Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

雷門の真上から

2013-08-25 23:18:11 | 出たもの
8月24日、浅草ZINCで今年2度目のワンマンライヴ。

少し早めに浅草に到着したのでフツーに観光客と化し、浅草寺におまいりして(実は初めてだった)人形焼きを買ったりしていた私。会場入りしてみると、ZINCは雷門の向かいのビルの8階で、窓から見下ろすとなかなかのロケーションであった。



さて、今回の演目は90分朗読作品「巌流島」。

今回の「巌流島」に関しては、正直、形式から言っても内容から言っても「詩の朗読」ではなかったのではないか、とも思う。ただ、「朗読」であったことには違いがないはずなので、そこらへんをあまり深く考えずに楽しんで頂けたなら非常に幸いである。60分以上の長尺の朗読作品で歴史ものを作るのは初めてだったけれど、それは自分にとって実りある体験でもあった。

ご来場の皆様、お心にかけて頂いた皆様、そして気持ち良くパフォーマンスさせてくださった浅草ZINCのスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

年内にもう一度くらい、ワンマンライヴを開催したいと思います。その時はまた新作を用意します。



忘れさせる力

2013-08-08 22:28:29 | 出たもの
どんな小さなことでもいい。いつもと違うもの、いつもは見ていないものを見て帰って頂ければ、と思う。

人には誰にでもそれぞれの生活がある。そこでは嬉しいことや幸せなことも起こるが、寂しいことや辛いこと、苦しいことも起こる。理不尽なことと戦ったり、自分以外の誰かのために頭を悩ませたりすることもある。

千葉詩亭に足を運んでくださる方々は、TREASURE RIVER BOOK CAFEの椅子に座ってマイクを眺めた時にはその時空間を共有されることになるわけだが、当然のことながら、元来はひとりひとり、まったく異なる日常を生きている、独自の人間である。その前に立ち、主宰をし、司会をし、朗読をしても、私はひとりひとりのお客様が生きている日常を読み取る能力は持たない。ただ、ひとりひとりがそれぞれ異なる日常を生きていること、そして、この日この時に、近くから、あるいは遠くからオープンマイクの朗読イベントにやってきてくださったということしかわからない。

そうした皆様が、この日この時、聴いている間、見ている間、読んでいる間、笑っている間、息をひそめている間、お話している間、飲んでいる間、食べている間、それぞれの普段の日常生活のことを忘れ、そこにはない何かをその時空間の中に見出してくださったなら。千葉詩亭がそのような価値のある場所であったなら。そう思う。

千葉詩亭・第二十三回。今回のゲストはどぶねずみ男さん。



とにかくあっという間の30分だった。全てのネタはただひたすらにしょうもないのであるが、笑ったり笑いをこらえたりしているうちに時間が過ぎてしまった。その瞬間はあまりおかしくなかったネタも、2秒後くらいに急におかしくなってきたりするため油断がならない。時計を見ると確かにどぶねずみ男さんは持ち時間を不足も超過せずにきっちり使い切っているのだが、体感としては三分の一の10分くらいしか聴いていなかった気さえする。

オープンマイク参加者は10名。登場順に、

さとうさん
せみえびさん
まきんちょさん
OOMさん
松本暁さん
merry-andrewさん
三角みづ紀さん
菊池奏子さん
工藤ヒロツグさん
長谷川忍さん

という皆様であった。オープニングはイダヅカマコトが、ラストは私が「花火大会の夜」と「一歩先へ進む」を朗読した。

次回、千葉詩亭・第二十四回は10月19日(土)の開催です。

皆様とまたお会いできることを楽しみにしております。










8月24日「大島健夫・魂の90分朗読ライヴ」

2013-08-08 22:28:29 | 告知
毎年恒例の大長編朗読ワンマンライヴ、今年は8月24日(土)、浅草ZINCにて行います!

☆☆☆

「大島健夫・魂の90分朗読ライヴ」

8月24日(土)・浅草ZINC

東京都台東区雷門2-17-13 雷門ウスイビル8F
TEL/03-6680-2830

銀座線浅草駅2番出口(地上に出たら直進)・都営浅草線浅草駅A4出口(地上に出たら先ず右へ)を出て、雷門通りを田原町方面に進みます。
すぐに『雷門』交差点に差し掛かりますので、横断歩道を渡って左折。
交差点角の三井住友銀行の隣、『ウスイビル』8Fです。(道路を挟んだ向かいにセブンイレブン・デニーズがあります)
1Fの居酒屋さん『しげ正』が目印です。

19時開場
19時30分開演

入場料1500円+1オーダー

です。

今年は歴史ものをやります。皆様ぜひぜひご来場ください!