80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

スイスの低床電車を作る(7)

2020-12-18 11:23:09 | 海外
下回りを作っていきます。前回カットしておいた真鍮板にモーター逃げ穴と台車センターピン穴を開けたところです。ちなみに使っているのはt1.0×W31mmの床板用真鍮板。幅31mmなどという中途半端な床板はエコーモデルで入手しました。さすが痒い所に手が届く信頼の模型店。



モーターはこんな形で床上に搭載します。通常の使い方を上下反転させたようなイメージです。



ただし、すでに床自体が十分低いため車外への突出量はこの程度。机上計算では2mm程度と見込んでいますが、実際に組みながら微調整したいと思います。



高低2段の床をつなぐ斜辺はドライブシャフトを逃げるための長穴を開ける予定でしたが、左右はともかく、上下の余裕があまりなさそうなので却下しようかな~と悩んでいる図。



結局、左右別々に帯板でつなぐことで大きな空間を確保しました。どうせスモークガラスとシートに遮られて見えない(はず)なので機能性重視でいきましょう。



完成した床板です。この立体感は“シャーシ”と呼びたくなりますね。



台車がまだできていないのでMPギヤをウマに載せてユニバーサルジョイント全体の“合い”をチェックします。ここまではだいたい想定通り。



穴の部分に関節がかかりますが、開口部が大きいので問題なさそう。



ガイス駅の急カーブ(前回参照)もいけそうです。奥に車輪が見えていますが、穴を大きくしたおかげで、急カーブで車輪が当たるのを避けられるという副次効果も生まれました。スケールどおりならホイールベース21.25mmのところが24.5mmと長いため、センターピン位置を連結面側に1mmずらしてもなお、机上検討ではフランジが当たるかもというギリギリのところでした。



残るは実際に台車を履かせて検証・・・ということですが、車幅が狭くスカートに覆われているうえにガニマタ16番のため台車は自製を予定しています。なのでその検証はもう少し先になりますが、半分以上スカートに覆われて見えないのをいいことに、真鍮板に軸受メタルを取り付けただけの簡易なものにする予定なので、クリスマスまでにはなんとか作れるのではないかと。

聞くところによればサンタ氏はコロナに対する免疫があるそうなので、台車だけでなく屋上機器なんかもプレゼントしてほしいなーなんて期待はしているのですが、トナカイが37.5℃以上の熱があると運休するそうなので、やっぱり自分で調達するのが確実のようです。がんばろ。。


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コメント (2)
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