80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

急減速・・・

2013-05-12 11:43:22 | レイアウト
ごぶさた・・・でございます。。

先週は急に忙しくなって、ほとんどモデリングに割く時間がありませんでした。
加えて、いろいろつまみ食いしたものですから、何となく達成感にとぼしい週で・・・orz

とりあえず今日は2本立てでご報告します。


まずは久々のレイアウト工作。
初鹿野ライクなセクションの右側の山に地面を貼りました。地面といっても基礎面の新聞紙ですが。。
以前作った左側の山と同じく、手のひら大に切った新聞紙をヤマト糊で骨組みの上に貼っていくだけ。
やりだせば30分くらいで済む作業なんですが、なぜか気乗りしないままほったらかしになっていました。
この手のものが実に多い・・・



トンネルポータル脇など一部を除き地肌が完成。
奥行きがないセクションなので、特に手前側がかなり急斜面になっています。
どのように木を植えたら自然に見えるのか、最近では山間路線に乗るとどうしてもそういう視点でキョロキョロしてしまい、車窓を楽しむ余裕がなくなってしまいました(^^;



他の複線ブロックでも下地づくり。
紙粘土をひたすら盛っていく単純作業ですが、バラストを撒く厚みがなるべく薄くなるように地面を形づくります。



上のブロックではウレタン道床の両脇の“詰め物”を省略し、すべて紙粘土だけで盛り上げたところ、その消費量があっというまにアップしてしまいました。そこで、次のブロックでは、今回初めて6mm辺の三角ヒノキ材を使ってみました。
しなやかに曲がるので、このようなカーブ区間でもだましだまし曲げていけば馴染んでくれます。
たまにポキッと音がすることがありますが、いずれ紙粘土で隠してしまうので問題ナシ。
あらかじめウレタン道床をちゃんとした断面にしておけばこんな苦労は・・・と嘆きつつ、地道な作業は続きます。



そしてもう1件は山スカ・山ゲタ。
クハ76-モハ71-モハ72 850番代-クハ79 920番代という1本で4度おいしい幕の内弁当状態を狙っていたのですが、 3段窓のモハ72は手間がかかるので、これをやめてモハ71に置き換えることにしました。
70系、72系を混結した山スカ・山ゲタ編成は、トイレのないゲタ編成のためにクハ76とクハ79を交換して誕生したので、実際はスカ、ゲタ半々よりも、こうしたスカ3+ゲタ1もしくはスカ1+ゲタ3の組み合わせのほうがノーマルだったようです。

進んだといってもクハ76のドア、窓枠、内貼り、補強材を貼ったところまで。
ドアは中桟つきの旧タイプで、KSモデルの旧国プレスドアCです。
手持ちの屋根板が厚いものしかなく、側板の上辺を1mm切り詰めています。



ということで今日はここまで。
ちなみにキハユニ26とキハ51はゴール直前でアイドリング状態となっております。。


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キハ51の製作5(こちらも顔づくり)

2013-05-05 21:26:36 | 大糸線方面
こんばんは。

いよいよGWも残すところ1日。天気はそこそこ安定しているので外へ遊びに行きたいとおもいつつ、ついユルユルと過ごしてしまう今年のGWでした。。

キハユニに続きキハ51の方も前面パーツをつけてみました。
こちらは中間に挟むので貫通幌台座はつけず、塗装後にホワイトメタルの幌パーツを後付けする予定。
キハユニと違ってタイフォンの位置はテールライト脇です。



側面にはウィンドウシルがつきます。幅1.5mmに切ったペーパーをギュッと引っ張りながら瞬着で点づけし、曲がりがないことを確認したうえで全体に瞬着を流して固定。雨樋も同じ方法で0.75mm幅の帯を貼っています。本当は0.5mmくらいの方が実感的ですが、引っ張りに弱く直線も出しづらいため、やや太目のものとしています。
ドアステップがかなり張り出しているので台車との干渉が気になるところですが・・・



だいたいこのくらいは曲がるので大丈夫でしょう。床板に開けた穴が小さめでパワトラの頭が当たるので、むしろそちらの方が回転の制約になってたりします(^^;



キハユニ26、キハ55と組んで完成形を妄想しましょう。
姫川渓谷にこだまするタイフォン、そして力強いディーゼルサウンド・・・
いいっすねー



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キハユニ26の製作6(顔づくり)

2013-05-05 01:02:58 | 大糸線方面
こんばんは。

今回はキハユニ26の顔にコテコテといろいろなパーツをつけてみました。

テールライトケースは手元にあった2種類の真鍮細密パイプを組み合わせて作りました。外側のφ2.4-2.0の中にφ2.0-1.5を差込み、写真のように少し段差をつけた状態で2本いっぺんにカットしています。



ヘッドライト脇にはφ3.0真鍮パイプを埋め込み、その頭に寒冷地タイプのタイフォン(エコーのホワイトメタル製)を接着。窓下の通風孔フタ、テールライト上のステップ、標識灯掛け、幌台座はすべてペーパーから切り出したものです。ジャンパ栓類もエコーのホワイトメタルパーツ。カプラーはKATOの密自連を付けたかったのですが、編成を組む天賞堂のキハ55がケーディーを装備しているので同じものに合わせました。ちょっと試してみたところ、KATOの密自連もケーディーと連結できるようです。なお胴受はパーツを切らしているのでまだ付いていません。
これで手すりとワイパー以外はだいたい付きました



側面にはペーパーから切り出した雨樋を接着。
キハ51共々GWの間に塗装まで持ち込みたいものです。



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DMHほえる

2013-05-04 01:41:15 | 実物・資料系(現在)
こんばんは。

きのう予告したとおりテッパクへ行って参りました。GW特別イベント「キハ11形式気動車のエンジン始動! 運転室&車内公開」を見て気動車製作に弾みをつけようという作戦です。

いやーそれにしても久々に聴くDMH17Cエンジンの雄叫びはすごかった~(@_@)


まずは順当にニューシャトルの大宮駅ホームにイン。
何気なくホームの端に目をやると、眼下の大宮総合車両センターにこんな車両が置いてあるのを発見!
これって、「ウソ電」が本当に現れたと話題になった湘南色185系のサロじゃぁございませんか? 何で1両だけここに? まさかテッパク収蔵準備でしょうか??



さすが鉄道のまち・大宮。のっけからやってくれますね。

で、ニューシャトルを降りると、今度はテッパクの入口前で167系のモックアップがお出迎えです。これ、以前は中にあったものですよね? 真っ黒な動輪とか台車しかなかった高架下に現れた朱色と黄色のどハデな電車はインパクト十分。
説明書きによると、これは実車のカットモデルではなく、旧交通博物館での展示用に、量産車と同じ部品を使ってわざわざ製作されたものだそうです。度重なる移転で車体がどんどん短くなってしまったとか。そういえば交通博物館で乗った記憶だと客室部分がもっと長かったよなー



GWとあって館内は大混雑。しかしこちらの見たいものは決まってるので、人だかりを尻目にまずは2階の展示室へ。ここでは私の好きな1/20サイズなどの大型模型の特別展が開催されているのです。蒸機、電機、客貨車、電車、気動車といった区分で歴代の名車が展示されています。
交通博物館時代に展示の最前線で脚光を浴びていた車両たちも、鉄博へ来てからは薄暗い収蔵庫の奥に押し込まれ、すっかり精彩を欠いていました。こうして再び陽の目を見るときがやってきたのはとても喜ばしいことです。実車メインとはいえ、こういう展示もぜひ常設コーナーを設けてほしいものです。
ちなみに101系や157系は前からありましたが、153系ってなんか新しいような・・・? 気のせいかな?



なんだかんだで1時間くらい時間をつぶし、本日のメインイベント(個人的にそう思ってるだけ)キハ11の展示場所へ移動。運転室に入ってマスコンをいじるには整理券が必要で、今日の予定数は配布終了とのこと。車内見学は自由にできますが、開始時間までまだ30分くらいあります。実はエンジン始動の瞬間が見たくて早めに来たのですね。案の定エンジンはまだかかっておらずひと安心。
それにしても美しいですね。国鉄時代はキハ11 25として真岡線などで活躍し、その後茨城交通に引き取られた車両。テッパクではこのように、囲いはありませんが屋根付のホームポジションが与えられています。



いわゆるバス窓。サッシはアルミに交換されていますね。開閉窓の上隅のRって結構大きいんだ・・・と理解(^^;



DMH17Cエンジン。うーん、日光モデルのと一緒だ(爆)
やっぱり縦型エンジンて高さがありますね。エンジン吊りフレームがレールぎりぎりなのも、実物を眺めてみて、改めて納得。。



そして時刻は13時50分。予定よりちょっと早めにエンジンがかかるようです。さっそくデジカメをビデオモードにセットしてICレコーダーもスイッチオン。
そして・・・「じゃあ回しまーす」の掛け声とともにエンジンスタート!



どうですか? アイドリングはカラカラいってるのに、フルノッチの吹け上がりはとても年代モノとは思えませんね。
しばらくは柵にかじりつくように聞きほれてました(^^;;;


車内もよく整備されています。JNRマーク付きの扇風機がゆるゆると首を振っていい感じ。



現代の感覚でいくと1.5人掛けくらいのボックスシート。でも肘掛けがないのであまり窮屈さは感じません。
台車が簡易構造だからか、ブレーキかけるとこのシートの上でお尻がポンポン跳ねるんですよね~。



床に並ぶ点検ブタも縦型エンジン車の必須アイテム。つい開けてみたい衝動に駆られます(^^;



ぶっとい排気管も懐かしい。しかし、ぶっといのにはわけがあるようなのです。



排気管部分を車外からみたのがこの写真。屋根上の排気口の部分になにやらベンチレーターみたいなものが載ってますよね。20系や58系にはみられないもので、大いに気になっていたのですが、今日スタッフの方に聞いて疑問が解決しました。
これはまさにガーランド形ベンチレーターなのだそうです。ただ、排気そのものを吸い出すのではなく、排気管の周りの空気を吸い出すのだとか。排気管はとても高熱になるため、排気管の周りには床から屋根まで見通せるような空間が開いているそうです。列車が走るとベンチレーション効果でこの空気が吸い出され、排気管が冷却される仕組みだそうです。よくできてますね。



そのほかヘッドライトやオデコまわり、乗務員ドアの位置(側板とツライチが正解)などキハ51を製作する上で確認したかったところをひととおりチェックし、大きな修正点がないことを確認しました。しかしブタ鼻ライトって先端部だけ広がってるんですねー。これは無視だな・・・(^^;



それにしても1時間半の間に何人がマスコンを握るのか知りませんが、空ぶかしだけでオーバーヒートしないものかと余計な心配をしてしまいます。先ほどのスタッフさんに聞いてみると「あまり好ましいことじゃないですよね・・・」と。イベント中はこうしてオイルの状態を見たり、エンジン本体に触って温度の具合を見たりする姿がしばしば見られました。願わくば5日の最終日までノートラブルで咆え続けてほしいものです。



ということで、英気を養ったところで引き続き仕上げにまい進!
(1次研磨を終えてサフ吹きをしたところ)



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キハ51の製作4(オデコの整形)

2013-05-03 00:06:40 | 大糸線方面
こんばんは。
なんだか一気に寒いですね~

今日はさしたる進展はありませんでしたが、一応記録代わりに・・・

オデコまわりの構造は、この前つくったキハユニ26と同じように、φ5真鍮パイプを輪切にしたヘッドライトケースを中央に置き、左右に木片を載せる方式としました。木片は屋根板ではなくヒノキ材です。何を基準に選んでるの?と思われるかも知れませんが特に基準はありません(爆) 厚みがだいたい合っていて一番近くにある材料が使われる確立が高いです(^^;;
こちらにもφ3電球色LEDを刺してありますが、ブタ鼻ライトの穴開けがしんどいので、点灯準備工事車としてひとまず竣工させようかと思っています。キハ55とキハユニ26の中間に封じ込める予定なので。。



ご多分に漏れず実車の構造がよくわからないのですが、10系気動車は車体断面が小さいので、写真や図面で見る限りライトケースが屋根より飛び出しているようです。ライトケースの後ろ側を斜めにヤスり、LEDのツバの部分もカッターで削り取ってみました。あとはパテを盛ってなだらかに整形すればそれらしくなる見込み。



手前がキハ51で軽くオデコにRをつけてみました。奥はキハユニ26で、一度#240など粗めのペーパーで凹凸を為らした後、パテを盛ったところです。両者ともさらに2、3回のパテ・サフ塗りと研磨が必要です。



明日からGW後半が始まりますが、テッパクでこんなイベント(キハ11車内公開)があるようなので、混雑覚悟で行ってこようと思います。既に車体は組み立ててしまったので、今さらメジャーで色々測ってブルーな気分になる必要もないのですが、オデコのRの具合など10系気動車の特徴観察で製作のモチベーションを高めるのも悪くはないかと。エンジン音も楽しめるようですし。。。


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