Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

2014年に出版した電子書籍について

2014-12-26 22:55:30 | 日常のこと
皆様、今年もお世話になりました。2014年、マイナビよりAmazon Kindleストア並びにその他の大手電子書籍ストアにて、合計5冊の電子書籍を出版させて頂きました。ここに改めてまとめて告知させて頂きます。

「神さまの人生」2014年3月29日発売
神さまの人生神さまの人生
大島 健夫 大崎 メグミ

マイナビ 2014-03-29
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大島健夫の初詩集。2000年から2013年までに生まれた詩の中から12篇を収録。定価238円(Amazon)。表紙・挿絵は大崎メグミ。

◆収録詩
・大蛇をください
・京都物産展
・宇宙のがんもどき
・踊れ
・全日本エクトプラズム選手権
・頭蓋骨を覚えていますか
・小さな王様と大きな女王様
・旅立ちの詩
・二人で一緒に電車に乗ろう
・神さまの人生
・川の中の岩
・うなぎ

☆☆☆

「みいらの世界」2014年3月29日発売
みいらの世界みいらの世界
大島 健夫 大崎 メグミ

マイナビ 2014-03-29
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ワンマンライヴで大好評を博した2時間の朗読テキストを電子書籍化した大長編叙事詩。定価238円(Amazon)。

☆☆☆

「愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~」2014年8月20日発売
愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~
大島 健夫

マイナビ 2014-08-20
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里山の生き物たちの魅力を、ふつうの図鑑や解説書とは違った切り口で伝えていこうというシリーズの第1弾。「なぜその生き物にそのような名前がついているのか」という観点から、12種類の生き物を写真つきで紹介。定価250円。

【目次】
まえがき
シュレーゲルアオガエル ~なぜ日本固有種が洋風な名前なのか~
プライヤシリアゲ ~生き物好きのサラリーマンの偉大な業績~
ゴイサギ ~天皇から賜った位階~
スズメノヤリ ~小さいものはすなわち雀~
ダイミョウセセリ ~平伏しているのか、そうでないのか?~
ツクツクボウシ ~命を燃やす声~
ショウリョウバッタ ~あの世から来たバッタ~
ネムノキ ~夜になれば、抱き合って寝る~
ヒトリシズカ ~敗者を愛した女の運命~
ビンズイ ~その時、そう聴こえた~
マユタテアカネ ~お嬢様の顔には最後まで~
コシアキトンボ ~異名のデパート~

☆☆☆

「愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~」2014年10月30日発売
愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~
大島 健夫

マイナビ 2014-10-30
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里山の生き物たちの魅力を、ふつうの図鑑や解説書とは違った切り口で伝えていこうというシリーズの第2弾。身近な生き物たちの身の守り方、命のつなぎ方にこだわり、12種類の動植物について書き下ろし。定価250円。

【目次】
まえがき
1.ニホンアマガエル ~得意なのは、周囲に合わせること~
2.ヤマトタマムシ ~その輝きは色褪せない~
3.ジャコウアゲハ ~よく見ろ。毒だ~
4.アゲハモドキ ~よく見ろ。毒かもしれない~
5.オオトリノフンダマシ ~太陽が昇ると、私はうんこになる~
6.トゲナナフシ ~木の枝に見える虫~
7.クサギカメムシ ~臭い奴の中の臭い奴~
8.ヒガシニホントカゲ ~一生に一度の「尻尾切り」~
9.ナンバンギセル ~本当は何を思う~
10.イチョウウキゴケ ~浮かび続けられる未来を~
11.ニホンノウサギ ~やられ役の凄味~
12.ツバメ ~お礼は、心~

☆☆☆

「愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~」2014年12月19日発売
愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~
大島 健夫

マイナビ 2014-12-19
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里山の生き物たちの魅力を、ふつうの図鑑や解説書とは違った切り口で伝えていこうというシリーズの第3弾。里山を舞台に他の生き物を襲って生活する捕食動物を12種類取り上げ、その精妙で苛烈な戦闘能力と狩りの世界に迫る。第1集、第2集に比べ写真も大幅に増量。定価250円。

【目次】
1.オオカマキリ ~無情の蟷螂拳~
2.オオスズメバチ ~いつでも誰でも襲うわけではない~
3.シオヤアブ ~一撃必殺の仕事人~
4.コガネグモ ~戦うためのルールと道具は、自分で作る~
5.チョウゲンボウ ~もはやそれは眼力~
6.ニホンイタチ ~ツ○○コの正体?~
7.ウシガエル ~ヘビを食べるカエル~
8.ヤマカガシ ~お近くの田んぼの毒蛇~
9.カワセミ ~青い鳥は生き抜く~
10.コサギ ~漁法のデパート~
11.ミズカマキリ ~忍者たちは滅びるのか?~
12.ヤマビル ~彼らはなぜ、里山に現れたのか~
あとがき


***


自分で言うのもなんですが、どれも読みやすくておもしろい(はず・・・)なので、ご興味のある方は是非、ご注文下さいませ。5冊全部買っても1000円弱と単価も安いですのでお気軽に!

Amazon Kindle書籍の買い方、読み方に関しましてはこちらをご参照ください。Kindleをお持ちでなくとも、スマホやタブレットに無料アプリをインストールしてご購入頂けます。


「愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~」発売いたしました。

2014-12-19 11:31:48 | ニュース
ふつうの図鑑や解説書とはちょっと違った切り口で里山の生き物の魅力を伝える電子書籍のシリーズ「愛すべき里山の生き物たち」。8月20日に発売となりました「第1集 名前の由来編」、10月30日発売の「第2集 弱者の生存戦略編」に続き、本日12月19日、ついに「第3集 里山のハンターたち編」がAmazon Kindleストアにて発売の運びとなりました!

今回の第3集では、里山を舞台に他の生き物を襲って生活する捕食動物を12種類取り上げ、その精妙で苛烈な戦闘能力と狩りの世界に迫ります。第1集、第2集に比べ写真も大幅に増量してお届けいたします。これまでで一番、ド迫力です。どうぞお楽しみください!定価250円です。

愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~
愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~大島 健夫

マイナビ 2014-12-19
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目次を公開いたしますと、今回はこのような生き物をこのようなサブタイトル付きで取り上げております。第1集、第2集に比べ、より身近な生き物が多くなっております。

1.オオカマキリ ~無情の蟷螂拳~
2.オオスズメバチ ~いつでも誰でも襲うわけではない~
3.シオヤアブ ~一撃必殺の仕事人~
4.コガネグモ ~戦うためのルールと道具は、自分で作る~
5.チョウゲンボウ ~もはやそれは眼力~
6.ニホンイタチ ~ツ○○コの正体?~
7.ウシガエル ~ヘビを食べるカエル~
8.ヤマカガシ ~お近くの田んぼの毒蛇~
9.カワセミ ~青い鳥は生き抜く~
10.コサギ ~漁法のデパート~
11.ミズカマキリ ~忍者たちは滅びるのか?~
12.ヤマビル ~彼らはなぜ、里山に現れたのか~


Amazon Kindle書籍の買い方、読み方に関しましては、こちらをご参照くださいませ。

皆様に読んで頂けますことを、心より楽しみにしております。

第1集、第2集もお陰様で好評販売中です!まだお読みでない方は併せてどうぞ。

愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~
愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~大島 健夫

マイナビ 2014-10-30
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愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~
愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~大島 健夫

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SPIRITの船出

2014-12-02 23:00:21 | 出たもの
今回、URAOCBとの共催で、新しいポエトリーリーディングのオープンマイクイベント「SPIRIT」を立ち上げるにあたって、やっぱりPoe-Triのことが頭にあった。Poe-Triの最後の回が開催されたのが2012年12月。それからちょうど2年が経った。

なくなった、あるいはいなくなったものや場所や人に対して、そこにポジティヴな形で関わりがあった人間ができることというのはたった一つしかないと思っている。それらがなくなり、いなくなったあとの毎日を、精一杯生き続けることだ。

世間は残酷だという。しかし、ほとんどの場合、世間なんかより遥かに残酷なものは自分自身の心である。外に向かって口を開けば、人間はどんなことだって言える。思ってもいないことだって言える。しかし、自分自身の中に目を向ける時、思ってもいないことを思うことはできない。自分がどのように毎日を生きているかということの100%は、ほんとうは自分自身に底の底まで見られ、知られているのだ。自分自身に対して何事かを取り繕おうとしても、ごまかそうとしても、結局は寂しい思い、悲しい思い、卑屈な思いをすることになる。

開催に向けての準備を進める中で、「これはPoe-Triのリバイバル企画ではない」というのはURAOCBと私の共通した認識だった。これまでの2年間で積み上げたなにがしかを持って、Poe-Triに、Poe-Triを主催していた頃の自分に勝たなければならないと思っていた。

超満員のお客様が会場を埋め尽くしてくださったことは心から嬉しく思う。しかし、たくさんの人が来てくださったから素晴らしいのではない。ひとりひとりのお客様が、それぞれの人生を生きる中で、今このときこの瞬間、渋谷RUBY ROOMにSPIRITを見に行くという選択をしてくださり、それを実行してくださったことに対して、心から感謝したい。「満員のお客様」という総体的なものに対してではなく、それを構成するひとりひとりの皆様に対して、この場を借りて頭を下げたいと思う。

まず口火を切ったのはURAOCBの、気迫溢れる渾身のオープニングパフォーマンス。続いて、ゲスト・三角みづ紀がステージに上がり、30分の朗読パフォーマンス。



会場には詩の朗読、ポエトリーリーディングといったものに触れたことのない方も多数いらっしゃった。それにもかかわらず、マイクの前に立ち、声を発した瞬間に「今、何か凄い物を目の前にしている」ということを誰しもに認識させてしまう、詩の言葉の説得力。息を呑んで聴き入る。

オープンマイクはもちろん12枠全てが埋まった。そこに立つことを、そこで声を発することを、そこで発せられる声を聴くことを、それぞれがそれぞれの方法で堪能する。マイクの前に立ったのは登場順に、

さとうさん


梓ゆいさん


麻生有里さん


山崎みふゆさん


浦世耀一朗さん


midoさん


村田活彦さん


ジュテーム北村さん


死紺亭柳竹さん


三上その子さん


llasushiさん


黒川武彦さん


最後に私が、「神さまの人生」と「船出」を朗読した。


「久しぶりに来た」という人がいた。「初めて来た」という人がいた。久しぶりに来ることができるように。初めて来ることができるように。SPIRITはこれからずっと続けていければと思っている。

皆様、

またお会いしましょう。