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リトル・ミス・サンシャイン を観てきました。
大掛かりなCGを使わなくても、スターを集めなくても、良いモノは出来るという見本のような作品です。
クライマックスの美少女コンテスト
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監督 ジョナサン・デイトン / ヴァレリー・ファリス 夫婦だそうです。
出演 グレッグ・キニア リチャード・フーヴァー
トニ・コレット シェリル・フーヴァー
スティーヴ・カレル フランク
アラン・アーキン グランパ
ポール・ダノ ドウェーン・フーヴァー
アビゲイル・ブレスリン オリーヴ・フーヴァー
第79回アカデミー賞にて、助演男優賞(アラン・アーキン)・脚本賞、2部門受賞!
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上映時間 100分 PG-12
一つ屋根の下に住んではいても、みんなバラバラ、崩壊寸前のフーヴァー家。
そこに一つの知らせが舞い込んでくる。“オリーヴが美少女コンテストの決勝大会
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地方予選の優勝者が失格となったため、繰り上げ当選ですと。
アリゾナ州に住む一家は黄色いフォルクス・ワーゲン・ミニバスで、はるかカリフォルニアのコンテスト会場へと向かう。
当然のように、問題山積で散々な道中。こんなんで、会場までたどり着けるの・・・・・・
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心温まるロードムービー、家族再生の物語などというキャッチフレーズは生温いです。
タイトルで敬遠してしまう人もいるかもしれませんね。
ところがこの映画、大人が、それも年季が入った大人が笑えるコメディです。
結構、辛口・辛辣、手厳しいけど面白くて、そこかしこで笑っちゃう。
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それとなく張られた伏線が、あとあと上手く展開されていくのも楽しい。
でも、見るからにへんてこな家族の物語が、心温まる話になっているのはどういう訳だろう。
読みものと違って、映画ならではの面白さは、動き にあると思います。
故障したミニバスのエンジンをかけるため、ドライバーのパパ以外の5人が車を押さねばならないという設定。
そして弱いものから順々にバスに飛び乗っていきます。
この何度も繰り返されるシーンが、ダメ家族にも観客にもボディブローのように効いているのかもしれません。
全員で力を合わせて一つのコトを行なう、共通の体験を重ねていくことで家族の絆が次第に深まっていきます。
好きな映画にはストーリーとは関係なく、いつまでも心に残っているシーンがあります。
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この映画ではこれ。↑
映像的には、見事な色のコントラスト、広大な空とどこまでも続く大地。
兄と妹の心の触れあい、じっと見守る家族の姿。
兄の劇的な変化にも目を見張りました。
そして、辿り着いた美少女コンテストの舞台での一家のハジケぶり!
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子供を守るというのは、そういうことなんですよね。