函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

平清盛、総集編のようでしたね!!

2012-09-03 | 歴史

率直な感想

何か年末の総集編のような…

清盛重体を受け人間関係の変化を描くのではと思っていたのですが、

全くの期待外れ

 

 

清盛出生からの回顧録、実父だとされる白河法王まで登場し清盛に

問いかけるくだり…

間が抜けた感じがしたのは僕だけでしょうか??

 

清盛なくしては自分の存在が無いと言い切る後白河

後白河だけではなく重盛も盛国までも狼狽える姿を見ると滑稽な感じ

さえしました。

失って初めて分かるもの、それだけ清盛の存在が大きいと言いたいの

でしょうが…

 

唯一、時忠だけ違うようでした

清盛亡き後の権力維持を画策していまたね。

権力志向の強い時忠らしい一面です。

 

少し気になったのが源頼政

源氏を滅亡させない為に平治の乱では勝つ見込みのない義朝側につか

なかったと言っていましたが、元々頼政は美福門院と八条院に仕えてい

たのです。

美福門院が擁していたのが二条天皇ですが、その二条天皇が信頼を見

限り六波羅に行った時点で反信頼となった訳です。

美福門院に仕えていた頼政は必然的に信頼側の義朝と袂を分かちあう

事となります。

至って自然な流れなのです

義朝も頼政も源氏ではありますが、同族意識など殆ど無かったのではない

でしょうか。

義朝から見て六代前の源満仲からの枝分かれ、殆ど他人同前なのです。

勿論、頼政にとっても同じ筈。

後の世の人が源平対立を煽った影響でしょうが、当時を生きていた義朝や

頼政にとっては全く意味のない事だったでしょうね

今回は期待して見ていただけにかなり物足りなさを感じてしまいました

これからは清盛が主役ではなく頼朝を主役として見た方がいいのかも知れ

ませんね

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする