80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

急行「伊那」を仕立てる(4)(完成)

2019-07-17 04:14:03 | 中央東線周辺
引き続き急行「伊那」を仕上げていきます。

まずはモハ164の床下の軽加工。C-1000コンプレッサー×2基を撤去して新たにC-2000を1基設置します。周囲をマスキングテープで養生し糸鋸でカット。床下を覗き込まない限り見えないのでカットした跡に特にフタなどはしません。



C-2000はエンドウの「205系・211系等用」として売られているもので、ディティールは片面にしか施されていませんが、センター置きで、ほぼシルエットしか見えなくなるためそのまま使います。併せて隣にはCMR(コンプ用抵抗器)を付けましたが、これはジャンク箱から探してきた適当な箱パーツです。



モーターはシートと同じ水色に塗って“擬態”しました。色合いの似た「フレンチブルー」を吹きましたが、単体で見るとけっこうハデな感じです。。



モーターを載せた関係でウェイト板の一部を切り取っているので、屋根裏の空いた空間に30gの板ウェイトを切り刻んで仕込みました。高速でカッ飛ばす車両でもないので重心が高くなっても特に問題はありません。



続いてクモハ165の床下ですが、こちらは水タンクを鋼製からFRP製のシルエットに更新します。まず、キャップ状にはまっているタンク本体を外します。



タンクの鏡板には、以前169系化改造時の記事で登場した「ビスキャップ」を使います。



側面のやや下側にビスキャップを取り付けるためのφ4mmの穴を開けます。また、ややテーパーが付けられているので垂直になるように削っておきます。



ビスキャップをセメダインスーパーXで両側に接着し、中間をペーパーでざっくり作ったカバーでつなぎます。このあとパテとサフで形を整えればFRP化は終了。



ということで急行「伊那」4連の完成です。



辰野・下諏訪向き制御車のクハ165-10。製品オリジナルの冷改車仕様としたため無加工ですが、クーラー、ベンチレーターなどは他車も含めて「ライトゴーストグレイ」で塗装しました。やや青みが強いですがこれは個人の趣味です。



続いてサハ153-211。こちらも製品そのままとしたので、4連にしてはMG、CP搭載過多なメタボ編成になりました。



モハ164-863。カンモーター1台車駆動の改造動力車です。ベンチレーターを2列配置とし、低屋根部の換気ルーバーを埋め込んだ新製冷房車仕様に改造。



センター置きのC-2000のシルエット。よいですね~♪



そして豊橋・大垣寄り先頭車クモハ165-140。こちらも一部のベンチレーター移設、耐寒型タイフォンへの改造、水タンクのFRP化(上述)、ホイッスル新設によって新製冷房車仕様となりました。



サボシールなどは、今後追って仕立てていく予定の、「アルプス」や「妙高」と併せて作業する予定です。


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コメント (2)
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