私は「全粥」なる言葉に出会ったとき、「全」なる文字に戸惑った。
お粥には軟らかいものから硬いものまでいろいろとあるが、すべてお粥である。何が「全」なのであろうか? 調べた結果によると、米の量の5倍の水で炊いたお粥が“基準粥”であり、それを「全粥」と呼ぶようである。
1部の解説書で、この全粥の配合で作ったものを「5分粥」と解説してあったが、他にそのような記述は見られぬので、おそらくそれは間違いであろう。
「○分粥」とは、お粥の中に「全粥」がどれだけ含まれているかと解釈すれば、その意味を理解しやすい。『「5分粥」はお粥全体の中に「全粥」が半分入っている』と考えて、基本の2倍、即ち、米1合に対して10倍の水で炊いたものと考えればいいだろう。
それでは「7分粥」は? 同様に、「全粥」がお粥全体の量の7分であるから、米1合に対する水の量は(5/0.7)≒7で、約7倍の水で炊くことになる。
以下に結果だけを示すと「3分粥」では17倍、「2分粥」では25倍の水で炊けばよいことが判る。
お粥には軟らかいものから硬いものまでいろいろとあるが、すべてお粥である。何が「全」なのであろうか? 調べた結果によると、米の量の5倍の水で炊いたお粥が“基準粥”であり、それを「全粥」と呼ぶようである。
1部の解説書で、この全粥の配合で作ったものを「5分粥」と解説してあったが、他にそのような記述は見られぬので、おそらくそれは間違いであろう。
「○分粥」とは、お粥の中に「全粥」がどれだけ含まれているかと解釈すれば、その意味を理解しやすい。『「5分粥」はお粥全体の中に「全粥」が半分入っている』と考えて、基本の2倍、即ち、米1合に対して10倍の水で炊いたものと考えればいいだろう。
それでは「7分粥」は? 同様に、「全粥」がお粥全体の量の7分であるから、米1合に対する水の量は(5/0.7)≒7で、約7倍の水で炊くことになる。
以下に結果だけを示すと「3分粥」では17倍、「2分粥」では25倍の水で炊けばよいことが判る。