Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

4月6日「Poe-Tri Vol.34」

2011-03-28 22:48:35 | 日常のこと
聴こう。そして詠もう。 毎月第一水曜に池袋3-triで恒例の朗読ライヴ、Poe-Tri。Vol.34は4月6日の開催です。

通常通りの開催といたします。そのことに関する私の考えは、前回の記事に記させて頂きました

無論、世の中には様々な考え方があることは承知しているつもりです。これは私の考えです。答えというのはいつでも複数あるものだとも承知しているつもりです。しかし私はPoe-Triの主催者ですので、自分の考えに基づいて精一杯、イベントを行わせて頂きます。

チャリティーイベントにもいたしません。但し、会場に募金箱を設置いたします。集まった金額はイベント終了後に日本赤十字に寄付の上、このブログ上で金額をご報告いたします。前回の記事との重複となりますが、これは個々人の自由意志に基づく募金でなければならないと思っています。大いに募金して頂きたいのですが、「お前は入れないのか」とか「それしか入れないのか」などという言動は、どうかくれぐれもなさらぬようお願いいたします。

今回のキャストは、前回とは逆に全員が男性です。すなわち、

服部剛
あしゅりん
猫道
大島健夫

の4人です。

「今この時、自分に何ができるか」。それはどんな人にとっても、災害や社会変動が起きた時に限らず、重要なテーゼであることでしょう。生きている限り「今この時」は常にそこにあるからです。誰も逃げることはできないからです。顔を背けて逃げようとしても、それは進む電車の中で後ろ向きに走っているようなものでしかないからです。宜しければこの4人の、「今この時」の声と言葉を聴きに、是非ご来場ください。


☆☆☆


Poe-Tri Vol.34 
2011年4月6日(水)
会場は、池袋 ステージ&スペース3-tri
住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク。

タイムテーブルは、

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶 
20:35~20:50 服部剛
20:50~21:05 猫道

21:05~22:20 オープンマイク(当日先着13名まで。制限時間1人5分)/休憩      

後半 
22:20~22:35 あしゅりん
22:35~22:50 大島健夫  

となっております。途中入退場自由です。23:00には必ず全て終了いたします。

皆様のお越しをお待ち心より申し上げております。

今、考えること。

2011-03-18 09:47:25 | 日常のこと
大地震から、今日で一週間が経ちます。

被災地で、原発で、今この時、数多くの方々が数多くのことと戦っていらっしゃることでしょう。そして、ご自分は直接被災なさらなくても、大切な人や大切なものを失い、その痛手に耐えていらっしゃる方もまた数多いことでしょう。

このような状況の中、「詩に何ができるか」「言葉に何ができるか」という問いをよく目にします。

しかし、人類の歴史が始まって以来、幾多の災害や戦争がありましたけれど、詩も言葉も死に絶えたことは一度もありません。確かなことは、詩も言葉も、何があっても生き続けるのだということです。何もできないとしたら、それは、「自分の」詩、「自分の」言葉の問題ではないでしょうか。そして、それは非常時にのみ問うことではなく、常に自分自身の問題として問うておくべきことではないでしょうか。

考えてみれば、今この時ほど、私たちの生きるこの社会のために、一人の人間にできることが数多く明白となっている時期は少ないことでしょう。節電に努めること。周囲と和して笑顔でいること。譲り合うこと。情報をしっかりと見極めること。もしも余裕があるならば、よりシビアな状況に置かれた人たちへの援助の手立てを探ること。それらは、私たちの誰にでも共通してできることです。

そこから先は、一人一人が、それぞれの得意なことや携わっていることを生かして、自他のために、維持、復興、拡大、啓蒙、開拓、その他様々なことを目的とした有形無形の活動をしてゆくことになるでしょう。

4月のPoe-Tri、千葉詩亭とも、通常通り開催する予定です。

チャリティーイベントにもしませんが、会場に募金箱を設置します。集まったお金は、責任をもって、最後の一円まで義援金として寄付いたします。これは絶対に、絶対に絶対に個々人の自由意志に基づく募金でなければならないと思っています。大いに募金して頂きたいのですが、「お前は入れないのか」とか「それしか入れないのか」などという言動は、どうかくれぐれもなさらぬようお願いいたします。

朗読イベントにいらっしゃるお客様は、声と言葉と、それらのある時空間を楽しみにいらっしゃっているのだと認識しております。一名であろうと一万名であろうと、訪れて下さる皆様に、望みうる限りの声と言葉と時空間を提供させて頂けるよう、出演者・スタッフ一同、普段同様精一杯努力いたします。

改めて、どうか、皆様に次に訪れる一瞬が、少しでも光の多いものでありますように。そのことを心よりお祈り申し上げます。


大島健夫

雛祭り仮面

2011-03-04 12:48:43 | 出たもの
雛祭り前日のPoe-Tri。会場入りすると、隅の方で何やら作業をしている体のでかい男性がいる。業者さんかなんかだと思ったら、なんと松島英生さんであった。いつもライヴインフォメーションなど頂いているのになかなか伺えず、以前のスキンヘッド時代のイメージしかなかったのである。英生さんはこのたびオープンした3-triの姉妹店、ATRIBEのマスターに就任したばかり。近いうち遊びに行ってみよう。

そして、この日は店内のビジョンで「仮面ライダー」をやっていた。私のイメージの中にある仮面ライダーといえば、スカーフを巻いたバッタ調のライダーがバイクに乗ってショッカー軍団等と戦い、最後、飛び蹴りで倒すというものであったが、そういったことはもはや昔の話で、今のライダーたちはなんだかアメコミみたいなルックスで、ライダー同士で戦ったりしてストーリーラインが複雑な上、中の人がやたらイケメンだ。何より驚くのはバイクに乗らないライダーがいることで、よく考えるとバイクに乗らないのであればそれは「ライダー」ではなく、ただの「仮面」ではないか、という疑問も頭をもたげる。時代も変ったものである。

さて、雛祭りの前日ということで、今回、私以外の出演者は全員女性である。

芦田みのりさんはキャストとしては初出演。軽快な朗読で魅せる。お客様からお題を集め、得意の即興も。


渡ひろこさんも初出演。こちらはどっしり、しっとりと情感あふれる朗読。休憩時間にmidoさんに話しかけられていたと思ったら、9日のmido midnightにも出演が決定したそう。


川島むーさんは昨年10月以来の登場。この日は物でも売り出すんじゃないかと思えたほど、なんだか不思議といかがわしかった(褒め言葉)。


私は「螺旋階段」を朗読した。

オープンマイク参加者は6名。猫道さんあしゅりんさんなどの常連さんが揃って体調を崩し、純粋なお客としてのご来場であった。みなさん風邪には気をつけましょう。

さて、参加者の顔ぶれ。

死紺亭柳竹さんは。


midoさん。


rabbitfighterさん。


イダヅカマコトさん


稗田恵一さん


ジュテーム北村さん(客席から朗読!)。


次回、Poe-Tri Vol.34は、4月6日(水)の開催です。

ご期待ください。

二度とない、でも次がある

2011-03-03 22:37:13 | 日常のこと
「次がない」というのは悲しいことだ。大切な人と、もう二度と会えない。大好きなことが、もう二度とできない。私たちは誰でもみんな、それを経験する。人間は歳をとって、最後には死んでいく生き物だからだ。

この瞬間は二度とない。昨日に戻ることは決してできない。

でも、まだ向かっていく次がある。思い描く、次の瞬間がある。それはなんと幸せなことだろう。なんと嬉しいことだろう。

私は、大体において、一度始めたことをただ簡単にあきらめなかったというだけでここまでの人生をなんとか送ってきた。正直、もしかしたらそれは、あきらめるだけの意志の強さがなく、流れに乗ってなんとなくふわふわしてきただけなのかもしれないと思う。だが今となってはもうどうでもいいことだ。

これが最後に書く一文になってもいい、これが最後に上がるステージになってもいい、そして同時に、次に向けて今この瞬間を精一杯やる。いつも、矛盾したことを同時に思う。何が正しいのかなんて私にはわからない。どうせ後になってみればどんなことだって言える。

Poe-Triは昨夜、33回目を迎えた。

4月の回は通常開催、5月は私のワンマン、そして6月は三周年記念イベントだ。全部二度とない。でもたぶん続いていく。もう続かなくなる、どこかの地点までは。

関わる全ての人に感謝を。

詳しいレポートは明日の夜、アップいたします。