Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

見たことのないもの、触れたことのないもの

2013-10-20 13:01:39 | 出たもの
イベント主宰などというのは長く続けてみるもので、おかげで私は昨夜、千葉詩亭・第二十四回の会場準備の一環としてまたひとつ「飯田華子さんが持ってきたダッチワイフに空気を入れてふくらませる」という新しい体験をした。意外と力がいるもので、こういうものを使う人もけっこうたいへんなんだなあと思った。

その飯田華子さんである。そのパフォーマンスは、おもしろさ、おかしさ、惹きつける力、ヤバさ、変なものを見せられている感、常に予想の斜め上を行く展開、全体の完成度など、どれをとっても素晴らしいものであった。





それぞれの日常を縫ってTREASURE RIVER BOOK CAFEに集まってくださる皆様に、それぞれの日常では見られないものを見、触れられない世界に触れて頂くことが、毎回ゲストを招聘している大きな目的でもある。昨夜、雨の中集まって頂いた皆様に、飯田華子さんはまさにそういったものを体現してくださったと思う。

そんな飯田さんの公式ホームページはこちら

今回のオープンマイクにご参加くださったのは、

さとうさん
OOMさん
初芝彩さん
ジュテーム北村さん
長谷川忍さん
せみえびさん

という方々。地元組と県外組がちょうど半々であった。また、「詩と思想」誌上での昨年の座談会、今年執筆させて頂いたレポートエッセイを通じて千葉詩亭を知ったという方から、大変嬉しいお手紙を頂いた。感謝の一言である。

次回、12月21日(土)の「第二十五回」で、千葉詩亭はいよいよ四周年を迎える。

四周年に当たってはゲストを立てず、オープンマイクのお祭りとして開催したいと思っている。皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。

10月19日「千葉詩亭・第二十四回」

2013-10-11 12:08:44 | 告知
偶数月の第三土曜日は、中央区登戸のTREASURE RIVER BOOK CAFEで千葉唯一の朗読オープンマイクイベント、千葉詩亭の日。「第二十四回」は10月19日の開催です。スペシャルゲストには、声と言葉のバトル「YSWS」主催者でもある紙芝居作家、飯田華子さんをお迎えし、30分のパフォーマンスを展開して頂きます。ご観覧、オープンマイクへのご参加、心よりお待ちしております!


☆☆☆


千葉詩亭・第二十四回

2013年10月19日(土)
会場:TREASURE RIVER BOOK CAFE

千葉市中央区登戸1-11-18 潮第2ビル102

※JR千葉駅より徒歩10分。千葉駅東口からそごうの横を通ってモノレール沿いに進み、モノレールが左に曲がってすぐの信号を右に入り、200メートルほど進んだ道沿い左側です。



OPEN 17:30
START 18:00

入場料1000円(1ドリンク付)or2000円(1ドリンクとお食事付)
※今回から料金が改訂となりました。ご注意くださいませ。

千葉詩亭はオープンマイクのイベントです。ご来場の皆様は、当日希望すればどなたでもマイクの前に立つことができます。詩の朗読に限らず、持ち時間5分で、歌・漫才・演説・愛の告白・懺悔など、「言葉」であれば何でもOKです。いや、むしろ言葉によらない身体表現や音楽、即興絵画なども、法令及び公序良俗に違反しない限り、また他のお客様の迷惑になることでない限り何でも歓迎いたします。

主催・イダヅカマコト/大島健夫

<ゲストアーティスト>

飯田華子(いいだはなこ)

~本人によるプロフィール~

1984年11月4日東京生まれ。
2006年から自作の紙芝居でライブ活動をしています。
大人向けのちょっとエッチなお話が多いですが、子供向けのものもあります。
基本的には一人でライブをしていますが、ミュージシャンとともに音楽付きの紙芝居をしたり、役者やダンサーとともに「動く紙芝居」を作ったりなど、色々なパフォーマーとコラボレーションもしています。
活動場所は、都内のライブハウスやカフェなどが中心ですが、大阪や名古屋などに遠征に行くこともあります。
2011年から、漫画家の古泉智浩先生が主宰する「よるひる映画研究会」に参加し、5分くらいの超短編自主映画を撮っています。
また、最近は、漫画も少し描いています。
どうぞよろしくお願い致します!

飯田華子ホームページ


☆☆☆


観たい方、聴きたい方、読みたい方、食べたい方、どうぞ皆様お誘い合わせの上、お気軽にご来場ください!




無駄には過ごしていなかった

2013-10-01 15:34:27 | 出たもの
川島むーさんとは、2007年の詩のボクシング・神奈川大会で出会ったから、もう6年の付き合いになる。以来、ちょっと数えきれないほど共演してきたが、朗読以外での関りは一切ない。一緒に食事をしたのも、「詩のボクシング」の打ち上げを別にすれば、千葉詩亭にゲストで出て頂いた時、関係者・スタッフ一同で飲んだことがあるだけだ。

だから友達かというと全然友達でも何でもないのだが、長いこと同じステージに立ってきて、そのパフォーマンス内容、そしてそれを提示してくる彼女の人間性、常に一定以上のレベルをキープしてくる、ステージに上がる以前でのなにがしかの裏打ちなのかベクトルなのか努力なのか、そういったものに対するある種の信頼はすごくある。

Poe-Triが休止して以来、10ヶ月が経つ。その間、゛私は一度も「人前に立つむーさん」を見ていなかった。が、9月30日、「東京ポエトリー倶楽部3rd」において東京倶楽部・千駄ヶ谷店のマイクの前に立った彼女は、満員のお客さんの期待を裏切ることがなかった。



朗読的体力とよく練られたテキスト構成に支えられた、バラエティに富んだ全9篇。コース料理のような40分。

私は新作の40分もの、「龍神様の塚」1篇を朗読した。

しばらく時間を置いてある人のパフォーマンスを目にした時、「昔はもっと・・・」と思ってしまう瞬間は悲しいものだ。だがその逆は嬉しいものだ。久々に同じステージに立ち、自分も共演者も無駄に時間を過ごしてはいなかったのだということを確信できることはとても幸せだ。

ご来場の皆様、お心にかけて頂いた皆様、まことにありがとうございました。

東京倶楽部でのツーマンライヴのシリーズ「東京ポエトリー倶楽部」は、今後も隔月ペースで継続していきます。どうぞよろしくお願いいたします。