その名前からてっきりはゆさんを女性詩人だと思っていたのだが、実物は小柄ながらがっしりとした男性であった。さらに、私を名古屋に招いてくださった鈴木陽一レモンさんともここで実は初対面。そのレモンさんはイシダユーリさんの詩を朗読していた。名古屋で聴くユーリさんのカヴァーというのも不思議に味わい深い。私は「水の上を歩く」を読んだ。

はゆさんの車に乗せていただき、鶴舞のK.D ハポンに移動。さっきから覚王山だの鶴舞だのと言っているが、私の脳内には名古屋の地図が全然インプットされていないため、それらの地名がどういった位置関係なのかはさっぱりわからない。とにかくK.D ハポンは高架線の下にある、なかなか素敵なライヴハウスだった。ここで、やはり今回の共演者、岐阜のみおよしきさんともこれまた初対面。共通の知人はすごいいっぱいいるものの、リアルでは言葉をかわしたことはないのである。

リハを済ませた後、二階席の壁際の椅子が快適だったので寄りかかっているうちにまた居眠りしてしまい、いつの間にか開場。当然、お客様も初めての顔ぶればかりかと思いきや、おお、山梨のふあほあさん、それに最近身辺変化中と噂の池上宜久氏が、すっかり若返ったような風体で登場。思わず笑い出しそうになる。

私はホームも好きだけれど、アウェイも大好きだ。

初めてのお客様、共演者の前でパフォーマンスをするというのは緊張感がある。もしアウェイでゴミみたいなパフォーマンスをしたら、当然そこに居合わせた人にはゴミみたいな奴だと思われるだろうし、私が主宰している千葉詩亭やPoe-Triのイメージも悪くなるだろう。「すいませんでした、次から気をつけます」とか言ったって多分ダメなのである。一度でもやらかしたらダメなのである。

でもその緊張感がいい。何より、単純に初めて会う人に囲まれて自分が試されているということにわくわくする。メインゲストとしてそのような場に呼ばれる光栄さは言葉にできない。

「京都物産展」「神様工場」「真夜中のドア」の三篇を朗読した。本当に楽しく上がれたステージだった。そしてたくさんの方に握手を求められ、小説やDVDを購入していただいた。とてもとても、とても嬉しい。

自分のこと以外では、みおよしきさんの朗読と、オープンマイクに参加していたコッキーさんが強く印象に残る。

鈴木陽一レモンさん、そしてあの時空間に居合わせた皆様に改めて心から感謝したい。

夜はネットカフェにでも泊まるつもりだと言ったら、レモンさんの友人の方が親切に安いところを紹介してくれた。そこで一晩明かし、また高速バスに乗って居眠りしながら帰ってきた新宿は、あたたかいを通り越して暑かった。いよいよ春だ。

3月2日「Poe-Tri Vol.33」

2011-02-22 22:48:14 | 告知
聴こう。そして詠もう。 毎月第一水曜に池袋3-triで恒例の朗読ライヴ、Poe-Tri。Vol.33は3月2日の開催です。

雛祭りの前日だからというわけでもありませんが、今回、私以外のキャストは全員女性詩人でお届けいたします。

まずは、かとうゆかさんとともに「朗読会 おも茶箱」を主催し、また四カ国の詩人が参加した日・英語によるコンピレーション詩集冊子「TOY BOX」を編集するなど多方面で活躍する芦田みのりさんがキャストとして初出演。

そして、土曜美術社出版から刊行の第一詩集「メール症候群」で2009年度「福田正夫賞」を受賞した渡ひろこさんがもう一人の初出演です。

さらに、Poe-Triの女性詩人といえばこの方、お茶祭り企画代表・川島むーさんが昨年10月以来の登場!ご期待ください。


☆☆☆

Poe-Tri Vol.33 
2011年3月2日(水)
会場は、池袋 ステージ&スペース3-tri
住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク。

タイムテーブルは、

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶 
20:35~20:50 芦田みのり
20:50~21:05 渡ひろこ

21:05~22:20 オープンマイク(当日先着13名まで。制限時間1人5分)/休憩      

後半 
22:20~22:35 川島むー
22:35~22:50 大島健夫  

となっております。途中入退場自由です。23:00には必ず全て終了いたします。

聴いても楽しめる、読んでも楽しめるPoe-Tri。ご都合の宜しい方は是非、お気軽に遊びにいらっしゃってください。お待ちしております!

千葉詩亭は第二期に入ります。

2011-02-17 21:47:58 | ニュース
WiCANアートセンターで最後の開催となった「千葉詩亭・第八回」から5日が経ち、このたび、今後の千葉詩亭の会場、及び概要が正式に決定いたしましたのでご報告申し上げます。

新しい会場は、千葉駅からほど近い中央区登戸のTREASURE RIVER BOOK CAFEです!

以前、私のブログで紹介させて頂いたこともありますが、アート系の新刊と古書の両方を取り扱う書店と、ゆったりとくつろげるカフェという二つの顔を持つ素敵なお店です。オーナーの宝川さんと私が知り合ったのは、昨年8月のWiCAN2010オープニングパーティーでした。以来、ちょくちょくお店に伺ったり、私の本やポストカードを置かせて頂いたりしておりました。

住所は千葉市中央区登戸1-11-18 潮第2ビル102号室。千葉駅からそごうの横を通ってモノレール沿いに進み、モノレールが左に曲がってすぐの信号を右に入り、200メートルほど進んだ道沿い左側です。

地図はこちらをご覧ください。千葉駅からは徒歩8分ないし10分ほどです。



そして、従来「ほぼ隔月ペース」で開催して参りました千葉詩亭は、これを機会に、偶数月の第三土曜の開催に固定することに決定いたしました。ということで次回、「千葉詩亭・第九回」、いわば「第二期千葉詩亭」の第一回は、4月16日土曜です!

カフェでの開催ということもあり、開始時刻、入場料も今までと多少変ります。今後は、

開場  17:30
開演  18:00
入場料 1000円(1ドリンク込み)


となります。

無論、主催二名の朗読+スペシャルゲストのパフォーマンス、そしてオープンマイクという内容は不変です。

これまで、千葉詩亭は本当に多くの人の縁に支えられ、素晴らしい会場に恵まれて歩んで参りました。

現在千葉で唯一の朗読オープンマイクイベントとして、より一層、ご来場・ご参加頂く皆様の心に残る時空間を提供してゆけるよう、精一杯努力してゆきたいと思います。

4月16日、TREASURE RIVER BOOK CAFEでお会いできるのを楽しみにしております。

続きます。

2011-02-13 19:31:13 | 出たもの
悪天候の中、また、同時的に都内で多数の朗読系イベントが開催されている中、昨夜の「千葉詩亭・第八回」に足をお運びくださった皆様、本当にありがとうございました。

会場でもお知らせいたしました通り、2009年12月のイベント発足以来、会場として使用させて頂いていた栄町のWiCANアートセンターは、この3月いっぱいをもって、イベントスペースとしての役割を終えることになりました。今回がアートセンターで開催する、最後の千葉詩亭でした。

アートセンターなくして、千葉詩亭のここまでの歩みは決してありえませんでした。WiCANの皆様、アートセンター関係者の皆様に、この場を借りて深く深く感謝申し上げます。

主催者として、私にできる恩返しは、イベント発足以来、素晴らしい会場と人の輪に恵まれたことで、かすかにではあるけれど灯すことのできた朗読オープンマイクの灯を、この千葉から絶やさぬことだと考えております。

会場は変りますが、千葉詩亭は今後も続きます。新しい会場に関しましては、既に調整に入っておりますので、細部が決定し次第、お知らせさせて頂きます。次回は4月、必ず開催いたします。そしてこれまで通り、隔月で開催してゆきます。6月も8月もそのあとも、ずっとずっと続きます。

今回、アートセンター最後の千葉詩亭のオープンマイクにご参加くださったのは、

稗田恵一さん
スモールさん
……とある蛙さん
トドリキユウイチさん
merry-andrewさん
OOMさん

の6名でした。毎回いらして頂いている方、久しぶりに来て下さった方、初めての方。そして、嬉しいのは、ふと数えてみれば、この6名の中に、生まれて初めて人前で朗読ということをする、その舞台に千葉詩亭を選んでくださった方が3名もいらっしゃることです。

人の心は、数や量で測れるものではありません。ある日ある時、誰かがそれまでしたことのなかった何かを始めること。そのことは例えようもなく素晴らしく、また尊いことです。イダヅカマコトと私がその場を提供する一助となれたことを、ありがたく、そして誇りに思います。

スペシャルゲストとしてお迎えした、2007年「詩のボクシング」全国王者、晴居彗星さんは、30分という時間の中でご自身の代表的な5篇の作品を、じっくりと聴かせて下さいました。



お客様の拍手、そして表情が、そのパフォーマンスの充実度を如実に物語っていたと思います。贅沢な時空間でした。

奇しくも晴居さんが語っていた通り、晴居さんが全国制覇した際の「詩のボクシング」は、イイノホールで開催された最後の詩ボクでした。また、晴居さんにはPoe-Triにキャストとしてご出演頂いたこともあるのですが、それもやはり、移転前の旧店舗で開催された最後のPoe-Triでした。巡り合わせというのは不思議なものです。思い返せば、これまでの千葉詩亭でも、出演者間、またお客様の間で、何千万分の一の確率でしかありえないような奇妙な、しかし素敵な再会や出会いが、開催の度に起こってきました。それも毎回毎回、です。

この先、千葉詩亭にはどんなことが起こるのでしょう。どんな輪がつながってゆくのでしょう。

心から楽しみにしています。

皆様、また近いうちに。

千葉でお待ちしております。