Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

詩のボクシング神奈川大会・予選通過しました。

2011-05-22 21:15:55 | 出たもの
「天下一品」のあのドロドロのラーメンは、別に私の精神を啓発してはいないが、私の人生に若干の影響は与えているように思われる。大学時代にはしょっちゅう、空手の稽古後に早稲田通りの高田馬場店に通っていた。Poe-Triの会場である池袋3-tri-が今の店舗に移転したら、その向かいにやっぱり「天下一品」があったので、学生時代が懐かしくなって、いつも会場入りの前に「こってりの並」を食している。そして、詩のボクシング・神奈川大会の予選あるいは本大会の会場である関内ホールと関内駅の間にもやはり「天下一品」があり、縁起をかついでやはり毎年詩ボクの時にはここで食事をしている。

ということで今日も「こってりの並」をすすってから関内ホールに入った。13時開始のところを12時半過ぎに入ったのだが、まだ参加者は集まっておらず閑散としている。受付をしている時、スタッフの女性に「北海道物産展の方ですね!覚えてます!」と言われる。2年前のことを覚えていて頂けたのは大変嬉しいが、私が2009年の神奈川大会で読んだのは「京都物産展」である。

そして、私はこの時、罠にかかっていた。なんと、予選参加者の朗読順は会場入りして受付を済ませた順だったのだそうであり、私が自動的にトップバッターになってしまったのである。

団体戦の予選の後、すぐに名前を呼ばれた。「真夜中のドア」を朗読し、あとは他の参加者の皆様を見物する。早い話をさらに早くすると、結果、私は予選を通過することができ、また私が「イイな」と思った人はだいたい通過していたのだが、16名の予選通過者のうち、私が過去3回出場した本大会で対戦した人、というか私が負けた人が3人も混じっているのであった。

本大会は6月25日、場所はやっぱり関内ホールである。

入場料1000円(全席自由)、13時30分開始です。宜しければ是非、観に来てください。


6月1日(水)・Poe-Tri Vol.36 ~3rd Anniversary~

2011-05-16 21:27:56 | 告知
2011年6月1日水曜日。池袋3-tri-で毎月第一水曜開催の朗読ライヴ、Poe-Triが三周年を迎えます。

今回は三周年記念特別企画ということで、オープンマイクなしで、Poe-Triを代表するキャスト7名による15分ずつのスペシャルライヴをお届けいたします。

その7名の出演者とは、

詩のボクシング全国王者、晴居彗星

猫道一家党首、猫道

大衆文藝ムジカ代表、葛原りょう

お茶祭り企画代表、川島むー

朗読バー主宰、あしゅりん

JET POET主宰、鶴山欣也

そして私、大島健夫です。

この7人で、ご観覧にいらっしゃった方が一生忘れられないような、いらっしゃれなかった方が深く後悔するような声と言葉の夜にするつもりです。皆様のご来場をお待ち申し上げております!


☆☆☆


Poe-Tri Vol.36 ~3rd Anniversary~
2011年6月1日(水)
会場は、池袋 ステージ&スペース3-tri-
住所は、〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-41-2 マキビルB1F

地図はこちらです。

入場料は¥1500+1ドリンク。

タイムテーブルは、以下のように予定しております。

20:00 開場
20:30 開演

(司会・大島健夫)
前半
20:30~20:35 挨拶
20:35~20:50 晴居彗星
20:50~21:05 猫道
21:05~21:20 葛原りょう
21:20~21:35 川島むー

21:35~22:00
休憩(今回、オープンマイクはありません)

後半
22:00~22:15 あしゅりん
22:15~22:30 鶴山欣也
22:30~22:45 大島健夫

改めて、三周年を迎えることができたのは多くの皆様のお力添えと応援のおかげです。今後ともたゆまずより以上に発展し続けることで恩返しに代えさせて頂きたいと思います。

それでは、6月1日にお会いしましょう。

分かれ道。

2011-05-07 21:29:08 | 出たもの
5月4日のワンマンライヴ、皆様ご来場ありがとうございました。

2時間、じっくり朗読させて頂きました。いらっしゃれなかった方のために、当日のセットリストについて簡単に説明させて頂きます。

前半は、こんな感じでした。

「大蛇をください ロングver.」
猫道さんをはじめ色々な方にあちこちでカヴァーして頂いている「大蛇をください」、実はちょっと長めのバージョンもあるんです。

「海で死んだ鼠」
「夕陽」
出身高校が海のそばで、部活とかでしょっちゅう海岸線を走っていたので、「海に夕陽が沈む」感じは私の原風景のひとつです。

「午後の太陽の下で 2011ver.」
初めて詩のボクシングに出た時に朗読した詩で、これのおかげで今でも「ミミズの大島さん」と言われます。ずいぶん昔に書いたものなので、今の自分が朗読する際にリアルタイムの感覚にそぐわなくなっている部分が出てきているので、中身を新しく書き直してみました。

「嵐が近づいてきて」
「ステアリング」
どちらもステージで朗読したのは初めてです。書いた時期は違うのですが、対になるような内容なので続けて読みました。

「頭蓋骨を覚えていますか」
これもほとんど人前で読んだことはないと思います。休憩時間に「カヴァーさせて欲しい」という申し出が複数の詩人さんからあって嬉しかったです。

「川の中の岩」
「僕の生まれた土地」
物語や詩についてノンフィクションという場合には、事実的ノンフィクションと作者にとっての精神的ノンフィクションという場合とがあると思います。このふたつは、私にとっては精神的ノンフィクションの作品です。

後半は、1時間ものの作品「みいらの世界」、一本のみを朗読しました。
昨年のワンマンで朗読した「トオルの赤いバット」は、言ってみれば日常的な世界の中に非日常が入り込んでくる話だと思います。「みいらの世界」は、非日常の世界の中で日常を必死に生きている人の話と思って書きました。

最近つらつらと感じるのですが、ある意味で、私は今、ひとつの岐路に立っているのだと思います。ここから先、私が言葉と声という部分で、社会の中で自分の居場所を作り、他者に対して貢献できる人間たることができるのか。それとも、仲間内でぐにぐにしているだけの人間で終わるのか。

全ての局面、一瞬一瞬を大切にしていきたいと思います。

皆様、いつもありがとうございます。

また近いうちに。