80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

zugプラキットで作る西武赤電(411系編[4])

2023-04-16 02:11:30 | 私鉄電車
クモハ411形の車体を作ります。基本的には先行したクハ1451形と作り方は変わらず、中間車の側板に乗務員ドアを付けて先頭車化します。第一段階として乗務員ドアになる部分を大きくくり抜き、ドア次位の800mm窓を500mm幅に狭めたところ。力の入れ方が分かってきたので糸鋸やモーターツールは使わず、結局2両分4か所の改造箇所全部をカッターだけで切り抜きました。



プラ板ではなくペーパー製のユニットパーツをはめ込むのも同じ。



パテとサーフェーサーで仕上げます。一度OKにしたのですが、乾燥したら継ぎ目が浮いてきたので、濃い目のサーフェーサー(=溶きパテ)を塗って乾燥中の状態。箱に組んでからコーナーの目止めと併せて研磨仕上げをする予定。



屋根板もクハ同様、製品のモールドをすべて削り取ったあと所定の位置にグロベンの取付穴を開け、さらにパンタ取付用の穴をφ1.0で開けたあとM1.2ビスでセルフタッピングしておきます。実車写真を見るとパンタ碍子台が普通の形状ではないようなので、とりあえず穴を開けだだけで止めておきます。



ざっくりですがクモハ411とクハ1451の2両が箱になりました。あり合わせのパンタも載せちゃってニヤニヤが止まらん♪笑



今回製作しているのは411系のなかでも3次車とも後期車とも呼ばれる、雨樋位置が上がって張上げ屋根風になったスタイルの車両です。このため側板は新101系のキットをほぼそのまま使うことができました。なかなかバリ展の利くキットです。



細部の仕上げはまだ残っていますが411系はここでいったん中断し、代わって701系の組み立てに移ることにします。すでにボディパーツはランナーから切り離してゲート処理まで終わっています。701系は雨樋位置が低いのでその表現が改造のポイントになります。一応部分的に削ってみてイケそうだとの手ごたえはあるのですが、こんどは4両編成なので気が抜けません。顔も作り直さなきゃいけないし・・・。






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zugプラキットで作る西武赤電(411系編[3])

2023-04-12 20:42:02 | 私鉄電車
昨日は4月11日ということで「411系竣工の日」を祝えればよかったのですが、その気配もなく、いつもながらの作業を淡々と行ったのでした。。

クハに続いてクモハ411形の下回りを作ります。実車は701系などの付属編成という位置づけで釣り掛け駆動の2両編成として誕生しているので、模型の方も併結メインながら、“一応2両でも走れます”的なパワーセットにします。すなわち虎の子EN22は使わずに、マブチFK-130SHモーター+IMONギヤの組み合わせで片台車のみ駆動することにします。

床板にはLN型モーター相当の細長い穴が開いているので、付属の「塞ぎ板」をカットして前後を縮め、一方で横幅を広げてFK-130SHモーターが入るように加工します。



モーターを固定するブラケットは、出力軸側はラグ端子をL字型に折り曲げたものをモーターにねじ止めします。



反対側はt0.3真鍮板にφ6mmの穴を開けた自家製ブラケットに差し込む形で支えます。



ギヤはWB31mm、φ11.5スポーク車輪付のIMONギヤを使用し、エンドウのユニバーサルジョイントでモーターと繋ぎます。



台車の取り付けはセンターピン穴をφ3.2mmドリルで広げ、キット付属のM2ネジ、スリーブ、スプリングを使えばこの床板に合ったMPボルスター相当のものが出来ます。以前に上信電鉄の500形を作ったときは、センターピン周辺だけ無理に床板の厚みが1mmになるように改造したため大事になってしまったのですが、今回はその反省を活かしてシンプルにまとめました。



床下機器はIMON(旧フクシマ)のクモハ551形用を用い、クモハ411形に合わせて並べ替えてあります。今回もセットのパーツはほぼ使い切り、足りないもの2、3点をプラキットの方から改造・補充しました。



モーターがEN22より小ぶりなため、抵抗器(右)は無改造で主制御器(左)のみ半分の厚さにカットしました。



塗装完了!床下機器はねずみ色1号ですが、台車はタミヤの「ダークゴーストグレイ」なるものを吹いてみました。名前に釣られて暗めのグレーを期待したのですが、実際は明るめの青っぽい寒色系で、これなら全部こっちで良かったかなという印象です。モーターとウエイトはジャーマングレイです。



軸受メタルにLPSオイルを差し、ドライブシャフトをセラグリスでグリスアップしてから床板に組み付けます。非動力台車には集電シューを取り付けましたが、荷重のかかる動力台車は横着をして省略しました。。



クハの車体を借りて記念撮影。なかなか良きですねー♬



クハの下回りも台車に注油してから組み立てました。



残るは先延ばしにしていたクモハ411形の車体加工ですね~~、、頑張ります。

コメント (2)
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zugプラキットで作る西武赤電(411系編[2])

2023-04-09 02:49:35 | 私鉄電車
411系のTc、クハ1451形の下回りを作ります。

運転台側のカプラーは連結を考慮してTNカプラーを使用。あいにく電連付の市場在庫が払底しているようなので、とりあえず電連無し・グレーのHO-C52を購入しました。キットの床板にはマウント用の突起がモールドされネジの下穴も開いているので、カプラー取付座の一部をカットして高さを合わせるだけで取り付けられます。願わくばもう0.5mmぐらい前に出したいところ。



床下中央にはウエイトとしてt1.0の鉛板(マッハ)を敷き込み、両サイドにはt=1.2mm×W=5mmのプラ板を貼ります。鉛板が公称値よりわずかに厚かったのでt1.2を使用して高さを合わせたもの。床板がABSですべて異種素材どうしの接着となるのでボンドG17を使っています。



床下機器は旧フクシマの製品を受け継いだIMONの西武551系用を使います。エンドウからはズバリ411系用の床下機器も出ているようですがこの時は気付きませんでした。今回551系も作る予定なのでMc用とT用をそれぞれ3セットずつ購入しています。



先ほどの鉛板の上にt0.5プラ板を貼り、その上に実車写真と見比べながらパーツを並べます。接着にはクリアXを使っています。ロスト製のAK3コンプレッサーがひときわ輝いています。551系サハ1551形とはだいぶ配置が違いますがパーツは全て使い切りました。どんな形式でも連結可能な西武赤電恐るべし、です。



再び台車を取り付けます。前回は床板にダイレクトに台車を取り付けたところ、車高がずいぶん低かったので、日光の木製床板用センターピンセットのボルスター(円盤)を挟んで組み付けたところ本来の高さになりました。



下回りの仮組みが完成です。なお、連結面側のカプラーはエンドウのドローバーで、プラ板作ったマウントにタップを立ててねじ止めしてあります。



車体と合体したところ。前面にはヘッド/テールライトケースを差し込み、まだ仮載せですがグローブベンチレーター(KSとIMONの混成)も載せてみました。だいぶ進んでいるように見えますが、実はクモハ411形の方の“先頭車化改造”が出来ていないので411系編はもう少し続きます。


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zugプラキットで作る西武赤電(411系編[1])

2023-04-07 02:52:07 | 私鉄電車
西武の赤電は今まで小出しにしてきましたが、大体の方針が固まったので追番付き投稿としてUPしていきたいと思います。
編成としては411系2連、551系4連、701系4連の10両です。このうちzugの新101系/301系プラキットから改造する411系と701系を先行させます。
まずは411系編から。


キットの妻板の上にt0.3プラ板を貼り重ねた前面。手すりとヘッド・テールライトの穴を下の妻板まで貫通させます。



出来上がった前面。ちょっと寸法取りをミスってヘッドライトの高さが違ってしまったので、この後、低い方は上へ、高い方は下へ少しずつ拡大してだいたい揃うようにしました。長穴になりますが、フチ付きのライトケースを差し込むのでぎりぎりバレないことを確認済み。笑



乗務員ドアは、隅のRをプラ板できれいに抜くウデが絶望的に無いことが分かったので、今回からペーパーで作ることにしました。工法は変わらず、ひと回り大きく外側を切り抜いたのちにユニット化した乗務員ドアパーツをはめ込む方法です。接着は普通のアロンアルファを使用。



こんな感じで中間車の先頭車化が完了しました。



屋根板はキットのものを使い、ランボードの取付足など新101系としてのモールドは全て削り取ったうえで、新たにベンチレーターの取付穴を開けました。不要な穴はキットのグローブベンチレーター(形状がちぃとよろしくないので使わない)の取付足を差し込んで埋めてあります。



とりあえず1両、クハ1451形として組み立てることにします。



床板固定用のナットを埋め込んだL型パーツを接着。連結面側(上)は所定の位置ですが、運転室側(下)はテールライトとの干渉を避けるため少し離して取り付けます。



組み立て自体は特筆すべき点はなし。あっという間に1両完成です。プラキットの醍醐味ですね。ちょっと車高が低いのが気になるのでチェックしておきますか。

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模型シーズン再開

2023-04-03 12:12:11 | 私鉄電車
もう3日目になってしまいましたが新年度が始まりました。仕事もなんとか収束して模型作りの時間が復活します。毎年今頃がバラ色のシーズンなんですが、なんとなくユルユルと過ごしてしまうのであっという間に繁忙期突入!という繰り返しでした。今年こそは仕掛り品退治だ!

と、固く誓いましたがまたパーツが着荷しました。着荷というか、今回はわざわざ買いに行ったんですけど・・・。
本来お友達であるはずの鉄道模型がこうなってくると“敵”であります。笑

キハ07用がメインです。奥に横たわっているのはエンドウの「電動車ユニットC」。DT20付の旧国用ですが今回は西武551系の動力に使います。ちょっとしたホテルディナーが楽しめるお値段です。どうしてこうなった!!??ww



551系には日光のDT10コロ軸を履かせ、捻出したDT20はこちらのモハ72850番台に転用の予定。昨年のJAMで衝動買いしたペーパーキットがいよいよ形になります。完璧な事業計画です。(なお着工未定)



ということで買物はこれくらいにして手を動かしていきましょう。

西武701系クハ用のFS072台車。軸受メタルなどを半田付けしておいたインナーフレームをプラ台車枠に取り付けます。取り付けるといっても台車枠自体は荷重を受けないのでゴム系接着剤でペタペタ貼っただけ。



貼ってから気付いたのですがすき間から金属板が見え見えじゃないですか。もっと早く気づけよって話ですが、まあ気付いたところで修正はほぼ不可(ここを切っちゃうとフレームの用をなさない・・・)なので色を塗ってごまかすことにします。軸穴を拡大したら右側の軸受の下側が破れてしまいましたが、「模型は上から見るもの」ということでリカバーなしでいきます。



軸受とボルスター受をマスキングしておきます。コート紙(ケーキの箱)にマスキングテープを貼ったものを穴開けパンチで抜いて量産。



裏側にダークグレー(タミヤ・佐世保海軍工廠グレー)、表面にGMのねずみ色1号を吹き、インナーフレーム部分はガンダムグレーを塗って目立たないようにしました。ちょっと塗りが雑~



フレームが薄くて金属台車並みの補重ができないため、少しでも集電効率が上がるようにt0.1燐青銅板から幅広(2mm強)に切り出した集電シューを車軸に当てて集電します。日光のプレーン軸は車軸が太いので走行抵抗強めになってしまいましたが、LPSオイルとEN22のタッグで乗り切ってもらえると期待。



てことで、まずは余剰車輪を活用したクハ1701形用2両分4台車が完成しました。これからも所沢工場リスペクトでストック品の有効活用を図っていきたいと思います。


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